お稽古・習い事市場に関する調査(2016年) 

2016年07月06日
矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内のお稽古・習い事市場の調査を実施した。

<お稽古・習い事市場とは>
 本調査におけるお稽古・習い事とは、先生(師匠・講師・コーチ)が一般消費者(大人・子供・幼児いずれも含む)に教えるお稽古・習い事で、民間事業者が運営する教室・スクール、公民館など公的施設で開催されるサークル・催し、講師個人宅で開かれるお稽古、通信教育やインターネットを介したeラーニングなどをさし、市場規模はレッスン受講者から支払われる受講料ベースで算出した。但し、資格取得やプロフェッショナル養成を目的とする専門学校等は含まない。
 なお、対象分野は、スポーツ教室、日本文化教室(華道、茶道、書道、日本舞踊、囲碁、将棋、短歌、俳句、着付け)、外国語教室(英語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語の通学・通信講座を対象とし、個人による外国語指導は除く)、アート教室(絵画・彫刻、写真、陶芸、手芸、フラワーアレンジメント、ガーデニング)、ダンス教室(バレエ、社交ダンス、ジャズダンス・ヒップホップ他)、音楽教室、料理教室、美容・健康(ネイルアート、アロマテラピー)、パソコン教室の9分野を対象とした。

【調査結果サマリー】

◆ 2015年度のお稽古・習い事市場規模は前年度比0.3%減の1兆9,699億円
 2015年度のお稽古・習い事市場規模は、受講料ベースで、前年度比0.3%減の1兆9,699億円であった。9分野の中で、子供向けが堅調な「スポーツ教室」、ビジネス需要や幼児・子供向け教室の受講者が増えている「外国語教室」、「料理教室」の3分野で前年度を上回った。

◆インターネットの無料動画配信サービスを用いた、独学による習い事の経験者は約2割
 本調査に関連して実施した消費者アンケート調査によると、インターネットの無料動画配信サービスを、教室等に通う代わりに複数回利用し、独学をした経験がある人は全体の19.2%となった。そのうち、独学で実施した習い事の種類は、「語学・外国語」が57.7%と過半以上を占めトップとなったが、次に「フィットネス・スポーツ」21.6%、「音楽(楽器・唄)」17.3%で続き、実際に体を動かしてコーチングを受ける要素の強いお稽古・習い事においても、無料動画配信サービスを見て学ぶことでも充分と考えるユーザー層が一定数は存在するという結果が得られた。


【調査概要】
調査期間:2016年4月~6月
調査対象:主要カルチャーセンター、主要フィットネスクラブ、主要通信教育事業者、その他習い事サービス提供事業者等
調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査

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