介護施設に関する意識調査(30~69歳(在宅介護のみ経験者、施設入居の経験者)対象) 

2016年06月02日
Lifull Seniorは、老人ホーム・介護施設の検索サイト『HOME'S介護』にて、要介護者の介護に深くかかわっている全国の30~69歳400名(うち在宅介護のみ経験者200名、施設入居の経験者200名)を対象に、「介護施設に関する意識調査」を行いました。

【調査結果の概要】

■介護施設に入居してもらう前は9割の介護者が不安を感じていた。入居後は6~7割が不安は解消されたと回答。
家族が介護施設へ入居した人200名のうち、何らかの不安を感じていたのは89%。不安を感じていた点は「スタッフ対応の良し悪し」(56%)、「本人の入居後の満足度」(51%)、「他の入居者との人間関係」(39%)が多かった。入居後、それらの不安は解消したかを聞いたところ、「スタッフ対応」は74%、「本人の満足度」は58%、「他の入居者との人間関係」は59%が解消されたと回答した。一方、不安が解消されなかったと答えたのは、それぞれ8%、10%、12%だった。

■介護施設に入居した人の介護者の8割が介護施設に満足している。介護者の年齢が高いほど満足度が高い。
家族が介護施設へ入居した人のうち、77%が介護施設に満足していると回答。満足していないと答えたのは6%。満足している理由は「スタッフの対応」(77%)が他の理由を大きく上回っており、人を介したサービスや対応の充実が施設への満足度につながるといえる。

■要介護者が介護施設に入居した経験のある介護者の方が、施設や職員に対するイメージがよい。また自身が将来的に介護される立場になった場合の入居意向も高い。
介護者自身に、自分が介護される立場になったときに施設に入りたいかを聞いたところ、施設未経験者は32%が、施設経験者は43%が入居したいと答えており、施設を知っているひとの方が、入居意向が高い傾向にある。

■在宅介護、施設入居を含め介護経験のある人に聞いたところ、介護が必要となった原因は認知症が4割で他の原因を大きく上回る。また、介護が必要な人で認知症の症状が見られない人は4人に1人しかいない。

■在宅介護を経験した人に聞いたところ、在宅介護の内容は、家事などの身の回りのお世話が7割で、歩行・排泄・食事・入浴等の介助は3~4割。負担を感じているのは排泄や入浴に関する介助が多い。

■在宅介護をしている人の9割が施設入居を検討してない。環境の変化への懸念や金銭的な負担が主な理由。

■自宅から介護施設への所要時間は30分以内が8割で、訪問頻度は週に1日以上が過半数。


【調査概要】
・調査地域:全国
・調査対象者:
 年齢:30~69歳(性別問わず)
 介護期間:6か月以上の介護経験がある人
 要介護度:要介護者の介護度が要支援1~要介護5であること 
 介護の関与度:要介護者の介護に最も深くかかわっている人
・サンプル数:
 【1】在宅介護者(施設に入居させた経験なし):200サンプル
 【2】要介護者を介護施設に入居させている人 :200サンプル
  ※過去に経験したことのある人も含む
・調査方法:インターネット調査 
・調査期間:2016年1月27日(水)~2016年1月31日(日)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[Lifull Senior]
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