電力自由化についての調査 (2016年4月調査結果) 

2016年05月19日
日本リサーチセンターは、自主調査として、電力自由化についての調査を企画・実施いたしました。
今年の4月より、ご家庭でも電気の購入先を選べる「電力小売り自由化」がスタートしましたが、本調査では、この時期に電力会社変更を検討したかどうかを質問してみました。

【調査結果の要約】

●電力会社のイメージは、「安定性がある」が約4割
・「安定性がある」(42%)、「信頼できる」(19%)、「伝統がある」(17%)が上位3イメージ。
・エリア別では、中部・北陸は「安定性がある」が49%と高い一方で、関東は「信頼できる」が14%と低い。

●4月からの自由化で電力会社を変更したのは2%、検討中と検討意向ありの合計は約4割半
・いずれの年代、エリア、都市規模別でみても、電力会社を変更した人は0〜4%と少ない。
・40〜50代、近畿で“検討中+検討意向あり計“が多い。
・世帯人数では5人世帯、住居形態はマンション居住者で“検討中+検討意向あり計”が多い。
・全体では46%が「検討するつもりがない」と回答。属性別でみると、20代以下と70代、北海道・東北、中部・北陸、中国・四国・九州、15万人未満の市や郡部で50%を超えている。さらに、1人暮らし、賃貸アパート居住者では6割強と多い。

●未変更者のうち約半数は年間で1万円程度電気代が安くなれば、電力購入先の変更意向あり
・未変更者全体では、年間で1万円程度安くなれば変えたい人が49%。
・検討中の人、検討意向がある人では、年間で1万円程度安くなれば6割超が変更してもよいと考えている。
・年代別では、年間で1万円程度電気代が安くなれば、電気の購入先の変更意向がある人は、20代、30代で約6割と高い。


【調査概要】
・調査方法:NOS(日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ:毎月1回定期的に実施する乗り合い形式の全国調査)調査員による個別訪問留置調査
・調査対象:全国の15〜79歳男女個人
・有効回収数:1,182人(サンプル)
 ※エリア・都市規模と性年代構成は、日本の人口構成比に合致するよう割付実施
 ※通常のNOSのサンプルは1,200ssであるが、4月14日に発生した熊本地震により、18ssが回収できなかった
・サンプリング:毎月200地点を抽出、住宅地図データベースから世帯を抽出し、個人を割り当て
・調査期間:2016年4月調査 2016/4/5〜4/17

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[日本リサーチセンター]
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