2016年ベースアップの実態と転職意識調査(正社員で勤務する25歳・30歳・35歳の転職意向のある男女対象) 

2016年06月23日
マイナビが運営する総合転職情報サイト『マイナビ転職』は、全国の転職意向のある25歳・30歳・35歳の正社員を対象にした「2016年ベースアップの実態と転職意識調査」を実施しました。『マイナビ転職』のベースアップに関する調査は昨年に続き2回目となります。概要は以下の通りです。

【調査TOPICS】

・2016年春季、ベースアップがあった人は約3割。『IT・通信・インターネット』で増加

・前年の「5,000円以上」から、ベア金額は「1,000~1,999円」が最多に

・ベア金額が『想定より多かった』層のうち、前年比1割増となる25%が「転職意向が弱くなった」と回答


【調査結果の概要】

■ 2016年春季、ベースアップがあった人は約3割。『IT・通信・インターネット』で増加
2016年春季のベースアップ(以下:ベア)の有無を聞いたところ、「ベアがあった」は28.7%(※1)(前年比0.2pt増)で、前年と同水準であった。業種別で見ると、最も割合が増えたのが『IT・通信・インターネット』で、36.7%(前年比5.7pt増)だった。顧客ニーズの多様化や技術革新への対応が他業種よりも早いサイクルで求められるため、ベアが社内のコア人材の流出防止と、優秀な人材の採用のための施策の一環であることが推察される。一方で、『金融・保険』では「ベアがあった」割合が減少した。『金融・保険』は、景況感の影響を先行して受ける特徴があり、マイナス金利など金融政策への不安定要素などが、ベアの実施を鈍らせている要因と考えられる。
※1:「定期昇給とベアの両方あった(18.1%)」と「ベアはあったが、定期昇給はなかった(10.6%)」を足しあげて算出

■ 前年の「5,000円以上」から、ベア金額は「1,000~1,999円」が最多に
「ベアがあった」と回答した人に、その金額を聞いたところ、「1,000~1,999円」が26.0%(前年比10.3pt増)で最多となった。前年は「5,000円以上」が最多で24.7%だったが、今年は22.0%(前年比2.7pt減)だった。

■ ベア金額が『想定より多かった』層のうち、前年比1割増となる25%が「転職意向が弱くなった」と回答
ベアの有無やその金額が転職意向に与えた影響について聞いたところ、『定期昇給とベアの両方ともなかった』層と『ベア額が想定より少なかった』層は、前年同様に「転職意向は強くなった」割合が高い。一方、『想定より多かった』層のうち、「転職意向は弱くなった」が25.0%(※2)(前年比10.8pt増)で前年より増加した。前年と比較するとベアの機運が低調であることや、景気の不透明感などを背景に、想定を上回るベアの金額には、転職意向を弱める効果が少なからずあることがうかがえる。
※2:「転職意向はやや弱くなった(38.1%)」と「転職意向はかなり弱くなった(2.8%)」を足しあげて算出


【調査概要】
調査地域/全国
調査方法/インターネット調査
調査期間/2016年5月26日(木)~2016年5月30日(月)
調査対象/正社員で勤務する25歳・30歳・35歳の転職意向のある男女696人(回答内訳/25歳:232人、30歳:232人、35歳:232人)

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