70歳以上の親と離れて暮らす30代・40代の男女300人に聞く「熱中症調査」  

2016年07月12日
LIXILは、70歳以上の親と離れて暮らす30代・40代の男女300人を対象に、熱中症に対する認知度や親の熱中症対策についてアンケート調査を実施しました。

【調査結果サマリー】

■ 約6割が離れて暮らす高齢の親の熱中症を心配
離れて暮らす親の健康は何かと心配なものです。70歳以上の親と離れて暮らす30代・40代の約6割(59.7%)が親の熱中症対策を「心配」し、そのうち1割は「とても心配」(9.7%)しています。

■ 「熱中症の高齢者は住宅内で亡くなることが多い」の認知率は8割にも
約8割(80.3%)が、「熱中症の高齢者は住宅で死亡するケースが多い」ことを認知しており、4人に3人は「年齢が高いほど熱中症の発症率も高くなる」(75.0%)ことも認知しています。

■ 離れて暮らす高齢の親の4割が熱中症対策をしていない?! 親の半数がいまだにクーラーを敬遠 
自分の親は熱中症対策を「していないと思う」と約4割(42.0%)が考え、半数以上が「自分の親は夜寝るときにクーラーをつけたくないと思っている」(53.7%)、「自分の親は暑さを我慢できると思っている」(50.3%)と答えています。

【調査結果】

①生活者調査から紐解く、30代・40代が考える高齢の親の熱中症意識と対策 
史上最強の猛暑が予測されている今年の夏。熱中症リスクが高い高齢者の熱中症対策について、70歳以上の親と離れて暮らす30代・40代の男女300人を対象に、アンケート調査を実施しました。

●認知率100%!「熱中症」は日本の夏の代表的な季節病

まず、熱中症の認知度を聞くと、全体の約8割が「症状など具体的なことまで知っている」(全体78.7%、男性77.3%、女性80.0%)と答えており、男女差はさほどありません。
また、残りの2割も、症状など具体的なことは知らないまでも「名前は聞いたことがある」(全体21.3%、男性22.7%、女性20.0%)と答えており、熱中症を知らない人はいませんでした。
熱中症は、今や日本の夏の代表的な季節病として、すっかり定着していると言えます。

●室内熱中症のハイリスクに関心が高く、特に65歳以上の高齢者が住宅内で死亡するケースが多いことの認知率は約8割にも! 約6割が離れて暮らす親の熱中症対策を心配している

熱中症について具体的に知っていることを聞くと、全体の8割が「特に65歳以上では住宅で死亡するケースも多い」(80.3%)ということを認識しており、室内における親の熱中症のリスクに対して、とても関心が高いことがわかりました。
親の熱中症対策が心配かどうか聞くと、全体の約6割が「心配」(とても心配+やや心配の合計値/全体59.7%、男性54.7%、女性64.7%)と答えています。

●高齢の親と離れて暮らす30代・40代が考える、親の熱中症対策 
いまだに熱中症対策をしていないと思われる高齢の親が約4割、親の約半数はクーラーを敬遠


次に、自分と離れて暮らす70歳以上の親が、熱中症についてどう考えているかを聞いてみました。
まず、自分の親が何らかの熱中症対策をしているかと聞くと、約4割は「していないと思う」(42.0%)と答えています。
また、自分の親が熱中症に対してどう考えていると思うかを聞くと、「両親は、夜寝る時にクーラーをつけたくないと思っている」(53.7%)がトップで、「両親は、暑さを我慢できると思っている」(50.3%)、「両親は、熱中症対策には、クーラーがあれば十分だと思っている」(46.7%)、「両親は、熱中症対策には、窓をあければ(風通しをよくすれば)十分だと思っている」(41.3%)、「両親は、熱中症対策には、水を多く飲めば十分だと思っている」(40.0%)が上位にあげられました。離れて暮らす30代・40代からすると、高齢の親の熱中症対策は十分ではなく、不安に感じているようです。

●水分補給や運動・外出の制限だけではなく、高齢者に多い室内熱中症対策にも気を配りたい

親の熱中症に関して不安に思うことをあげてもらうと、「(親が)1人暮らしなので何かあったときに連絡が取れないかも知れないこと」(愛知県47歳男性)、「離れて住んでいるので、何かあったときに直ぐに駆け付けられない」(広島県45歳男性)など、離れているが故の不安が数多く寄せられました。また、「身体が強いと思っていてガマンをする」(和歌山県46歳女性)、「喉の渇きに鈍感になっている」(滋賀県49歳女性)、「水分補給が少ないから」(大阪府48歳男性)、「我慢してしまうタイプなのでクーラーをつけないかもしれません」(東京都36歳男性)などの意見も寄せられました。
離れて暮らす高齢の親に勧めたい熱中症対策を聞くと、「暑い日は無理に外出をしない」(96.7%)、「水を多く飲む」「暑い日は激しい運動をしない」(同率96.0%)、「クーラーの利用を我慢せず、うまく活用する」(95.3%)、「栄養のある食事をとる」(94.3%)の順となりました。
高齢者は室内熱中症のリスクが高いことから、積極的な水分摂取、外出・運動の抑制に加えて、クーラーをうまく活用したり、日差しを遮る、風通しを良くするなど、窓周りのひと工夫で室内に熱を取り込まないように整えることも重要です。


【調査概要】
調査方法:インターネット調査
対象エリア:全国
調査対象:70代以上の親と離れて暮らす30代・40代の男女300人(男女150人ずつ)
調査実施期間:2016年6月14日(火)~6月15日(水)
調査実施機関:株式会社マクロミル

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