2017年3月卒業予定者の採用活動に関する企業調査<2016年7月調査> 

2016年07月22日
ディスコは、全国の主要企業16,465社を対象に、6月下旬から7月上旬にかけて2017年度の採用活動状況について調査しました(有効回答1,285社)。

【調査結果】

1.2017 年 3 月卒業予定者の採用活動の開始時期 月卒業予定者の採用活動の開始時期 月卒業予定者の採用活動の開始時期
 ○面接開始は「4 月」が多く(33.5%)、内定出しは「6 月上旬」に集中

2.学生の反応( 2.学生の反応(2016 年卒採用との比較)
 ○エントリー、セミナー参加、選考応募者のいずれも「減った」が「増えた」を上回る

3.辞退者の増減と学生に対する満足度 辞退者の増減と学生に対する満足度 辞退者の増減と学生に対する満足度
 ○選考途中辞退・内定辞退ともに、前年より増加傾向
 ○学生への満足度は、「量」に対する不満が目立つ

4.選考終了状況と充足率 4.選考終了状況と充足率
 ○採用選考を「終了した」21.3%。充足率の平均は 59.4%。採用継続企業では 50.1%
 ○後半戦に「危機感がある」企業は 8 割に上る(79.5%)

5.理工系学生の採用施策 5.理工系学生の採用施策
 ○推薦導入企業は 23.9%。受験学生へは「優先的に選考」(55.8%)

6.インターンシップ 6.インターンシップ インターンシップ実施状況と効果 実施状況と効果 実施状況と効果
 ○実施企業の約 7 割(71.0%)が採用活動への効果を実感。「母集団形成への効果」が最多
 ○約 7 割(67.9%)が「インターンシップは採用の一手法として重要」

7.日本人留学生の採用 7.日本人留学生の採用
 ○留学生に求める資質は「バイタリティー」「コミュニケーション能力」「語学力」

8.人事担当者川柳 8.人事担当者川柳
 ○「オワハラを 遠慮しすぎて キープされ」「説明会 当日参加は 人事のみ」

【調査結果 一部抜粋】

1.2017年3月卒業予定者の採用活動の開始時期
自社セミナーの開始は3月上旬が最も多く(23.9%)、3月の1カ月間の合計は6割を超えました(63.3%)。面接開始は、選考解禁直後の6月上旬は11.6%にとどまり、僅差ですが4月上旬・中旬のほうが多くなりました(12.4%、11.7%)。6月の選考解禁を待たずに面接を開始した企業は合計で8割近く(78.9%)に上っています。内定出しの時期は、選考解禁直後の6月上旬が最多(19.6%)でした。昨年は選考解禁直後の8月上旬(9.6%)と6月上旬(9.5%)と、山が2つに分かれていましたが、今年は6月上旬に集中しています。

2.学生の反応(2016年卒採用との比較)
「エントリー数」、「自社セミナー・会社説明会の参加人数」、「選考への応募者数」のいずれも減少傾向が見られました。企業規模によらずエントリー受付数が減った企業はセミナー動員も苦戦し、そのまま選考への応募学生も減らしてしまっているケースが多いことが推測できます。

3.選考終了状況と充足率
調査時点で採用選考を「終了した」企業は全体の2割ほど(21.3%)でした。
採用予定数に対する「充足率」は59.4%。従業員規模が大きくなるにつれ充足率も上がり、従業員1000人以上の大手企業では7割を超える(70.2%)のに対し、299人以下の企業では半数を割っています(49.9%)。充足率6 割というのは選考解禁1カ月後の数字としては悪くないように見えますが、8割もの企業が6月を待たずに面接を開始していたことを考え合わせると、やや物足りない数字と捉えることもできます。採用継続企業に限ると、充足率は5割にとどまりました(50.1%)


【調査概要】
調査対象:全国の主要企業 16,465 社
調査時期:2016 年 6 月 27 日 ~ 7 月 6 日
調査方法:インターネット調査法
回答社数:1,285 社
調査機関:株式会社ディスコ キャリタスリサーチ

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[ディスコ]
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