移住に関する意識調査(兵庫県外から神戸市への「試住体験プロジェクト」に参加した20代から40代男女対象) 

2016年08月18日
フェリシモは、兵庫県外から神戸市への「試住体験プロジェクト」に参加した20代から40代の男女に、「移住に関する意識調査」ならびに「試住体験におけるアンケート」を行いました。この調査は、フェリシモが神戸市から委託されて行った「神戸市暮らし体験事業 LIVE LOVE KOBE」を実施する中で、移住促進を目的とした試住の有効性を検討する目的で行ったものです。
*「神戸市暮らし体験事業 LIVE LOVE KOBE」は神戸市への移住促進を目的とした事業で、第1回目は2015年12月15日から2016年2月29日まで実施されました。(第2回目は2016年8月20日より実施)

【調査結果】

1.移住・試住の目的について
1)神戸市の試住体験をするにあたり、「移住を検討中」が全体の8割、5割が「神戸市への移住を検討」
神戸市での試住体験をするにあたり、「移住を検討中」が全体の8割、うち5割が「神戸市への移住を検討中」で、移住を決定するにあたり、試住経験を重視していることが分かりました。このことから、移住にあたり、「試住体験」が有効であることが考えられます。

2)移住を検討する理由は「生活の質の向上」と「ライフステージの変化」
移住を検討する理由として41%が「生活の質の向上」、38%が「ライフステージの変化」(転職・転勤・結婚・家族構成の変化)から移住を検討していることがわかりました。移住検討の中で「試住体験」をして、移住のためにその土地が自分に合うか見極めを必要としていることが分かりました。

2.移住の決め手について
1)移住にあたって知りたい情報は多岐にわたりました。
「移住のための物件情報」や、「転職情報」そして、移住後の生活のイメージができる交通の便や生活圏に必要な店舗の数や内容などの「生活情報」が上位3位となりました。

2)移住の決め手だと感じることは「生活利便性」「働く場所」「家賃」「自然環境」の4つが上位の条件となりました。
「試住体験者」アンケートの記述で散見されたのは神戸市に対して「都会と自然とのバランスが取れている」というコメントでした。ここには「遊ぶところと、住むところの距離が近い」「駅から徒歩1時間もあれば海や山などの自然に飛び込めるのが魅力である」との声や、「人と人との距離感が、疎遠でありすぎず、近すぎない快適さがある」との感想がありました。一方で「すぐに神戸に引っ越したいが、仕事の問題がクリアになれば」という声も複数ありました。


また、今回試住体験プロジェクトに当選しなかった人の中で、海外からの移住先候補として神戸を検討しているという人からの声も複数ありました。その中には、「都会でありながら自然豊かで良質な環境や情報に出会えるのはとても魅力的」「店の経営を考えているが、都会で店を経営しながら、住宅も遠くはないところに確保ができそうである(そのために個人としても豊かな生活を送ることが期待できる)」という声がありました。

■結論
以上「試住」を希望する人たちの中には、「移住」を検討している人たちが多く、また、その目的の上位には「生活の質の向上」などの内的な動機があり、次いで「ライフスタイルの変化」などに合わせた動機があることがわかりました。そして都会と自然、人と人との距離感が程よいという点で神戸が評価されており、試住体験を経た人たちは、実際の移住のためには最終的には働く場所などの実生活をしていくための手段が確保されれば、移住がより現実的になるという考えを持っていることがわかりました。


【調査概要】
・調査目的:神戸市への移住に関する意識調査
・調査対象:「神戸市暮らし体験事業 LIVE LOVE KOBE」の申し込みに当選し、実際に「試住体験」をした20 歳~49歳の参加者27組42名
・対象者詳細:
 男女比 :男性37% 女性63%
 未既婚比:既婚16% 未婚84%
 参加地方:関東43% 近畿(兵庫県をのぞく)17% 中部12% 東海9% 中国・四国7% 九州・沖縄7% 北海道5%
 家族構成:ひとり暮らし 48% 夫婦のみ 12% 親などの家族と同居 20% 子どものいるカップル 8% そのほか 12%
調査方法:試住体験終了後にアンケート(記述式)にて調査を実施
・調査期間:2015年12月15⽇~2016年2月29⽇
・有効回答数:27組42名中25組40名

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[フェリシモ]
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