ノンアルコール飲料に関する消費者飲用実態調査 

2016年06月28日
サントリーは、ノンアルコール飲料に関する消費者飲用実態調査を実施。

【調査結果サマリー】

I.ノンアルコール飲料市場について

II.消費者の飲用実態・意識調査
1.ノンアルコール飲料の飲用実態
ノンアルコール飲料の飲用経験率は6割近く、認知率は9割超
月1回以上飲用者は32.9%となり、昨年に比べて微増

2.ノンアルコール飲料のイメージ
ノンアルコール飲料のお酒代替イメージは低下傾向に
月1回以上飲用者の約8割は、ノンアルコール飲料を、「気軽に飲める」「昼間でも気兼ねなく飲める」飲料ととらえている

3.ノンアルコール飲料の飲用シーン
飲用量が増えた人の飲用シ-ンは「食事時」「風呂上り」など

4.ノンアルコールビールテイスト飲料について
(1)9割以上が「最近おいしくなった」と実感
(2)-1 最近おいしくなったと思っている人の7割以上は、昨年に比べ飲用量が増加
    -2 重視する味は「ビールらしい味わい」「飲みやすい」「旨味がある」
(3)ノンアルコールビールテイスト飲料に、体や美容によい成分が付加されていることに対して、男性の7割以上、女性の8割以上が「嬉しい」と感じている
今後飲みたい機能は、男性は「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」、女性は「カロリーゼロ」「コラーゲン入り」
(4)月1回以上飲用者の8割以上が「夏に飲むことが増えそう」と予想
今年の夏に飲みたいシーンは、「夕食時」「風呂上り」「昼食時」「アウトドア」
(5)月1回以上飲用者の9割以上が今後も購入意向あり

【調査結果】

I.ノンアルコール飲料市場について

 2015年のノンアルコール飲料市場は、約4,230万ケース(対前年105%)。2012年に大きく伸長したノンアルコール飲料市場ですが、それ以降も堅調に推移しています。
 2016年は約4,295万ケース(対前年102%)と推定され、市場規模は拡大傾向と見込まれています。

※なお、大瓶換算(1ケース=633ml×20本)でのノンアルコール飲料市場は、
'15年約2,005万ケース(うちノンアルコールビールテイスト飲料約1,740万ケース)
'16年見込み約2,035万ケース(うちノンアルコールビールテイスト飲料約1,770万ケース)

II.消費者の飲用実態・意識調査

1.ノンアルコール飲料の飲用実態
ノンアルコール飲料の飲用経験率は6割近く、認知率は9割超
月1回以上飲用者は32.9%となり、昨年に比べて微増
 ノンアルコール飲料の飲用経験を聞いたところ、6割近く(57.3%)が「飲んだことがある」と回答し、昨年より1.1ポイント上昇しました。「知っているが飲んだことはない」(38.5%)を含めたノンアルコール飲料の認知率は95.8%と、高い水準を継続しています。

 ノンアルコール飲料の自宅飲用者に、飲用頻度を聞いたところ、月1回以上飲用者は32.9%、週1回以上飲用者は17.2%となり、昨年と比べると、月1回以上飲用者の割合は2.4ポイント上昇しました。
 昨年に比べ、飲用経験率、飲用頻度ともに微増し、飲用者にとってノンアルコール飲料が生活に欠かせない飲み物のひとつになっていることがうかがえます。

2.ノンアルコール飲料のイメージ
ノンアルコール飲料のお酒代替イメージは低下傾向に
月1回以上飲用者の約8割は、ノンアルコール飲料を、「気軽に飲める」「昼間でも気兼ねなく飲める」飲料ととらえている
 ノンアルコール飲料のイメージを聞いたところ、52.9%が「ノンアルコール飲料は運転時などお酒を飲めないときに飲む飲料だ」と回答しましたが、2年前から比較すると、年々低下傾向にあります。

 月1回以上飲用者は、「いつでも気軽に飲める」(83.8%)、「昼間でも気兼ねなく飲める」(75.4%)と思っており、今やノンアルコール飲料は、「お酒の代替飲料」というイメージが薄れつつあり、いつでもどこでも気軽に飲める飲料のひとつになっているようです。

3.ノンアルコール飲料の飲用シーン
飲用量が増えた人の飲用シーンは「食事時」「風呂上り」など
 月1回以上飲用者の中で、1年前に比べ飲用量が増えたと感じている人に、ノンアルコール飲料を飲むシーンを聞いたところ、「夕食時」(54.8%)が最も多く、「昼食時」(43.1%)、「風呂上り」(36.8%)が上位にあがっています。昼夜問わず食事時や、“リラックスタイム”にノンアルコール飲料が飲まれているようです。

4.ノンアルコールビールテイスト飲料について
 ノンアルコールビールテイスト飲料を月1回以上飲用している人に、ノンアルコールビールテイスト飲料に対する意識や行動について詳しく聞きました。
(1)最近のノンアルコールビールテイスト飲料の味について
9割以上が「最近おいしくなった」と実感
 ノンアルコールビールテイスト飲料の味について、「最近おいしくなった」と感じるかどうかを聞いたところ、「そう思う」が35.6%となり、「ややそう思う」を合わせると9割以上(93.3%)となりました。
 さらに、昨年に比べノンアルコールビールテイスト飲料を飲む量が増えた人では、96.5%が「最近おいしくなった」と回答しています。

(2)最近おいしくなったと思っている人の意識と行動
-1 この1年の飲用量の変化
最近おいしくなったと思っている人の7割以上は、昨年に比べ飲用量が増加
 「最近ノンアルコールビールテイスト飲料がおいしくなったと思うか」という質問に「そう思う」と回答した441人に、この1年間の飲用量の変化を聞いたところ、7割以上(76.6%)が「増えた」と回答しました。
 おいしくなったと思っている人は、飲む量が増えているようです。

-2 重視する味
重視する味は「ビールらしい味わい」「飲みやすい」「旨味がある」
 ノンアルコールビールテイスト飲料が最近おいしくなったと思っている人に、「ノンアルコールビールテイスト飲料に対してどのような味を重視しているか」を聞いたところ、「ビールらしい味わい」(75.7%)を重視すると回答した人が最も多く、次いで「飲みやすい」(62.1%)、「旨味がある」「飲み飽きない」「のどごしがよい」(以上59.4%)が上位回答となりました。旨味を中心としたビールらしい味わいと、飲みやすさの両立が重視ポイントになっていることがうかがえます。

(3)今後飲みたいノンアルコールビールテイスト飲料の機能
ノンアルコールビールテイスト飲料に、体や美容によい成分が付加されていることに対して、男性の7割以上、女性の8割以上が「嬉しい」と感じている
今後飲みたい機能は、男性は「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」、女性は「カロリーゼロ」「コラーゲン入り」
  ノンアルコールビールテイスト飲料に、体や美容によい成分が付加されていることが嬉しいか聞いたところ、男性では7割以上(74.2%)が、女性では8割以上(84.2%)が「嬉しい」と回答しました。

 さらに、今後飲んでみたいノンアルコールビールテイスト飲料の機能について聞いたところ、男女ともに「カロリーゼロ」が1位となりました(男性:50.1%、女性:52.9%)。2位は男性が「糖質ゼロ」(46.0%)、女性が「コラーゲン入り」(51.8%)となりました。

(4)夏の飲用について
月1回以上飲用者の8割以上が「夏に飲むことが増えそう」と予想
今年の夏に飲みたいシーンは、「夕食時」「風呂上り」「昼食時」「アウトドア」
  ノンアルコールビールテイスト飲料の月1回以上飲用者に、「夏に飲むことが増えそうか」聞いたところ、8割以上(85.3%)が、「そう思う」と回答しました。
 「そう思う」と回答した人に今年の夏に飲みたいシーンを聞いてみると、「夕食時」「風呂上り」「昼食時」に加え、「キャンプやバーベキューなどアウトドア・レジャー・イベントの時」に飲みたいと回答しました。

(5)今後の購入意向
月1回以上飲用者の9割以上が今後も購入意向あり
  今後のノンアルコールビールテイスト飲料の購入意向を聞いたところ、9割以上(94.4%)が今後も買い続けたいと回答しました。
 ノンアルコールビールテイスト飲料は、今後も引き続き、支持され続けることが予想されます。


【調査概要】
調査対象:
 II.1.2.3. 一都三県に在住する20~69歳の成人男女 50,000人
 II.4. 上記のうち、ノンアルコールビールテイスト飲料(アルコール度数0.00%)の月1回以上飲用者1,238人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2016年4月28日~5月16日

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