「お中元」に関する意識調査(20歳以上の男女対象) 

2016年06月21日
アサヒグループホールディングスの、アサヒグループホールディングス生活者未来研究部門は、2016年6月8日(水)~6月14日(火)にインターネットで、「お中元」に関する意識調査を実施し、599人の有効回答を得ました。

【調査結果サマリー】

■ 半数近くがお中元を贈答意向を持つ
■ 予算は、贈る相手によって「3,000円台」と「5,000円台」を使い分け
■ 贈りたいギフトの1位は、13年連続で「ビール」
■ 欲しいギフトのトップも「ビール」-プレミアムやお中元限定ビールを楽しみに

【調査結果】

今年の夏、お中元を贈る予定はありますか?
⇒ 半数近くが、贈る予定。

N=599人

今夏、お中元を贈る予定があるか聞いたところ、「贈る予定がある」と回答した人は35.4%でした。さらに「検討している」という声も11.9%を数え、全体の約半数近くの人びとがお中元の贈答に前向きであることが明らかとなりました。年代別では、「贈る予定がある」「検討している」という声を見てみると、20代で51.4%、30~40代では半数を割り込み贈答意向は低調。ところが50代を境に贈答意向が高まり、70代以上ではピークの60.9%を数えました。「定年退職」「年金生活」と共にギフトのやり取りを止めたというシニア層がいる一方で、今まで築き上げてきた人間関係を継続維持していきたいと考える人もとても多いことがうかがえます。

Q.お中元の1件あたりの予算は?
⇒ 贈る相手によって「3,000円台」と「5,000円台」の2つの予算を使い分け

N=266人

一人当たりのお中元にかける予算を聞いたところ、「5,000円台」と回答した人が最も多く38.7%でした。次に「3,000円台」(36.1%)が続き、お中元の相場は「3,000円台」と「5,000円台」の2つの価格帯が主流となっていることが分かります。自由回答の中には「息子のお嫁さんの実家へは、5,000円位の飲料、いとこへは3,000円位のお菓子」(女性70代、神奈川県)、「知人に3,000円台。友人、恩人に5,000円台」(女性60代、北海道)など、ちょっとしたギフトには3,000円台、日ごろの御礼をしっかりと伝えたいときには5,000円台など、贈る相手によって2つの価格帯を使い分けている様子がうかがえます。

Q.「贈りたいギフト」と「欲しいギフト」は?
⇒ 贈りたいギフトのトップは、13年連続で「ビール」
⇒ 欲しいギフトのトップも「ビール」-プレミアムやお中元限定ビールを楽しみに

N=535人

今年の夏、どんなギフトを贈る予定なのか聞いたところ、1位は、「ビール」(51.0%)でした。毎年実施している同調査によれば、2004年に調査を開始以来、13年連続で贈りたいギフトの第一位に「ビール」が選ばれました。夏のお中元の大定番として定着していることがうかがえます。

ビール以外にも、9位に「地酒(日本酒、焼酎)」(8.4%)、10位にも「高級洋酒(ウイスキー、ブランデー)」(5.7%)が挙げられ、「お酒ギフト」に高い支持が集まりました。またお子さんのいるご家庭では「子どもがいるので、100%のジュースを贈るようにしている」(女性40代、香川県)など、3位に「ジュース飲料(100%果汁等)」(18.3%)が挙げられ、家族構成に合わせてお酒とジュースを上手に使い分けている人もいました。

一方、お中元に欲しいギフトを聞いたところ、1位は、贈りたいギフトと同じく「ビール」(53.5%)が選ばれました。「ビールは年中通して、必需品だからもらえるとうれしい」(女性50代、広島県)など、家飲みで常飲するビールはいくつあっても困らないという声。さらに「ギフト専用の特別なビールが発売されるので、そういうビールが届いたら嬉しい」(女性40代、大阪府)、「プレミアムビールや、普段は買えないようなものが大量に手に入る嬉しさがある」(男性40代、福岡県)など、プチ贅沢なプレミアムビールやお中元限定の珍しいビールが届くのもギフトならではの楽しみという声がありました。「贈る側」「もらう側」ともにビールが第一位であることから、双方の意見が一致する最適なギフトと言えそうです。

また、「贈る側」と「もらう側」のギャップが大きいギフトとして、欲しいギフトの3位に「各種商品券」(贈りたい=1.5%、欲しい=22.6%)でした。5位にも「カタログギフト」(贈りたい=2.3%、欲しい=17.4%)が挙げられ、腐らず、場所を取らない「商品券・カタログギフト」はもらう側としては、大変使い勝手の良いギフトと言えそうです。その一方で、贈る側にとっては、額面があからさまで、真心の伝わらない味気なさを感じ、なかなか贈りきれないというのが本音といえるでしょう。特に両親や親友など、「贈る側」と「もらう側」の関係がとても深い場合は、「商品券・カタログギフト」を贈るのも悪くない選択肢といえるかもしれません。


【調査概要】
調査対象:全国の20歳以上の男女599人(有効回答数、男性328人、女性271人)
調査方法:インターネット
調査期間:2016年6月8日(水)~6月14日(火)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[アサヒグループホールディングス]
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