山の日の施行に関する意識調査(30代社会人男女対象) 

2016年08月03日
フルスピードは、2016年1月1日に施行された国民の祝日、8月11日「山の日」に関するアンケート調査を実施いたしました。

【調査の背景】

1996年以降20年にわたって制定されることのなかった新しい「国民の祝日」ですが、2014年に「山の日」が制定され、2016年より施行されることとなりました。祝日が増えることで余暇として扱える時間は増加すると見られ、それに伴いレジャーの活発化や消費行動が増えるものと考えます。さらに、「山の日」に関連するキャンペーン活動が新たに行われるなど、インターネットマーケティングにおいても国民の祝日が増えたことは重要なトピックスと考えます。

一方で、制定されたばかりの祝日はどのように認知され定着していくのか、「山に親しむ」主旨のもと、どれだけ山に関連する行動が増加するかは未知数と言えます。

そこで、フルスピードは運営メディア「サチラボ」にて、社会人を対象にアンケート調査を実施いたしました。

【主な調査結果】

■回答者の3割が今年の8月11日から山の日が施行されることを「知らなかった」。
■回答者の6割が、山の日が祝日となって「嬉しい」と感じる。しかし、3割が山の日をハッピーマンデー制度としての運用や、違う日付の制定を望んでいる
■山の日は「山の恩恵に感謝し、山の文化に親しむ」ことを目的とした祝日だが、「山に行く気持ちにはならない人」は6割。ただし、「秋になったら山へ行こうと思う」人は1割強存在する。
■4割以上が「山に親しむ」と言えば「ピクニック」と「登山」を想起する。「キャンプ」と「BBQ」はおよそ3割。

【調査結果】

Q1の結果から:3割が「今年から8月11日が山の日になったことを知らない」

最初の質問では、今年から山の日が祝日として制定されたことを知っているかをうかがいました。
おおむね認知されていると言える結果ですが、およそ3割の方が「知らなかった」と回答しています。

Q2の結果から:祝日が増えても嬉しくないという人も……

祝日が増えたことを喜ぶ人は「とても(32.7%)」と「まあまあ(30.1%)」を合わせて6割。
一方で、「どちらでもない人」が30.1%おり、「嬉しくない」人も7.1%います。
それぞれの理由を挙げたコメントをご紹介し、理由を考えてみましょう。

「とても嬉しい」「まあまあ嬉しい」理由は、やはり「休めるから」

最も多く寄せられたのは、やはり「休めて嬉しい」とするコメントです。
具体的には「お盆前で連休を組み立てられる可能性が増える」「大型連休にしやすい」という意見です。
真夏の時期ということで「夏バテの時期に休める日が増えるのは嬉しい」という意見もありました。
さらに「山が好きになり、登山をする人口が増えたらいいと思う。話題にもしやすくなった。」と、山の日の主旨に対するポジティブな意見も。
祝日に仕事をする方も「祝祭日は仕事なので、休日出勤で手当てが出る」など、金銭面でのメリットを挙げる意見がありました。

ただし、「単純に休みが増えるなら”とても嬉しい”だが、会社の年間休日日数が決まっている為、昨年迄より平日の休みが減った。平日休みの方が都合の良い用事もあり、その点は少し残念なので、”まあまあ嬉しい”くらい。」という意見や「休日が多いのは嬉しい。ただ、日付がイマイチ、大企業では無いので、お盆と繋げる事は出来ない」という意見など、職場の規定に合わず有効活用できないという人もいるようです。

では、「どちらでもない」「嬉しくない」と答えた方はどのように感じているのでしょうか?

「どちらでもない」「嬉しくない」理由は、「自分にはあまり関係ないから」

「どちらでもない」「嬉しくない」を選んだ人は「仕事があるので、祝日が関係ない。」「交代制で休んでいるので祝日が増えても関係ないので。」という意見が中心です。「お盆近くに休みが増えてもありがたみがない…」という意見もありました。
さきほどの「まあまあ嬉しい」人の意見のように、職場の規定に合わないことから、自分には関係のないこととして「どちらでもない」や「嬉しくない」を選択しているようです。

さて、今年の山の日は木曜日。金曜日の8月12日にもお休みをとれば、4連休以上のお休みになる方もいることでしょう。
日付が固定されているため、年によって連休になったり、飛び石連休になったりします。
これについては、みなさんはどう感じているのでしょうか?
次の結果をご覧ください。

Q3の結果から:日付を変えてほしい人は3割程度で、特に思うことはない人が多数。

土日がお休みの場合必ず3連休になる「ハッピーマンデー制度」を願う人が17.7%おり、「正直違う日月や日を制定してほしい」と考える人も12.4%います。
ちなみに、2017年は金曜日で3連休になり、2018年は土曜日に、2019年は日曜日となるため振替休日が発生して3連休になります。
お盆休みの規定がない方も、2017年と2019年は連休を過ごしやすくなるのではないでしょうか。

Q4の結果から:大半は「8月に山へは行かない」が、「秋になったら山遊びを楽しみたい」人たちも

休みになって嬉しいけど、やっぱりこの時期は暑いし山へ出かけるのは……という気持ちを感じられる結果です。
しかし「秋になったら行きたい」という意見も17.7%ありました。8月を過ぎれば次はもうシルバーウィークになりますので、次のレジャー計画を立てるときには、ちょうどいい時期かもしれませんね。
一方で「この機会に山で遊ぼうと思う」アクティブな意見は12.4%。8月は夏山のシーズンとされていますが熱中症にはくれぐれも注意して、楽しく遊んできていただきたいなと思います!

「毎年帰省で山に親しんでいる」人は3.5%ですが、お盆休みで初めて帰省される方も、この機会に近くの山を訪ねてみてはいかがでしょうか?

Q5の結果から:山遊びと言えば「ピクニック」と「登山」!「キャンプ」も3割。

「ピクニック」と「登山」がそれぞれ40%以上で最も多い回答となりました。
登山は準備するものも多く、安全にも気を付ける必要があるため、「山=登山」と結びつく場合はハードルが高い遊びのように思えるのかもしれませんね。
まずは気軽にピクニックや、都内で言えば高尾山などの電車でアクセスできるところから親しんでみてはいかがでしょうか?
続く「キャンプ(27.4%)」と「BBQ(25.7%)」そして「川遊び(24.8%)」の並びを見ていると、山のキャンプ場でBBQをしたり、川遊びをしたりして楽しむ光景がイメージできますね。
夏から秋は山遊びをするのに絶好のシーズン!
「特に思い浮かばない(18.6%)」と答えた方も、これらの結果を参考にされてはいかがでしょうか?


【調査概要】
調査の目的    :山の日の施行に関する意識調査
調査方法    :Webアンケート
調査対象地域  :全国都道府県
調査対象者   :30代社会人 男性:50.4% 女性:49.6%
有効回答数   :113名
本調査属性  :既婚:41.6%、未婚:58.4%

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[サチラボ]
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