外食市場調査(2016年6月度) 

2016年07月28日
リクルートライフスタイルに設置された「食」に関する調査・研究機関「ホットペッパー グルメ リサーチセンター」は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2016年6月度の「外食市場調査」を実施しました。

<調査結果>

【今月のポイント】
2016年6月の外食市場規模は、東名阪3圏域合わせて3,099億円となり、前年同月比(以下、前年比)は‐141億円と2カ月連続で前年を下回った。3圏域合計で外食実施率は前年を上回ったが、外食頻度と単価が前年を下回り、前年の市場規模を割り込む原因となった。前月は前年に比べて金曜・土曜の日数が各1日少ないという特殊事情があったが、今月は特に不利な要素はなく、外食単価が19カ月ぶりに前年比マイナスになったことが市場規模のマイナスにつながった。外食各社では売上確保に向けての低単価商品投入の動きもあり、今後の単価の推移を注視したい。圏域別には関西圏が2カ月連続で外食実施率・頻度・単価の3要素すべてで前年比マイナスとなっている。業態別でも、主要な16業態中10業態で外食市場規模が前年を下回る結果となった。特に「和食料理店」「居酒屋」は2カ月連続して前年比のマイナス幅が大きかった。延べ外食回数では「中華料理店」「ファミリーレストラン・回転すし等」「カラオケボックス」で前年比プラスを記録した。

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
● 2016年6月の外食(※1)実施率は 74.9% (前月比増減 -2.2pt、前年比増減 +0.3pt)
● 2016年6月の外食頻度(※2)は 4.01回/月 (前月比増減 -0.21回、前年比増減 -0.12回)
● 2016年6月の外食単価は 2,493円 (前月比増減 -25円、前年比増減 -28円)
● 2016年6月の外食市場規模(※3)は 3,099億円 (前月比増減 -290億円、前年比増減 -141億円)

※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内でおこなった外食を対象としており、圏域外でおこなった外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(15年3月までH24人口推計、15年4月からH25人口推計、16年4月からH26人口推計)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
(参考)基準人口(前年度比)は、3圏域・計:-0.6%、首都圏:-0.5%、関西圏:-1.1%、東海圏:-0.6%

【圏域別】
● 外食実施率は、首都圏:75.3%(前年比増減 +1.1pt)、関西圏:73.4%(同 -3.1pt)、東海圏:75.9%(同 +3.2pt)
● 外食頻度は、首都圏:4.25回/月(前年比増減 -0.15回)、関西圏:3.80回/月(同 -0.09回)、東海圏:3.48回/月(同 -0.08回)
● 外食単価は、首都圏:2,565円(前年比増減 -25円)、関西圏:2,485円(同 -39円)、東海圏:2,190円(同 -6円)
● 外食市場規模は、首都圏:1,932億円(前年比増減 -69億円)、関西圏:801億円(同 -76億円)、東海圏:367億円(同 +5億円)

【業態別】(3圏域計)
● 業態別の市場規模は主要16業態中10業態で前年を下回り、特に【和食料理店】(前年比増減-54億円)や【居酒屋】(前年比増減-50億円)のマイナス幅が大きかった。
● 延べ外食回数では【中華料理店】(+16万回)、【ファミリーレストラン・回転すし等】(+12万回)、【カラオケボックス】(+8万回)の3業態が前年比で増加。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ホットペッパーグルメリサーチセンター]
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