外食市場調査(2016年5月度) 

2016年06月29日
リクルートライフスタイルに設置された「食」に関する調査・研究機関「ホットペッパー グルメ リサーチセンター」は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2016年5月度の「外食市場調査」を実施しました。

【今月のポイント】

2016年5月の外食市場規模は、東名阪3圏域合わせて3,389億円となり、前年同月比(以下、前年比)は‐142億円と6カ月ぶりに前年を下回った。3圏域合計で外食実施率・頻度が前年を下回り、特に外食実施率は77.1%(前年比-1.2ポイント)と目立って落ち込んだ。これは2016年のカレンダーが前年に比べて金曜・土曜の日数が各1日少なく、外食実施率の高い曜日が減ったことによる外食機会の減少が原因として考えられる。一方、外食単価は前年比+5円と、18カ月連続で伸びたが、伸び幅はその18カ月間で最低額にとどまり、このところの勢いに比べると、やや精彩を欠いた。圏域別には関西圏が外食実施率・頻度・単価の3要素すべてで前年比マイナスとなっている。業態別でも、主要な16業態中9業態で外食市場規模が前年を下回る結果となった。特に「和食料理店」「居酒屋」で前年比のマイナス幅が大きかった。延べ外食回数では、「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」「すき焼き、しゃぶしゃぶ、鍋、おでん等の専業店」「ファストフード」で前年比プラスを記録した。

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】

● 2016年5月の外食(※1)実施率は 77.1% (前月比増減 +1.3pt、前年比増減 -1.2pt)
● 2016年5月の外食頻度(※2)は 4.22回/月 (前月比増減 +0.03回、前年比増減 -0.09回)
● 2016年5月の外食単価は 2,518円 (前月比増減 -68円、前年比増減 +5円)
● 2016年5月の外食市場規模(※3)は 3,389億円 (前月比増減 -9億円、前年比増減 -142億円)

【圏域別】

● 外食実施率は、首都圏:77.2%(前年比増減 -1.2pt)、関西圏:76.4%(同 -1.1pt)、東海圏:77.6%(同 -1.5pt)
● 外食頻度は、首都圏:4.41回/月(前年比増減 -0.08回)、関西圏:4.11回/月(同 -0.13回)、東海圏:3.69回/月(同 -0.07回)
● 外食単価は、首都圏:2,589円(前年比増減 +10円)、関西圏:2,541円(同 -17円)、東海圏:2,157円(同 +25円)
● 外食市場規模は、首都圏:2,076億円(前年比増減 -70億円)、関西圏:922億円(同 -59億円)、東海圏:392億円(同 -12億円)

【業態別】(3圏域計)

● 業態別の市場規模は主要16業態中9業態で前年を下回り、特に【和食料理店】(前年比増減-58億円)や【居酒屋】(前年比増減-55億円)のマイナス幅が大きかった。
● 延べ外食回数では【焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店】(+20万回)、【すき焼き、しゃぶしゃぶ、鍋、おでん等の専業店】(+10万回)、【ファストフード】(+6万回)の3業態が前年比で増加。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ホットペッパーグルメリサーチセンター]
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