ふるさと納税に関する生活者の意識・実態調査 

2016年05月25日
生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研は、『ふるさと納税』に関する生活者の意識・実態を調べるため、20~60代の『ふるさと納税』経験者500名を対象とした調査をおこないました。

【調査結果】

◆ここ1年で『ふるさと納税』の制度利用者が急増
まず、「初めて『ふるさと納税』をしたのはいつですか?」と聞いたところ、「半年以内」(33%)、「3か月以内」(24%)、「1年以内」(23%)などの回答が多い結果になりました。ここ1年で『ふるさと納税』をした人が8割以上にのぼっており、2015年の制度改正後に興味・関心を持った人が多い様子がうかがえます。
続いて、これまでに『ふるさと納税』をした回数を聞いたところ、「2~3回」(35%)、「4~5回」(13%)などの回答が多い結果に。なお、全体の68%と約7割が、2回以上の数字を回答しており、1回きりでは終わらず、『ふるさと納税』の制度を複数回利用する“リピーター”が多数であると言えます。
また、『ふるさと納税』をしようと思った理由を聞くと、「特典(返礼品)が魅力的だったから」(79%)が圧倒的に多く、「税金が控除されるから」(54%)、「自分のふるさとに貢献したかったから」(19%)、「税金の使い道が指定できる制度だから」(17%)、「応援したい自治体に貢献したかったから」(17%)などの回答を大きく上回りました。

◆地域の魅力を再発見するきっかけに・・・“体験型”の特典に注目
こうした返礼品の中でも、最近は“体験型”の特典に注目が集まっているようで、「『ふるさと納税』の返礼品に“体験型”の特典があることを知っているか」を聞いたところ、73%が「知っている」と答えました。
さらに、「今後、“体験型”の特典を利用してみたいと思う」と答えた人は、69%と約7割。また、「すでに利用したことがある」という人も全体の1割(10%)にのぼっています。
そこで、具体的に「利用してみたい“体験型”の特典」を聞くと、
●「地元の方に案内してもらえる旅行ツアー」(25歳・男性)
●「その地域の有名なお祭りや行事への参加、伝統のものづくりや体験など」(30歳・女性)
●「『ふるさと納税』をしなければ出来ない、限定感のある体驗」(28歳・女性)
●「民間では実現できない、地方自治体ならではのアクティビティ」(48歳・女性)
などの回答があがりました。「ふるさと納税」ならではの、特別感のある体験を望む声が多いようです。
また、“体験型”の特典は、「地域の魅力を発見(再発見)するきっかけになると思う」と答えた人も、79%と全体の約8割にのぼっています。『ふるさと納税』における“体験型”の特典は、地域のさらなる活性化につながりやすいと考える人が多いと言えそうです。


[調査概要]
調査名:『ふるさと納税』に関する意識・実態調査
調査期間:2016年3月24日~3月28日
調査方法:インターネット調査
調査委託機関:楽天リサーチ
調査対象:20~60代 男女 500名
※『ふるさと納税』の経験がある方 (年代・性別で均等割り付け)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[トレンド総研]
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