「年代によって異なる健康に関する意識と実態」調査(20歳~79歳男女対象) 

2016年08月08日
東京ガス都市生活研究所は、都市生活レポート「年代によって異なる健康に関する意識と実態」を発行しました。

生活の中で特に重視していることをたずねると、「健康に関すること」と答える人が最も多く、世の中の関心の高さが伺えます。近年では、肉体的な健康だけでなく精神的な健康も取り上げられる機会が増え、心身ともに「健康な生活」を送るためにはどのようなことに配慮すればよいのかが注目されています。WHO(世界保健機関)は「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。」(日本WHO協会仮訳)と定義していますが、一般の生活者は健康をどのようにとらえているのでしょうか。

そこで、東京ガス都市生活研究所では、「健康」をテーマに、病気の有無や体力などの肉体的健康だけではなく精神的な側面にも注目し、生活者の健康に関する意識と実態の調査を行いました。本レポートでは、その年代別の特徴や心身共に健康な生活を送るための要因を明らかにしました。
本レポートがより生活者の生活満足につながる、「健康」のために必要なしくみ作りやサービスの一助となれば幸いです。

【調査結果概要】

1. 健康や心身の状態に関する意識と実態
・健康のために重要だと思うことは「睡眠」「食事」「運動」、60~70代は中でも「運動」を最も重視。
・健康のために行っていることは「食生活に気をつける」が全体では最も高いが、20代は「タバコを吸わない」が一位。
・現在の心身の疲れについて、20代は不安や精神的な疲れを感じている割合が他の年代より高い。

2. 健康状態の満足度
・現在の健康状態に満足している人は70代が最も多く約6割。40代が最も少なく約4割にとどまる。
・健康に満足している理由・満足していない理由はいずれも「病気の有無」がもっと高く、70代は特に高い。
・40代は満足していない理由として、「疲れや倦怠感」が他の年代に比べて高い。
・20代は満足している理由・満足していない理由として、「幸せ感」「ストレス」「精神的安定」「友人・知人との関係」など、精神的な面や人づきあいについても多く挙げている。

3. 精神的健康に満足している20代の特徴
・精神的に健康だと思わない人は、20代が最も多く約3割にのぼる。
・20代で精神的に健康だと思う人は、現在の健康状態の満足度も高い。
・20代で精神的に健康だと思わない人は、様々な心身の疲れや体の不調をかかえている。
・20代で精神的に健康だと思う人は、「食生活に気をつける方法がわかる」、「信頼できる友人がいる」人が過半数。


【調査概要】
■定量調査
調査名:健康に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2015年9月
調査対象:一都三県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)在住
20歳~79歳男女:計1800名

■定性調査
調査名:健康に関する有識者インタビュー
調査期間:2015年11月
調査対象:精神科医 1名

調査名:健康に関する情報収集
調査方法:インターネットによるフリーコメント収集
調査期間:2015年12月

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[東京ガス]
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