「口臭」についての調査(10代~70代男女対象) 

2016年06月02日
日本歯科医師会は、全国の10代~70代の男女1万人を対象に、歯科医療に関する意識調査を行いました。今回はその調査結果の中から、年代や性別に関係なく多くの人が悩んでいる「口臭」について取り上げ、ご報告します。

【調査結果サマリー】

■口臭は現代人のお口の悩みトップ3 20代は口臭がいちばん気になるお年ごろ
・歯や口の悩みトップ3 1位「ものが挟まる」(43.2%)、2位「歯の色」(32.7%)、3位「口臭」(27.1%)。
・口臭は10代から70代まで全世代が悩む、一生涯のお口トラブル。20代では3人に1人〈34.4%〉が口臭を気にしている。

■口臭は男性(76.2%)より女性(85.3%)の方がより気にする傾向
・日本人の80.6%が自分の口臭が気になった経験があり、男性(76.2%)より女性(85.3%)の方がより気にしている。
・加齢に伴い口臭を気にする女性、気にしなくなる男性。30代は口臭心配度の男女間ギャップが最大(男性75.2%、女性89.3%)。

■口臭が気になる相手は「配偶者」や「会社の上司や同僚」など、より身近な存在
・男性に比べ女性のほうが口臭を気にする人が多い。そして、女性が最も気になるのは「配偶者」の口臭。
・「配偶者」の口臭が気になるのは、男性59.3%に対し女性は83.6%。夫が妻の口臭を気にするより、妻が夫の口臭を気にする割合が圧倒的に高くなっている。夫は加齢とともに妻の口臭を気にしなくなるが、妻はいくつになっても夫の口臭がずっと気になっている。
・「配偶者」に次いで気になる相手は、「会社の上司や同僚」(69.8%)、「男友だち」(67.6%)の順に。

■4割が他人から口臭を指摘され、4人に1人は態度で示されている
・口の臭いを他人から指摘された経験があるのは約4割(41.5%)。女性(37.1%)より男性(45.7%)の方がやや多い。
・口の臭いを態度やジェスチャーで他人から示された経験があるのは、4人に1人(25.5%)。
・具体的には、「距離をあけられる」(41.8%)、「顔をそむけられる」(31.3%)、「会話中にイヤな顔をされる」(29.0%)。

■口臭は口の中の病気が原因と7割が理解するも、実際に歯科医院に行くのは1割未満
・「口臭の原因の多くが、歯周病・むし歯・入れ歯の汚れなどの口の中の病気にあること」は7割近く(65.7%)が認知。
・しかし、「糖尿病、腎臓病、胃炎、腫瘍などがお口の臭いの原因となることもあること」の認知率は3割(31.0%)と低い。
・口の臭いが気になった時の対策、「歯を磨く」(66.0%)、「ガムやタブレットをかむ」(51.8%)、「うがいをする」(38.4%)。
・口の臭いが気になった時、「歯科医院を受診した方がよい」認知率17.0%。実際「歯科医院に行く」(9.4%)のは1割未満。

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[日本歯科医師会]
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