雨の日のお散歩に関する調査(犬オーナー対象) 

2016年06月09日
アイペット損害保険は、梅雨のシーズンに合わせて犬オーナーを対象に「雨の日のお散歩に関する調査」を実施しました。

「雨の日でも散歩に行く」と答えた犬オーナーは6割以上に上りました。雨の日に散歩に行く場合、愛犬への雨よけ対策や時間・コースの短縮等、雨の日ならではの工夫がみられました。また、愛犬の大きさや飼育環境によって、雨の日に散歩に行く理由に違いがみられることが明らかとなりました。

【調査結果サマリー】

・「雨の日でも散歩に行く」と答えた回答者は6割以上

・中・大型犬の飼い主は「天気に関わらず必ず行く」という回答が約40%となっている一方、小型犬の飼い主は雨の日は「散歩に行かない」という回答が約45%

・雨の日に散歩に行く理由は「愛犬のストレス解消のため」という回答が最も多い

・完全室内飼いの犬オーナーの約40%が、「雨の日は散歩に行かない」と回答したのに対して、完全室外飼いの犬オーナーは約24%にとどまっている

・雨の日に散歩に行かない理由の第1位は「散歩後のケアが大変だから」

・「雨の日は散歩に行かない」と回答したペット保険の既加入者は約40%

・雨の日は散歩に行かないペット保険の既加入者と未加入者の差が大きく開いた項目は「愛犬が風邪を引くといけないから」

・「雨の日に散歩に行く」犬オーナーの約半数が、散歩に行く場合は「ペットに雨よけの洋服を着せる」と回答

・雨の日の散歩時間は、普段より短くする飼い主が多い

・雨の日は「自分と同居人」で散歩に行くという回答が減り、「自分1人」で散歩に行くという回答が増える


【調査結果】

「雨の日でも散歩に行く」と答えた回答者は6割以上

「雨の日でも散歩に行く」という回答が全体の6割以上を占める結果となりました。ちなみに、この回答の中には「雨の日が続いた場合は行く」や「雨の程度によっては行く」といった条件付きで行くという回答が含まれています。散歩の判断基準に天気が影響している可能性がありそうです。

中・大型犬の飼い主は「天気に関わらず必ず行く」という回答が約40%となっている一方、小型犬の飼い主は雨の日は「散歩に行かない」という回答が約45%

設問1と同様の質問を犬の大きさ別(体重で区分)に集計したところ、中・大型犬の飼い主の場合は「天気に関わらず必ず行く」という回答が最も多くなっています。一方で、小型犬の飼い主の場合は「(雨の日は散歩に)行かない」という回答が最も多くなっています。このことから、犬の大きさによって雨の日の散歩の有無に違いがみられることが分かります。

雨の日に散歩に行く理由は「愛犬のストレス解消のため」という回答が最も多い

「雨の日に散歩に行く」と回答した方にその理由を尋ねたところ、犬の大きさに関わらず、「愛犬のストレス解消のため」という回答が最も多くなっています。中・大型犬の飼い主の場合、「愛犬の運動不足解消のため」という回答が2番目に多く選ばれています。一方で、小型犬の飼い主の場合は、「トイレを外でさせる必要があるため」という回答が第2位となっています。なお、「毎日の散歩は日課になっているため」という回答では約17%の差がついています。

完全室内飼いの犬オーナーの約40%が、「雨の日は散歩に行かない」と回答した一方、完全室外飼いの犬オーナーは約24%にとどまっている

第1問で聞いた「雨の日の散歩の有無」に関する質問を飼育環境で比較したところ、完全室内飼いと完全室外飼いによって結果が異なることが分かりました。ちなみに、室内・室外のどちらでもない方の場合、「雨の程度によっては行く」という回答が43.8%と最も多く、「雨の日は散歩に行かない」という回答は、27.1%と完全室外飼いの23.9%を上回っています。

雨の日に散歩に行かない理由の第1位は「散歩後のケアが大変だから」

続いて、雨の日に散歩に行かない理由を尋ねたところ、「散歩後のケアが大変だから」という回答が第1位の43.6%となりました。昨年度の回答と比較したところ、昨年度は「散歩後のケアが大変だから」と「雨の日まで散歩に行く必要性が感じられないから」という回答が同率1位でした。ペットへのケアを意識する方が増えているのでしょうか。また、その他には「(愛犬が)散歩嫌いだから」という回答が見られました。

雨の日は散歩に行かない」と回答したペット保険の既加入者は約40%

雨の日の散歩の有無をペット保険の加入有無で見たところ、ペット保険の既加入者の39.2%が「雨の日は散歩に行かない」と答える一方、ペット保険未加入者は35.8%にとどまっています。また、「雨の日が続いた場合は行く」や「雨の程度によっては行く」と条件付きで行くと回答した割合について見たところ、ペット保険の既加入者が未加入者を上回っています。しかし、一見すると、ペット保険の加入有無による違いはそれほど大きくないように思えます。

雨の日は散歩に行かないペット保険の既加入者と未加入者の差が大きく開いた項目は「愛犬が風邪を引くといけないから」

前問に続いて、「行かない」と回答した方にその理由を聞いたところ、ペット保険の加入有無に関わらず、「散歩のケアが大変だから」という回答がそれぞれ40%を上回っています。次に多い回答を比較したところ、ペット保険未加入者は「雨の日にまで散歩に行く必要性を感じられないから」という回答が38.9%でした。一方で、ペット保険既加入者は「愛犬が風邪をひくといけないから」という回答が34%と、散歩に行かない理由が異なることが分かりました。ペット保険に加入有無によって、体調管理に関する意識に違いがあるかもしれません。

雨の日に散歩に行く」犬オーナーの約半数が、散歩に行く場合は「ペットに雨よけの洋服を着せる」と回答

「雨の日に散歩に行く」と回答した飼い主に雨の日の散歩時にペットのために行っていることを尋ねたところ、「ペットに雨よけの洋服を着せる」という回答が最も多い45.5%となりました。以下、「散歩時間の短縮」や「散歩コースの工夫」となっています。また、「雨の日に散歩に行く」と回答した方のうちの32%が「帰宅後に念入りにケアをする」ことから、設問5で雨の日に散歩に行かない理由として最も多い「散歩後のケアが必要だから」とは対照的であることが分かります。

雨の日の散歩時間は、普段より短くする飼い主が多い

雨の日と普段の日の散歩時間を比較したところ、10分未満だと回答した飼い主の割合は雨の日の場合、26.9%である一方、普段の日は18.2%となっています。一方、1時間以上だと回答した方には、天気による散歩時間の差異があまり見られません。最も差が表れた散歩時間は30分~1時間未満となっています。

雨の日は「自分と同居人」で散歩に行くという回答が減り、「自分1人」で散歩に行くという回答が増える

前問に続いて、散歩に連れて行く方を聞いたところ、天気によって違いが見られました。普段の日は「自分1人で行く(独身含む)」割合が30.8%であるのに対して、雨の日は41.5%にまで高まることが判明しました。それに伴い、「同居人のみ」と「自分と同居人」の割合が低下しています。雨の日の散歩時間は短くなる傾向にあることからも、雨の日の散歩は自分1人で早めに済ませたい飼い主が少なくないのではないでしょうか。


【調査概要】
調査対象:20代以上の犬飼育者
調査人数:402人(男性207人、女性195人)
調査方法:インターネットによるアンケート(複数回答可)を実施
調査期間:2016年5月27日

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