インドネシア/フィリピン/ベトナムにおける消費者意識に関する調査 

2016年07月29日
日本能率協会総合研究所(JMAR)は、東南アジアの3ヶ国(インドネシア、フィリピン、ベトナム)の男女20歳から49歳、都市部在住者を対象に、主に製品カテゴリー別の購入状況と購入時の重視項目、生産国別の製品イメージに関する自主調査を実施しました。

【調査結果】

1. 対象者プロフィール
インドネシア、フィリピンは20代と30代の割合がそれぞれ3-4割を占めた。両国の男性は、40代の割合が2割以上と女性40代と比較するとやや高かった。ベトナムは、インドネシア、フィリピンと比較すると男女とも20代の割合が6割と高かった。

2. お酒を飲む頻度
フィリピンとベトナムの男性で頻度は高く「週に1回以上」が約4割を占めた。
フィリピンの女性は、頻度は高くないものの約7割は飲酒習慣があった。一方で、インドネシアは男女とも6割は飲酒習慣がなかった。

3. 「エナジードリンク/健康ドリンク」の購入頻度
「エナジードリンク/健康ドリンク」の購入頻度は各国とも高く、「よく買う」「たまに買う」の合計は各国6割以上。その中でも特にフィリピンとベトナムの男性の購入頻度が高かった。

4. 「お菓子類」の購入時に重視すること
各国とも「品質がよいこと」が最も高い割合の回答となり、特にフィリピンの女性は6割に達した。その他では「昔からある/なじみがあるブランドであること」、「信頼できるメーカー/ブランドであること」、「一流のメーカー/ブランドであること」と続いた。フィリピンの女性は、他の国よりも「価格に見合った価値があること」が高く「一流のメーカー/ブランドであること」が低かったのが特徴。

5.「各国」で生産された食品・飲料、日用品のイメージ【インドネシア:女性】
インドネシアの女性にとって『自国製品』は「昔からある/なじみがあるブランドであること」が最も高く、以下、「信頼できる」、「品質がよい」、「価格が安い」、「広告をよく見る」と続く。『アメリカ製品』は、「品質がよい」、「高級感がある」、「一流である」が、『中国製品』は「価格が安い」がそれぞれ高かった。『日本製品』は「品質がよい」、「価格に見合った価値がある」、「信頼できる」、「一流である」が高く、品質がよく価格は高いがそれに見合った価値がある製品として定着していると考えられる。


【調査概要】
調査名称:「インドネシア/フィリピン/ベトナムにおける消費者意識に関する調査」
調査期間:2016年7月11日(月)~7日15日(金)
調査対象:男女20-49歳の都市部在住者 ・ジャカルタ/マニラ/ホーチミン在住
調査方法:モニターに対するインターネット調査
回答数 :各国合計:200人(内訳:男性:100人、女性:100人)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[日本能率協会総合研究所]
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