和食に関するアンケート調査 

2016年09月20日
三菱電機は、2万人以上のサイト会員に対し和食に関するアンケートを実施。

 アンケート結果には意外な回答も多く、各年代に対して和食作りに関する質問を行ったところ、30代以下の若い世代は55%と半数以上が「和食作りが好き」と回答した一方で、60代以上のシニア世代では46%にとどまる結果となりました。

 また、「どんなときに和食を食べたいと思いますか?」という質問では、20、30代の若年層は、ダイエットや暴飲暴食時など体調を気遣う項目に多くの回答が寄せられ、「和食=ヘルシー」というイメージを強く持っていることが伺えます。これに対し、60代以上は「正月やお盆などの家族や親戚が集まった時」という回答が一番多く、「和食=特別な日に食べるもの」というイメージが強いことが判明、世代によって異なる”和食観”が浮き彫りになりました。

【調査トピックス】

■30代以下の若い世代は、5割以上が和食作りが「好き」と回答
意外にも60代以上のシニア世代よりも多い結果に!

「CLUB MITSUBISHI ELECTRIC」の会員に対して「和食を作るのが好きですか?」と質問したところ、30代以下の若い世代は55%と半数以上が「和食作りが好き(とても好き/好き 計)」と回答した一方で、60代以上のシニア世代では46%にとどまる結果となりました。
また、和食作りが嫌いな理由には、若年層、シニア世代共に「作るのに手間が掛かる」に一番多くの回答が寄せられ、続く結果も、「時間が掛かる」、「美味しく作るのが難しい」など、和食に手軽さを感じていないことがわかります。

■世代による“和食観”の違い  
若い世代は体調管理、シニア世代は特別な日に食べたい

「どんなときに和食を食べたいと思いますか?」という質問では、20、30代の若年層は、「暴飲暴食が続いた時」(34.9%)や、「体調を崩した時」(32.8%)など、健康を重視した回答が多く、“和食=ヘルシー”というイメージがその他の年代に比べ強いことが伺えます。これに対し、60代以上のシニア世代は「正月やお盆などの家族や親戚が集まった時」(48.1%)という回答が一番多く、“和食=特別な日に食べるもの”というイメージを持つ傾向がその他の世代と比較して強いことがわかりました。この結果から世代によって異なる“和食観”を持つことが浮き彫りとなりました。

■バラエティーに富んだお雑煮マップが完成  
しかし、約半数が「わが家のお雑煮は一般的」!?

お正月によく食べるお雑煮の「お餅」「味付け」「出汁」「具材」について聞いたところ、日本各地で多種多様なお雑煮が食べられていることがわかりました。その結果を、“日本全国お雑煮マップ”としてまとめました。
これだけバラエティーに富んだ結果が表れたにもかかわらず、自分が食べているお雑煮について約半数が、「全国的にも一般的だと思う(46.3%)」と答えており、面白い結果となりました。

【調査結果】

やっぱりみんな和食が好き!9割以上が「好き」と回答

Q 和食を食べるのが好きですか?

ライフスタイルの変化とともに、私たちの食事も和洋中と多様化してきましたが、「和食が好き」という人はどれくらいいらっしゃるのでしょうか?アンケートでは、和食を食べるのが「とても好き」「好き」を合わせると、96%の人が好きと答えています。たとえ時代が変化しても、和食の魅力は変わらないのですね。和食企画を過去に連載してきたCLUB MITSUBISHI ELECTRICとしてはとてもうれしい結果です。

年代別に見ると、60代以上のシニア、30代以下の若い層に和食は人気です。特に健康や美容を気にする女性たちにとって、和食は人気のようです。

Q どんな時に和食を食べたいと思いますか?

9割以上の方が好きな和食ですが、具体的にはどんな時に食べたくなるのでしょう?
30代以下では、他の世代に比べて「暴飲暴食が続いた時」(34.9%)や、「体調を崩した時」(32.7%)との回答が多く、和食は健康的な食事だと考えている人が多いようですね。
60代以上では、「京都や奈良など古都に行った時」(36.3%)や「正月やお盆など家族や親戚が集まった時」(48.1%)と答える方が多く、特別な日に和食を食べたいようです。お寿司や割烹料理など、和食は色彩豊かで繊細な料理も多く、手間隙かけて丁寧に作る料理というイメージが強いのかもしれません。

Q 和食の魅力は何だと思いますか?

和食には、さまざまな魅力がありますよね。全体的に関心が高かったのは「旬が楽しめる」(63.3%)「四季を感じる」(56.7%)ということ。これは季節の移り変わりとともに暮らす日本ならでは。和食が"文化"と賞賛されるゆえんといえそうです。
自由回答の中には「家族の味が思い出せる」とか「四季の流れを旬の味と共に実感できる」「料理の内容(食材や調味料等)を変化させやすい」といったものもありました。また、性別・年代別の結果で見ると、目立ったのは女性たちの栄養などへの関心です。女性の20代~50代では7割以上の人が「栄養バランスがよい」と回答。「日本人の身体に合っている」という答えも女性では各年代とも6割前後あり、和食のヘルシーさも大きな魅力のひとつとなっているようです。

和食をもっと食べたいと思っている人が多い。

Q 週に何日くらい、和食を食べますか?

「ほぼ毎日」が49%、「週に3~5日」と回答した人が38.6%。合わせると約9割もの人が、和食をよく食べているようです。若い人ほど和食を「ほぼ毎日」食べる人は減り、20代以下では3割程度、一方60代以上では5割以上と多くなっています。年代別に和食を食べる頻度に差があるのは、核家族化により高齢者や家族みんなが一緒に食事をする機会も減ってきた、今のライフスタイルを反映しているのかもしれませんね。

Q 今よりもっと和食を食べたいと思いますか?

前述のアンケートに反比例して、若い人ほど「もっと和食を食べたい」と思う人が増えています。とくに20代、30代では半数以上が「今よりもっと和食を食べたい」と回答していますが、20代では前述のアンケートで「ほぼ毎日」食べている人をのぞいた66.7%のうち、約8割が本当はもっと食べたいと思っていることになります。一方、すでにほぼ毎日食べている人が半数以上いる60代以上では、今のままでいいと思っているようです。

和食を食べるのは好きなのに、作るのが好きという人は半数以下。

Q 和食を作るのが好きですか?

「どちらともいえない」「嫌い」「料理は作らない」人も含めると55.7%、半数以上の人が、作るのは好きじゃないことが判明しました。和食を食べるのは好きだけれども、自分で作るのは苦手な人が多いという結果に。ただし回答者を性別で見ると、女性:男性の割合が1:2なので、男性の意見が反映されているところもあるでしょう。和食を作るのが「とても好き」な人は9.8%、「好き」な人と合わせると計44.3%が、和食を作ることを楽しんでいることがわかります。

上の結果を年代別に見ると、30代以下では「とても好き」「好き」を合わせると、5割以上が和食を作るのが好きなことがわかりました。意外にも和食好きが多い60代以上の世代よりも多い結果に。子育て世代を含む若い人たちの間では、和食を作ることへの関心が高まっているんですね。

Q なぜ和食を作るのが嫌いなのですか?

「和食を作るのが嫌い」という人にその理由を聞いてみると「時間や手間が思った以上にかかる」という声が!確かに繊細な料理なだけに、食材の下ごしらえに手間ひまがかかるというところはあるでしょう。「おいしく作るのが難しい」という意見も、手間ひまの部分がネックとかもしれませんね。
でも、昔から家庭で毎日食べられてきた和食は、誰でも作れる料理です。一流シェフでなくても"家庭の味"は、ココロに残るおいしさだから…。ちょっとしたひと手間を惜しまず、ぜひチャレンジしてみては?


【調査概要】
アンケート実施期間:2016年8月1日~8月6日
アンケート対象:CLUB MITSUBISHI ELECTRIC会員

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[三菱電機]
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