高速道路・一般道の使用頻度・利用状況調査(キャンピングカー旅行をするユーザー対象) 

2016年08月01日
日本RV協会は、キャンピングカー旅行をするユーザーを対象に、「高速道路と一般道のそれぞれの使用頻度」および「それぞれの利用状況」などについて調査しました。
 その結果、高速道路と一般道では、利用頻度が高いのは高速道路。その目的は移動時間の短縮ですが、最近進化を遂げているSA・PAの新しい施設やコンテンツも利用率アップに影響しているようです。
 また一般道を好む人は、道の駅を利用することを楽しみとしており、両者とも「RVパーク」のようなキャンピングカー専用の宿泊施設のさらなる増加を希望していることが分かりました。

【調査結果】

■高速道路を選ぶ人は約45%、一般道を選ぶ人は約20%

 この調査は、2016年5月18日から6月17日にかけて当協会のホームページ閲覧者約200人に、キャンピングカー旅行時における高速道路と一般道の利用状況について尋ねたものです。
 まず、1泊以上の旅行で、高速道路と一般道の使用頻度を聞いたところ、「一般道より、高速道路の方が多い」と答えた人が45.2%。それに対し、「高速道路より、一般道の方が多い」という人は、19.2%でした。また、「目的地や日程によって異なるので、どちらともいえない」という人は35.6%でした。

 「高速道路を利用する方が多い」と答えた方に、その理由を尋ねたところ、一番多かったのは、「移動時間が短縮できる」というもので、その回答率は65.8%でした。次点には、「サービスエリアやパーキングエリアの位置が計算されているので、休憩を取るのが楽」(27.9%)という回答があがりました。

 一方、「一般道を利用する方が多い」と答えた方にその理由を聞いたところ、最も多い回答は、「道の駅に立ち寄れるほか、コンビニ等が多く、不自由はしていないため」(37.7%)というものでした。それ以外の回答としては、「立ち寄り先を自由に変更できるため」(22.6%)、「高速道路は料金がかかるので、倹約するため」(20.8%)という回答がほぼ同率で並びました。「定年退職を迎えるなど時間に余裕があり、旅行スケジュールがゆったり取れるようになったため」(9.4%)という回答が4番目にあがってきたことから、一般道の旅を愛好するユーザーは、旅の時間に制約のないシニア層が比較的多いように推測されます。

■最近の高速道路のSA・PAの充実ぶりに注目。一般道では道の駅に人気が集中

 高速道路を利用されるユーザーが注目していることの一つに、近年めざましい進化を遂げているSA・PAの充実ぶりがあげられます。ユーザーの印象に残った施設内容の変化で、一番多くあがったものは、「以前に比べ、食事メニューや有名な店舗の進出が増えるなど、食堂・レストランのサービスが向上した」(31.3%)というものでした。その次に印象に残ったものは、「コンビニを備えたサービスエリアやパーキングエリアが増えてきて、買物が便利になった」(30.8%)。3番目は、「ドッグランやペットの水飲み場・排泄物処理場など、ペット関係のサービス設備のあるところが増えた」(23.6%)というものでした。

 一方、一般道の方も、キャンピングカーユーザーにとって快適な旅行を楽しめるインフラ整備が進んでいるように受け取られたようです。一般道の最近の変化で一番印象に残ったものは、「「道の駅」が全国に整備されてきたので、休憩が取りやすくなった」というもので80.4%の回答率を示しました。次点には、「幹線道路沿いなどに「日帰り温泉」施設が増えてきたので、温泉めぐりが楽になった」(10.7%)という回答があがり、3番目は「最近は都市部に入ると、どこでもコンビニが目に入るようになったので、買物やトイレが便利になった」(7.1%)という回答が入りました。

■高速道路でも一般道でも「RVパーク」を望む声が1番

 高速道路や一般道で、今後検討してほしいサービスとして、どのようなものを希望するかという設問を設けたところ、一番手にあがったものは、「「RVパーク」のようなキャンピングカーが安心して泊まれる休憩施設」というもので、その回答率は48.7%にのぼりました。次に多かったのは、「「温泉」を楽しめるサービスエリアや道の駅を増やしてほしい」(33.0%)というものでした。以下、「サービスエリアや道の駅が、旅の途中の休憩地となるだけでなく、そこが最終目的地になるような観光名所や「テーマパーク的な施設」を増やしてほしい」(8.4%)。「サービスエリアや道の駅で、「特産品」や「ご当地グルメ」の集まるようなイベントを増やしてほしい」(7.3%)と続きました。


【調査概要】
調査地域:全国
調査対象:日本RV協会ホームページ閲覧者
調査手法:Webアンケート
調査時期:2016年5月18日~2016年6月17日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[日本RV協会]
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