リオ五輪の競技に関する調査【五輪前後に(事前:1万人+事後:1千人)アンケート調査】 

2016年09月27日
産業能率大学スポーツマネジメント研究所は、リオ五輪の前後に「リオ五輪の競技に関する調査」を実施しました。事前調査は 7 月 26 日から 29 日まで1万人を対象にリオ実施競技の「関心度」などを尋ね、事後調査は 8 月 26 日から 28 日まで事前調査の回答者から1千人を抽出し、「観戦率」や「満足度」などを追跡調査しました。いずれもインターネット調査会社を通じて実施しています。

調査の結果、【観戦率】【満足度】1位は、2004 年のアテネ五輪以来 12 年ぶりの金メダルを獲得した体操男子団体でした。事前調査と事後調査の比較から算出した【感動度】1 位は、2 大会連続でメダルを獲得した卓球女子団体、【関心度上昇】1位は“タカマツ”ペアが金メダルを獲得したバドミントン女子ダブルスとなりました。
リオ五輪の観戦方法については 6 割以上(「とても当てはまる」35.4%+「まあまあ当てはまる」30.1%)が「テレビ放送」と回答し、ネット配信動画での視聴は 16.2%(「とても当てはまる」4.1%+「まあまあ当てはまる」12.1%)にとどまりました。リオ五輪の大会運営については、過半数(「とても当てはまる」16.0%+「まあまあ当てはまる」40.8%)が“評価する”と回答しています。

各項目について :
観戦率 = リオ五輪実施競技のうち「視聴した」と回答された比率。
満足度 = 視聴した競技のうち「視聴してよかった」と回答された比率。(20 競技まで)
感動度 = 事後調査「視聴してよかった」-事前調査「視聴したい」より算出。
関心度 上 昇 = 事前調査「視聴したい」と事後調査「五輪以外でも視聴したい」の順位変化より算出

■リオ五輪実施競技について

【観戦率】
1位 体操/男子団体
2位 卓球/女子団体
3位 競泳/男子

【満足度】
1位 体操/男子団体
2位 卓球/女子団体
3位 競泳/男子

【感動度】
1位 卓球/女子団体
2位 バドミントン/女子ダブルス
3位 卓球/男子団体

【関心度上昇】
1位 バドミントン女子/ダブルス
2位 卓球/女子団体
同 卓球/男子団体

□行動・意識調査
・テレビ放送で競技を視聴した 65.5% (「とても当てはまる」35.4%+「まあまあ当てはまる」30.1%)
・今回のリオ五輪の大会運営は評価できる 56.8% (「とても当てはまる」16.0%+「まあまあ当てはまる」40.8%)

リオ五輪の視聴方法について、6 割以上が「テレビ放送」(「とても当てはまる」35.4%+「まあまあ当てはまる」30.1%)と回答し、ネット配信動画での視聴は 16.2%(「とても当てはまる」4.1%+「まあまあ当てはまる」12.1%)にとどまりました。大会運営については、“評価する” (「とても当てはまる」16.0%+「まあまあ当てはまる」40.8%)が過半数を占めています。
 リオ五輪の競技について「ネット検索で自ら情報収集をした」と回答したのは全体の 3 割程度で、属性別では 40 代男性が最も高くなっています。また「SNSでリオ五輪に関する投稿やフォローをした」とする回答は全体の 6%程度で、属性別に見ると 20 代男性が他と比べて高くなっています。「とても当てはまる」とする回答で見ると、特に 20・30 代で男性よりも女性の方がSNSをよく活用していることが分かります。

◇ご参考:2020 年 東京五輪実施競技について

【期待度】%
1 体操 72.8
2 水泳 63.7
3 柔道 61.6
4 卓球 60.1
5 レスリング 49.0

【強化希望】票
1 陸上 101
2 柔道 69
3 野球・ソフトボール 61
4 卓球 60
5 サッカー 56


【調査概要】
調査方法 :インターネット調査
調査期間 :①事前調査:7 月 26 日~7 月 29 日/②事後調査:8 月 26 日~8 月 28 日
調査対象 :①20 代~60 代の男女 計1万人/②20 代~60 代の男女 計 1 千人(①から1千人を抽出して追跡調査)
※属性(地域・年代・性別)割付は、総務省平成25年人口推計比に準拠

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
リンク先リサーチPDF
[産業能率大学]
 マイページ TOP