「ミドルが非管理職として働くこと」についての調査(転職コンサルタント対象) 

2016年06月28日
エン・ジャパンが運営する人材紹介会社集合サイト『ミドルの転職』上で、サイトを利用している転職コンサルタントを対象に「ミドルが非管理職として働くこと」についてアンケートを行ない、100名から回答を得ました。

【調査結果概要】

★ ミドルを対象とした求人は、管理職が主流。
★ 非管理職として採用されることが多い年代は40代前半まで。職種は「営業系」「技術系」「経理・財務・会計系」。
★ 非管理職として働くメリットは「自身のスキルや知識を深堀り出来ること」、デメリットは「年収が大幅には上がらない」。
★ 非管理職として働き続けることを「薦める」という回答は21%。

【調査結果詳細】

1:ミドルを対象とした求人は、管理職が主流。

転職支援のプロである転職コンサルタントに。「ミドルを対象とした求人では、管理職と非管理職のどちらのポジションが多いか」と伺うと、「管理職」と回答した方は55%、「非管理職」と回答した方は25%という結果になりました。

2:非管理職として採用されることが多い年代は40代前半まで。職種は「営業系」「技術系」「経理・財務・会計系」。

非管理職として採用されることが多い年齢層について伺うと、50%を超えたのは「30代後半」と「40代前半」という回答に。40代後半以降になると非管理職求人が激減することがわかります。

また、非管理職として採用されるケースが多い職種は「営業系」(48%)、「技術系(機械・メカトロ・自動車・電気・電子・半導体)」(28%)、「経理・財務・会計系」(27%)、「技術系(IT・Web・通信)」(27%)という結果に。特定の実務経験の豊富さや専門性が求められる職種においては、非管理職として活躍出来るチャンスがあるようです。

【20ポイント未満の回答※ポイントの高い順】
人事・総務系、コンサルタント系、秘書・アシスタント・一般事務系、技術系(化学・素材・食品)、経営・経営企画・事業企画系、金融系専門職、不動産系専門職、クリエイティブ系、サービス・流通系、SCM・ロジスティクス・物流・購買系、技術系(メディカル)、その他

3:非管理職として働くメリットは「自身のスキルや知識を深堀りすることが出来る」。 デメリットは「年収が大幅には上がらない」。

非管理職で働くメリットとして、もっとも多かった回答は「自信のスキルや知識を深堀することができること」(64%)。その他、「過大な業務責任を負うことがない」(35%)、「細かな社内の調整ごとに煩わされない(33%)」と、管理職ゆえの責任や調整ごとに手をとられることがなく、自分の専門性を深めていけることがメリットとして挙げられています。

一方、デメリットとしては「年収が大幅には上がらない」(59%)、「人材の育成やマネジメントの知識が身につかない「(52%)が上位になっています。

4:非管理職として働き続けることを「薦める」という回答は21%。

選択肢の一つとして非管理職で働き続けることを求職者に薦めるか伺ったところ、21%の方が「薦める」と回答。『特定分野の能力が高ければ』、『年齢次第』といった前提条件を挙げる声が目立ちました。

一方で「薦めない」という回答は25%でした。『年収アップを目指すには管理職のキャリアパスは欠かせない』、『管理職求人のほうが多く、様々な選択肢から転職先を選べる』などのコメントが多くみられました。


【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『ミドルの転職』を利用する転職コンサルタント
有効回答数:100名
調査期間:2016年5月13日~2016年5月24日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
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