家事・育児における給与に関する意識調査(未就学児の子どもを持つ20代~30代の専業主婦、同条件のワーキングマザー対象) 

2016年06月21日
Woman&Crowdは、運営する調査機関「Woman&Research(ウーマンリサーチ)」にて、家事・育児における給与に関する意識調査結果を発表いたしました。

本調査は、未就学児の子どもを持つ20代~30代の専業主婦250名と、同条件のワーキングマザー250名(ともにWoman&Crowd会員)の合計500名を対象に実施したものです。

【調査概要】

Q1. 日々の家事や育児に、給与がもらえるとした場合、あなたなら月額いくらを設定しますか?
全体平均は182,808円、最高金額は100万円。
ワーママが専業主婦よりも高額を設定する傾向がある一方、「給与は要らない」との声も。


「家事や育児に給与がもらえるとした場合、月額いくらを設定するか」という質問をしたところ、専業主婦は174,044円、ワーキングマザーは191,572円、全体では182,808円が月額給与としてもらいたい平均金額となりました。最高金額は専業主婦で60万円、ワーキングマザーは100万円となり、平均金額を鑑みても、専業主婦よりもワーキングマザーの方が給与を高く設定する傾向があることがわかりました。

専業主婦においては、「仕事で感じていた人間関係のストレスが無い」、「家事や育児の合間で自分の時間を作ることができる」などをメリットに挙げ、控えめな金額を設定したとする回答が多く見られました。
また全体では、「子供を育てているのと同時に自分も“親”として育ててもらっているので給与換算できない」、「自分や家族のためだから出来ることなので、給与換算したいと思わない」とし、0円の設定をする回答もありました。

▼金額設定の理由 (自由回答より一部抜粋)
-専業主婦編
「日々夫が手伝ってくれている。休日がないという点ではもっと多めに設定しても良いと思うが、社会で働くほどのストレスは感じていないのでこの金額とした」(設定額:10万円・35歳)
「主婦は365日休みがなく、たとえ休日に夫に子供を任せて買い物や美容室等へ行けたとしても、子供のことや家のことが頭から離れることはなく、心身共に“1人”になることは皆無で、ある意味常に仕事をしていると言える」(設定額:22万・39歳)
「朝は旦那の出勤前から帰宅後まで土日も関係ないので、旦那の給料より欲しい」(設定額:30万円・30歳)

-ワーキングマザー編
「家事代行に依頼した場合の時給換算として、1500円×4時間×28日の計算としてそのくらいかなと思った」(設定額:15万円・32歳)
「仕事は決められた内容をこなすことが多いが、育児はマルチプレーヤーでないとこなせない。育児・家事は栄養士、看護師、介護師、体育教師、その他さまざまな側面も兼ね備えていると思う。設定金額でも安いくらいだと感じる」(設定額:39万円・32歳)
「365日24時間あらゆる事(問題)に対応、家族全員の健康管理、そして命にかかわる判断も含まれるから」(設定額:100万円・38歳)

Q2. 家事や育児に給与がもらえた場合、そのお金は何に使いますか?
1位は「子どもの養育費」、2位は「家族のための貯金や投資費用」、3位は「家族のレジャー費用」
ワーキングマザーは「家族のレジャー費用」への比重が専業主婦より大きい結果に。


専業主婦とワーキングマザーの回答結果を総合すると、給与がもらえた場合の使い道として「子供の養育費」、「家族のための貯金や投資費用」が1位、2位に連なり、大きく差を開いて「家族のレジャー費用」が3位という結果となりました。
個別の項目を比較すると、ワーキングマザーは「家族のレジャー費用」に専業主婦よりも多く票が寄っており、「仕事をしている分、限られている家族との時間を充実させたい」という気持ちが伺えます。
一方「自分の交際費用」、「自分の美容・服飾費用」では、専業主婦による票がワーキングマザーによる票数よりいずれも多い結果となり、自分のための消費願望があることがわかりました。

Q3.    あなたの配偶者は家事や育児に協力的ですか?
「家事・育児は私の仕事」専業主婦は配偶者への期待値がワーママより低い!?
配偶者が非協力的なほど、日頃の家事・育児に求める給与金額は高くなる傾向に。


専業主婦とワーキングマザーによる配偶者の家事・育児への協力について、特筆すべき満足度の大差は無く、ともに約75%の女性が配偶者に対して「協力的である」と感じている結果となりました。しかし、専業主婦による回答の中には、「家事・育児は自分の仕事だと思っているので、配偶者に協力を期待していない」といった意見も多く見られました。
また、専業主婦とワーキングマザーが感じている配偶者による家事・育児への協力度合いの結果を合算し、もらいたい給与金額との関係性を探ると、配偶者が非協力的なほど、求める給与の増額が顕著であり、これらは相関関係にあることがわかりました。

さらに、配偶者が「大変協力的である」と回答した女性の55%は、夫婦間で家事・育児に関するルールを設けていることがわかりました。配偶者への協力を期待する内容を明示し、夫婦間の分担について認識を合わせることにより、協力への満足度も高まることがわかります。

▼「うちの家庭ならでは!」の夫婦間ルール (自由回答より一部抜粋)
「休日や夕飯時に夫婦が揃っていれば、ご飯作りを担当しなかった方がお皿洗いと翌朝の米とぎを担当するルールにしている」(専業主婦・34歳)
「土日祝日は家事を交代してもらう(主に料理、その他、洗濯や掃除)。夫が予定のない日は、外に子供を連れ出してもらい、私一人の時間を作ってもらっている」(専業主婦・32歳)
「土日の朝昼晩ご飯作り、水回りの掃除は夫が担当と決めています。おかげで土日はゆっくりできます」(専業主婦・34歳)
「お互いの予定はカレンダーに書き込んで共有を徹底。仕事の付き合いでの接待等、先に予定を書き込んだ方が優先!相手はその日の子供の送迎・家事を担当」(ワーキングマザー・32歳)
「日曜の朝は必ず主人が娘を連れて朝ご飯を食べに行きます。その時間、私は家でゆっくり過ごします」(ワーキングマザー・37歳)


【調査概要】
調査主体:Woman&Research(株式会社Woman&Crowd)
調査期間:2016年6月6日~2016年6月9日
調査方法:インターネット調査
有効回答:未就学児の子どもを持つ20代~30代の専業主婦250名と、ワーキングマザー250名(ともにWoman&Crowd会員) 計500名

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[Woman&Crowd]
 マイページ TOP