国内クラウド成熟度に関するユーザー調査(何らかのクラウドを利用中の国内企業(従業員規模500人以上)対象) 

2016年09月15日
IT専門調査会社 IDC Japanは、クラウドに関わるユーザーアンケート調査「IDC CloudView Survey」を実施し、何らかのクラウドを利用中の国内企業におけるクラウドの成熟度を分析した結果を発表しました。これによると、クラウドをデジタル戦略の中核と位置付けている「成熟度ステージ5(継続的革新)」の企業は6.3%にとどまりました。

IDCは企業のクラウドの成熟度ステージや、次のステージに移行するためのガイダンスを『IDC MaturityScape: Cloud』としてまとめています。IDC MaturityScape: Cloudでは、「ビジョン(Vision)」「人材(People)」「プロセス(Process)」「テクノロジー(Technology)」の4つの特性を成熟度の評価軸として設定しており、ユーザーアンケート調査「IDC CloudView Survey」(2015年12月~2016年1月に実施)の結果を分析することによって、企業のクラウドの成熟度を考察しています。なお、本調査では、何らかのクラウドを利用中の国内企業(従業員規模500人以上)231社のアンケート調査結果を分析しています。

【調査結果】

・クラウドを利用中の国内企業において、ITの俊敏性向上など、コスト削減以上の効果を期待し、実現に取り組んでいる「成熟度ステージ3~5」の企業は55.9%

・その内、クラウドをデジタル戦略の中核と位置付け、デジタルトランスフォーメション(DX)を推進している「成熟度ステージ5」の企業は6.3%

・DXの実現において、クラウドはIT課題ではなく、経営課題。全社的な協業体制が重要


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[IDC Japan]
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