訪日中国人観光客街頭アンケート調査(「旅マエ」「旅ナカ」で「困っていること」を調査) 

2016年08月02日
フルスピードは、訪日中国人観光客に向けて街頭アンケートを実施した。

訪日外国人観光客は年々着実に増加しており、2015年には1,973万人を記録。その中でも中国人観光客数は、499万人と過去最高水準で増加推移している。観光先進国を目指す我々には、世界が訪れたくなる日本として成長していくことが求められている。訪日客の拡大に向けた受け入れ側としての様々な課題の解決は急務であることは明らかであり、実際に訪日中の観光客から「今困っていること」について生の声を集める事がそれらの大きなヒントになるのではないかと考え、今回の調査に至った。調査の中では、2016年に入り「爆買い」における消費額の下降傾向が報じられているが、その意外な理由についてもヒアリングすることに今回成功した。加えて我々がまだ気が付いていない「日本の魅力」についても注目すべき回答を得ることが出来た。

【主な調査結果】

・日本を旅行する前の「旅マエ」に困った事について日本の交通情報について情報が調べにくく分かりづらいと23%が回答。次いでWifi環境の有無17%、飲食店情報16%、言語対応の可否10%となった。

・旅行中(旅ナカ)で困ったことは飲食店への道順18%、交通情報14%、言語対応の可否12%などの回答が多く、観光地の見どころや道順などが分からず、また調べる方法もわかりにくいとの回答であった。

・78.2%が関税率改正後も買い控えなどを意識しておらず、それよりも為替レートのほうが気になると回答。また、関税のことを考慮しなくてはならない程「爆買い」をする観光客は比較的少ない傾向にある。

・日本の中で次に旅したいスポットが北海道と答えたのは30.8%に及んだ。続いて沖縄29.0%と高い数値となった。東京は10%、静岡9%、京都は8%。

・42%の回答者が次に日本に来た際に体験したい事は「温泉」と回答。次に富士登山17%、エステ・美容体験が8%、和装体験8%などが続いた。

・当社運営の訪日中国人観光客向けスマートフォンアプリ「GoJapan」を知っているかどうか質問したところ、知っている・使っていると回答した割合は14%で、当調査結果においては銀座に訪れている中国人観光客の7人に1人の割合となった。



【調査概要】
調査の目的:「旅マエ」「旅ナカ」で「困っていること」を調査し、訪日活性化のヒントとする
調査方法:街頭アンケート
調査対象地域:銀座
調査対象者:訪日中の中国(本土)人観光客
有効回答数:113名
調査日:2016年7月1日

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