「テレビ」についての調査(20~60代女性対象) 

2016年08月17日
千趣会の「ベルメゾン生活スタイル研究所」は、「テレビ」についての調査をベルメゾンデッセ会員に実施。
調査は2016年7月13日~7月28日にインターネットで実施。20~60代女性3583名の回答結果を集計しました。

【調査結果】

◆「テレビを見ることが好き」な人は8割以上。

テレビを見ることが好きな人は全体の82.7%(「あてはまる」42.1%、「わりとあてはまる」40.6%の合計)。年代別で見てもさほど大きな差は見られませんでした。

◆93.5%が「テレビは娯楽のひとつ」。

テレビは娯楽のひとつだと思っている人は、全体の93.5%(「あてはまる」49.0%、「わりとあてはまる」44.5%の合計)。年代別で見てもさほど大きな差は見られませんでした。

◆「毎朝テレビの番組欄をチェックする」人は3人に1人。

毎朝テレビの番組欄をチェックする人は全体の34.1%(「あてはまる」14.4%、「わりとあてはまる」19.7%の合計)。年代別では、20代30代では2割強で平均より10ポイント以上少ない一方で、50代60代では5割近くに達しており、年代による大きな違いがみられました。

◆テレビの視聴時間、約半数が「1~3時間」。

平日のテレビの視聴時間で最も多かった回答が「1~3時間くらい」で全体の49.8%を占めました。年代別では、30代で「1時間以下」と答えた人が平均より約4ポイント高い結果となり、子育てや家事で忙しい人が多いことが見えてきました。また20代50代60代では、「4~6時間くらい」と答えた人が平均を上回っており、比較的長時間テレビを見る人が多いことがわかりました。

◆よく見る番組ベスト3は「ニュース(天気予報・報道)」「ドラマ」「バラエティ」。

よく見る番組は1位が「ニュース(天気予報・報道)」で83.5%、次いで「バラエティ」62.1%、「ドラマ」61.3%が続きました。年代別の特徴をみていくと、20代では「バラエティ」や「マンガ・アニメ」を見る人が平均を大きく上回りました。30代と40代ではさほど大きな特徴は見られず、50代になると「スポーツ」や「ドキュメンタリー」「旅番組」を見る人の割合が平均を上回ります。60代では、「スポーツ」「映画」「ドキュメンタリー」「料理番組」「旅番組」などが平均以上に見られていることがわかりました。

◆「テレビ番組を録画してみることがある」人は8割弱。

テレビ番組を録画してみることがある人は全体の78.2%(「よくある」55.3%、「ときどきある」22.9%の合計)。年代別では、20代が81.1%(「よくある」55.4%、「ときどきある」25.7%の合計)で平均をやや上回り、60代は66.4%(「よくある」46.9%、「ときどきある」19.5%の合計)で平均を下回る結果になりました。

◆毎日または毎週欠かさず見ている番組、「1~2本」33.3%、「3~4本」27.5%。

毎日、あるいは、毎週欠かさず見ている番組の数で最も多かったのは「1~2本」で全体の33.3%、次いで「3~4本」の27.5%が続きました。年代別でみると、60代では「3~4本」と答えた人が37.2%で平均を10ポイント弱上回りました。

◆テレビ番組を見てインターネットで調べることが「ある」人は4人に3人。

テレビ番組を見てインターネットで調べることがある人は全体の75.5%(「よくある」23.7%、「ときどきある」51.8%の合計)。年代別では、60代が81.4%(「よくある」16.8%、「ときどきある」64.6%の合計)で平均を約6ポイント上回る結果になりました。

◆ネットで調べる内容は、「店・場所について」「商品・サービスについて」「出演者や登場人物について」。

テレビ番組を見てインターネットで調べる内容で最も多かったのは「店・場所について」で55.7%、次いで「商品・サービスについて」の47.5%、「出演者や登場人物のついて」39.2%が続きました。20代は「商品・サービスについて」「出演者や登場人物」について調べる人が平均を上回り、50代60代では「用語の説明や解説」を調べる人の割合が他の年代を大きく上回る結果になりました。

◆テレビ番組を見て商品やサービスを購入したことが「ある」人は3割。

CMやテレビショッピングを除いたテレビ番組を見て商品やサービスを購入したことがある人は30.5%(「よくある」2.3%、「ときどきある」28.2%の合計)。年代別で見ると20代が36.6%(「よくある」4.0%、「ときどきある」32.6%の合計)で最も高く、平均を6.1ポイント上回りました。

◆100円グッズや便利グッズ、コンビニ食品などの紹介番組が購入のきっかけに。

テレビ番組を見て、購入した商品やサービスを自由回答形式で聞いたところ、ワイドショー、バラエティー番組、情報番組、料理番組、健康番組、旅番組などで紹介された商品やサービスを購入された方が多くいました。また、ドラマで俳優が着ている洋服やセットで使われている小物などを探して購入される方も。具体的な番組名として多くあがったていたのが、「ヒルナンデス」「マツコの知らない世界」「NHKまちかど情報室」「やすとものどこいこ」「スマステーション」などの番組名。100円グッズや便利グッズなどの生活用品、コンビニ食品やスイーツなど食品のお取り寄せが多く、旅番組やローカル番組を見て旅館やホテルの予約やレストランやおいしい物を食べに行かれる方もいらっしゃいました。
 
Q.どのような番組を見てどのような商品を購入されましたか?
芸能人のお宅訪問で家電をみて同じ家電を買いに行った(25歳・正社員・千葉県)
ヒルナンデスの100均コーナーで紹介された便利グッズ(28歳・契約社員・茨城県)
バラエティでごはんのおともは何がおいしいかを決める番組を見て食品を購入した(30歳・パート・静岡県)
お昼の主婦向け情報番組内の家事時短グッズ特集を見て、電子レンジで魚が焼けるグリル皿を購入した(31歳・主婦・神奈川県)
ドラマのセットて使用している食器やインテリア。前々から気になっていたものなので益々ほしくなって。(34歳・主婦・福岡県)
カンブリア宮殿のタニタの回で、体重計。(34歳・正社員・大阪府)
セブンイレブンの商品開発番組をみてたらアイスが美味しそうだったので、買ってみた。(35歳・主婦・岩手県)
コンビニ商品のランキングを紹介するバラエティー番組を見て、上位だった商品を買った。(38歳・主婦・滋賀県)
ヒルナンデスやスマステで紹介された品物スマステの文房具の特集の時は必ず欲しい物があって、翌日に買いにいくことがある。ヒルナンデスも時々ほしいものがある。お店によっては「ヒルナンデスで紹介された」とポップがあるのでわかりやすい。(41歳・ パート・静岡県)
バラエティで100円均一のランキングで便利グッズを見て買った(42歳・アルバイト・大阪府)
旅番組で紹介された宿やお店などを調べて予約したり、ツアーの予約をした。(46歳・主婦・東京都)
やすとものどこいこを見て珪藻土のバスマットやお菓子買いました!(47歳・主婦・奈良県)

◆商品やサービスの情報源1位は「インターネット」、2位「テレビ」、3位「雑誌」。

商品やサービスの情報をどのメディアから入手しているか尋ねると、最も多かったのが「インターネット(SNSを除く )」で87.8%、次いで「テレビ」73.4%、「雑誌」34.2%が続きました。インターネットやテレビ、雑誌に関しては年代別で見てもさほど大きな差は見られないものの、「新聞」は20代の5.1%と60代の45.1%を比べると40ポイントもの差がみられました。またブログ。フェイスブックなどのSNSからの情報入手は、20代が56.6%で最も高く、60代の4.4%と比べると52.2ポイントも差があることがわかりました。

◆4人に3人が「最近見たいと思う番組が少ない」と回答。

最近見たい番組が少ないと思っている人は全体の74.9%(「あてはまる」25.4%、「わりとあてはまる」49.5%の合計)年代別で見ると20代30代60代で平均を上回る結果になっています。

◆6割以上が「最近テレビを見る時間が減った」と回答。

最近テレビを見る時間が減ったと回答した人は全体の61.7%(「あてはまる」26.3%、「わりとあてはまる」35.4%の合計)。年代別で見ると30代が67.6%(「あてはまる」33.6%、「わりとあてはまる」34.0%の合計)と最も高く、次いで20代の64.0%(「あてはまる」33.6%、「わりとあてはまる」34.0%の合計)が続きました、若い年代のテレビ離れが進んでいると言えそうです。

◆「今後テレビを見る時間が増える」と回答した人は2割弱。

今後テレビを見る時間が増えると思っている人は全体の19.3%(「あてはまる」3.3%、「わりとあてはまる」16.0%の合計).年代別で見ると20代が26.2%(「あてはまる」5.1%、「わりとあてはまる」21.1%の合計)、60代が31.8%(「あてはまる」5.3%、「わりとあてはまる」26.5%の合計)で、全体を上回りました。

◆「NHKの朝ドラが好きな人」は3割。

NHKの朝の連続テレビ小説が好きな人は全体の31.0%(「好き」15.7%、「わりと好き」15.3%の合計)。年代別で見ると、20代が最も低く22.3%(「好き」9.7%、「わりと好き」12.6%の合計)、その後年代が上がるにつれて好きな人の割合が増えていき、60代では39.8%(「好き」22.1%、「わりと好き」17.7%の合計)と平均を8.8ポイント上回る結果になりました。

◆朝ドラの魅力は「15分だから見やすい。」「主人公の女性に元気づけられる。」「番組がしっかり作られている。」

NHKの朝ドラの魅力を自由回答形式で聞いてみました。「朝の忙しい時間であっても15分という短い時間だから見やすい」「毎朝女の子が頑張り、成長する主人公を見ると自分も頑張らなきゃと元気づけられる」といった声が多く聞かれました。また、「実在する女性が主人公になっていることが多く、時代背景や方言や風習など勉強になる」ことも魅力のひとつといえます。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ベルメゾン生活スタイル研究所]
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