喫煙習慣のある新入社員・職員と管理職の勤務時間中の喫煙に対する意識・実態調査 

2016年05月30日
ファイザーは、5月31日の世界禁煙デーと、同日から6月6日までの禁煙週間を前に、今年の春に入社・入職した喫煙習慣のある新入社員・職員150名と、管理職150名(喫煙者75名/非喫煙者75名)を対象にアンケート調査を実施しました。

労働安全衛生法の改正により、2015年6月から職場の受動喫煙防止対策が事業者の努力義務となるなど取り組みが進む一方、勤務中の喫煙による生産性の低下など様々なデメリットが報告されています。そうした中、喫煙習慣のある新入社員・職員と、管理職に対して、勤務時間中の喫煙についての意識や実態を調査したところ、主に以下のことが明らかになりました。

【調査結果】

新入社員・職員における勤務時間中の喫煙への意識・実態

■新入社員・職員のうち、8割(80.0%)は「勤務時間中に喫煙している」と回答。【Q3】

喫煙をする今年の新入社員・職員に、お昼の休憩時間を除いた1日の勤務時間中の喫煙回数について尋ねたところ、「勤務時間中は喫煙しない」と回答した喫煙者は2割(20.0%:30人/150人)であり、8割(80.0%:120人/150人)の新入社員・職員は勤務時間中に喫煙していると回答しました。大多数が勤務時間中の喫煙に抵抗感がない実態が明らかになりました。

■学生の時と比較して、社会人になってからの方が「喫煙しやすい」と回答したのは27.3%、「特に学生時代と変わらない」が23.3%、「学生の時は喫煙していなかった」が28.7%。【Q7】

「学生の時と比較して、社会人になってからの方が喫煙しやすいと思いますか。」と尋ねたところ、27.3%(41人/150人)が「喫煙しやすい」、23.3%(35人/150人)が「特に学生時代と変わらない」と回答し、半数(50.7%:76人/150人)が喫煙しにくいとは感じていないことが明らかになりました。また、28.7%(43人/150人)が「学生の時は喫煙していなかった」と回答しており、入社・入職後に喫煙を始めた新入社員・職員がいることも明らかになりました。

■上司から勤務時間中の喫煙を注意されたことがある新入社員・職員は2割(20.0%)。【Q10】

勤務時間中に喫煙をしている新入社員・職員120人に、上司から勤務時間中の喫煙を注意された経験の有無について尋ねたところ、「ある」と回答した新入社員・職員は2割(20.0%:24人/120人)であり、比較的自由に勤務時間中に喫煙できていることが窺えました。

■2016年4月から35歳未満の禁煙外来受診における保険適用条件が緩和されたことを知っている新入社員・職員は26.0%。また、保険での禁煙外来の受診意向者は24.0%。【Q11、Q12】

2016年4月から、35歳未満の禁煙外来受診における保険適用条件が緩和されたことについて知っているかを尋ねたところ、「はい」と回答した新入社員・職員は26.0%(39人/150人)に留まり、74.0%(111人/150人)は「いいえ」と回答しました。35歳未満における、禁煙外来受診の保険適用条件の緩和については、まだ広くは知られていないことが明らかになりました。※Q11

また、今回の保険適用条件の緩和を機に禁煙外来を受診したいか尋ねたところ、「はい」と回答した新入社員・職員は24.0%(36人/150人)で、およそ4人に1人が禁煙外来への受診意向があることが分かりました。※Q12

管理職における新入社員・職員の勤務時間中の喫煙への意識・実態

■管理職の約8割(79.2%)は新入社員のタバコ休憩の頻度を把握しており、休憩時間の長さも把握している。【Q15、Q16】

喫煙する新入社員・職員がいる管理職106人に、新入社員・職員の勤務時間中のタバコ休憩について尋ねたところ、「勤務時間中はタバコ休憩をとっていない」と回答した11.3%(12人/106人)を含め、タバコ休憩について把握している管理職は約8割(79.2%:84人/106人)にのぼることが明らかになりました。※Q15
また、勤務時間中に喫煙する新入社員・職員がいて、タバコ休憩に何回行っているかを把握している管理職72人に、1回あたりのタバコ休憩に使う時間について尋ねたところ、全員(100%:72人/72人)が「把握している」と回答し、タバコ休憩の時間に対する関心の高さが窺えました。※Q16

■新入社員・職員の勤務時間中のタバコ休憩については、自身が非喫煙者である管理職では66.7%が、自身が喫煙者である管理職においては44.0%が問題意識を持っており、禁煙・減煙を求めている。【Q17】

管理職の全員に、新入社員・職員の勤務時間中のタバコ休憩についてどのように考えているかを尋ねたところ、自身が非喫煙者である管理職では「健康のためにも禁煙した方がよい=28人」 「勤務時間中にタバコ休憩はとるべきではない=16人」「仕事に慣れるまでの間は喫煙の頻度や時間を減らすべき=6人」と合わせて66.7%(50人/75人)が、自身が喫煙者である管理職においては「健康のためにも禁煙した方がよい=11人」「勤務時間中にタバコ休憩はとるべきではない=10人」「仕事に慣れるまでの間は喫煙の頻度や時間を減らすべき=12人」と合わせて44.0%(33人/75人)が、新入社員・職員の喫煙やタバコ休憩に問題意識を持っており、禁煙や減煙を求めていることが明らかになりました。

■一方、新入社員・職員の勤務時間中の喫煙を注意した管理職は2割(21.7%)に留まる。【Q18】

新入社員・職員の喫煙に問題意識を持っている管理職83人に、勤務時間中の喫煙を注意したことがあるか尋ねたところ、21.7%(18人/83人)が「注意したことがある」と回答しましたが、注意したことがない管理職は78.3%(65人/83人)で、勤務時間中の喫煙やタバコ休憩に問題意識を持ちながらも、注意するまでにはいたっていない現状が浮き彫りになりました。

■喫煙を注意しなかった理由は「会社が就業時間中の喫煙を禁止していないから」(35.4%)が最も多く、「仕事に影響を及ぼしていないから」が27.7%。【Q19】

勤務時間中の喫煙を注意したことがない管理職65人にその理由を尋ねたところ、「会社が就業時間中の喫煙を禁止していないから」が35.4%(23人/65人)、次いで「仕事に影響を及ぼしていないから」が27.7%(18人/65人)となりました。

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[ファイザー]
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