「冷凍食品」についての調査(20~60代女性対象) 

2016年09月29日
千趣会の「ベルメゾン生活スタイル研究所」は、「冷凍食品」についての調査をベルメゾンデッセ会員に実施。調査は2016年9月7日~9月20日にインターネットで実施。20~60代女性4379名の回答結果を集計しました。

【調査結果】

◆20代が最も料理を作ることが好き。

はじめに、自分で料理することが好きかどうかを尋ねました。全体では「好き」と回答した人が6割弱の57.9%(「好き」21.6%、「わりと好き」36.3%の合計)でした。ただ、年代別でみると、20代が69.2%(「好き」27.5%、「わりと好き」41.7%の合計)と最も高く、60代が53.2%(「好き」24.5%、「わりと好き」28.7%の合計)で最も低い結果に。年代により料理を作ることに対する気持ちに大きな差があることがわかりました。

◆ほぼ毎日夕飯を作っている人は7割弱。

1週間のうち「ほぼ毎日」夕飯を作っている人は全体の67.7%。年代別でみると、60代が76.2%で最も多く、20代は61.9%で最も少ない結果になりました。

◆調理時間の短縮を心がけている人は8割以上。

調理時間の短縮を心がけていると回答した人は、全体の82.0%(「心がけている」33.8%、「わりと心がけている」48.2%の合計)。年代別でみると、20代が86.6%(「心がけている」32.8%、「わりと心がけている」53.8%の合計)と短縮を心がけている人の割合が最も多く、次いで60代の85.3%(「心がけている」32.2%、「わりと心がけている」53.1%の合計)が続きました。

◆手作りの料理をするように心がけている人は80.2%。

できるだけ手作りの料理をするよう心がけている人は、全体の80.2%(「心がけている」37.7%、「わりと心がけている」42.5%の合計)。年代別でみると、最も手作りの料理をするよう心がけているのが20代で85.5%(「心がけている」47.4%、「わりと心がけている」38.1%の合計)、一方60代は74.9%(「心がけている」36.4%、「わりと心がけている」38.5%の合計)で最も少ない結果となりました。

◆4割弱の家庭では、冷蔵庫の中が満杯状態。

冷蔵庫の中が満杯状態と答えた人は、全体の38.5%。年代別でみると、60代が43.4%で最も多く、20代では29.6%と最も少ない結果になりました。

◆冷凍食品の利用、「週2~3回」が最多。

冷凍食品の利用頻度を聞いてみると、「週2~3回」と回答した人が最も多く、全体の25.9%。次いで「週1回」が18.8%で続きました。少数ながら「冷凍食品は使わない」と回答した人も6.3%いらっしゃいました。

◆冷凍食品の利用シーン、1位は「お弁当」次いで「夕食」「昼食」

冷凍食品をいつ利用するか聞いてみると、最も多かったのが「お弁当」で全体の58.2%、次いで「夕食」40.3%、「昼食」30.4%が続きました。60代では「お弁当」をあげた人が23.7%と全体の約半数でしたが、「昼食」や「夕食」に利用している人は、全体を大きく上回る結果になりました。普段お弁当を作っている人は「たまに作る程度」の人まで含めると全体の70.3%(「よく作る」39.4%、「ときどき作る」12.7%、「たまに作る程度」18.2%の合計)、つくる相手を尋ねると、「子ども」が54.1%と最も多いものの、配偶者46.6%、自分自身43.3%で配偶者や自分自身のためにお弁当を作っている人も多いことがわかりました。

◆冷凍食品を利用する理由、「時間がない時やもう一品のおかずに便利」。

冷凍食品を利用する理由を聞いてみると、「調理をする時間がない時に、便利なので」と答えた人が58.9%、「おかずの品数を増やしたい時に、便利なので」57.4%と「便利さ」をあげる人が目立ちました。次いで「保存が利くので」50.4%、「必要な分量だけ使えるので」39.9%が続きました。

◆冷凍庫の中に入っている冷凍食品、「2~3パック」が最多。

現在冷凍庫の中に入っている市販の冷凍食品の数を聞いてみると、最も多かったのが「2~3パック」で37.4%、次いで「4~5パック」が28.9%で続きました。「11パック以上」と答えた人も4.6%いらっしゃいました。

◆幅広い種類の冷凍食品を利用。

利用している冷凍食品の種類を聞いてみると、「肉類」が52.1%、次いで「めん類」50.5%、「中華系」40.1%、「農産物」39.5%、「米飯類」35.7%が続きました。20代は「惣菜類」、30代は「農産物」、40代は「肉類」、50代は「米飯類」、60代は「めん類」の利用が他の年代に比べて高い結果になりました。

◆冷凍食品の購入は「特売」を利用。

冷凍食品は、スーパーなどの安売りの時に購入する人は全体の69.5%(「あてはまる」37.1%、「わりとあてはまる」32.4%の合計)。年代による差はあまり見られませんでした。コンビニで冷凍食品を購入することがあると答えた人は全体の10.9%(「あてはまる」3.3%、「わりとあてはまる」7.6%の合計)とさほど多くなく、安い時に買い置きしている人が多いことがわかりました。

◆約8割が「最近美味しい冷凍食品が増えた」

最近、美味しい冷凍食品が多くなったと思っている人は全体の78.4%(「あてはまる」35.7%、「わりとあてはまる」42.7%の合計)。年代別でみてもさほど大きな差はなく、美味しくなったと感じている人が多いことがわかりました。一方、「安心できる冷凍食品が多くなった」と思っている人は全体の50.0%(「あてはまる」14.0%、「わりとあてはまる」36.0%の合計)と、安全面に対する不安は、まだまだ払拭されていないことがわかります。

◆2人に1人は「冷凍食品は手抜きのイメージ」

「冷凍食品を使うことは手抜き料理のイメージがある」と思っている人は、全体の55.5%(「あてはまる」15.1%、「わりとあてはまる」40.4%の合計)。年代別でみると、20代は63.6%(「あてはまる」21.9%、「わりとあてはまる」41.7%の合計)と最も多く、次いで30代の61.4%(「あてはまる」17.3%、「わりとあてはまる」44.1%の合計)が続きました。若い世代ほど、冷凍食品は手抜き料理というイメージが強いことがわかりました。また、「冷凍食品は、使わないにこしたことはない」と思っている人は全体の34.6%(「あてはまる」12.4%、「わりとあてはまる」22.2%の合計)と3人に1人。20代30代では使わないにこしたことはないと考える人が平均を上回り、60代では平均を大きく下回る結果になりました。一方で、「食生活の中で、冷凍食品も適度な利用ならよい」と思っている人は全体の82.4%(「あてはまる」28.9%、「わりとあてはまる」53.5%の合計)と、ほとんどの人は冷凍食品の利用に肯定的な考えを持っていることがわかります。

◆「今後、冷凍食品を利用することが増えると思う」約4割。

今後、冷凍食品を利用することが増えると思っている人は全体の42.0%(「あてはまる」14.0%、「わりとあてはまる」28.0%の合計)。年代別でみると、20代が増えると思っている人の割合が最も高く54.7%(「あてはまる」22.7%、「わりとあてはまる」32.0%の合計)、次いで60代、30代が続きました。

◆「こんな冷凍食品があるとうれしい!」

みなさんに、「こんな冷凍食品があればうれしい!」と思うことを聞いてみました。いただいたコメントを分類してみると、「セットメニューに関すること」「安全性・健康に関すること」「赤ちゃんや高齢者向けメニューに関すること」「使いやすさに関すること」「お助けアイデアに関すること」に分かれました。どのコメントも「なるほど!」と思うものばかり。

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[ベルメゾン生活スタイル研究所]
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