「パリピ(パーリーピーポー)」についてSNS上のクチコミ分析 

2016年10月26日
ホットリンクは、高校生や大学生など若い世代の間で流行している「パリピ(パーリーピーポー)」について、ソーシャル・ビックデータ分析ツール「クチコミ@係長」にて、SNS上のクチコミを分析した結果を発表します。

≪調査結果/抜粋≫

■パリピが盛り上がる時期ベスト5を発表!1位は断トツで“ハロウィン”

■パリピは青春時代まで?!全体の約4分の3が20歳未満!

■パリピはやっぱりリア充が多い!「楽しい」とツイートが最多!

■テストが終わるとパリピに変身?!実は真面目な人が多い可能性も?

■「EDM」「サングラス」「ウェイ」がパリピの三種の神器


対象SNS:Twitter10%サンプル、検索ワード:パリピ、パーリーピーポー
集計期間:2015年10月13日~2016年10月14日
※本調査は、ホットリンクが開発・提供を行っているソーシャル・ビッグデータ分析ツール「クチコミ@係長」を用い、Twitterの投稿を分析したものです。

【調査結果】

パリピが盛り上がる時期ベスト5を発表!1位は断トツで“ハロウィン”

『パーティーピープル(party people)』を意味するパリピは、クラブやパーティーなどテンションが高いイベントや空間を好み、ノリを重視する人たちのことを指した言葉で、テレビ番組で使用されたことをきっかけに、近年、高校生や大学生など若い世代を中心に使われています。パリピは消費意欲が旺盛で、SNSによる情報拡散力の高い人たちも多いため、その消費傾向に注目している企業も多いようです。この1年でパリピについてのツイートは、90,880件(以下、全て10%サンプルより算出)でした。その中でも、特にツイート数の多かった日ベスト5を発表します。

対象SNS:Twitter10%サンプル、検索ワード:パリピ、パーリーピーポー
集計期間:2015年10月13日~2016年10月14日

昨年10月31日のハロウィンが2位以下を大きく引き離し、断トツの1位という結果となりました。2位にはハロウィン翌日の11月1日がランクインし、ハロウィンで楽しむパリピたちが深夜0時を回った後もツイートし続けたり、その様子を目撃した人たちが投稿したことが原因と思われます。つまり、ハロウィンが1年の中で最もパリピが盛り上がるイベントだと言うことができそうです。多くのツイートに、「仮装」や「コスプレ」というワードが含まれており、仮装やコスプレするだけで誰もが非日常を楽しめ、普段と違う自分の姿がテンションを盛り上げてくれるイベントのため、ハロウィンは多くのパリピ支持を集めているのではないでしょうか。

3位4位には、全国各地で花火大会やお祭りイベントが開催された8月20日と8月13日がランクインしました。お盆前後ということもあり、学生はもちろんのこと夏季休暇中だったという社会人も多かったのではないでしょうか。
5位には9月19日がランクインしました。この日は祝日で、東京お台場にて都市型巨大ダンスフェスティバル「ULTRA JAPAN 2016」が開催されました。多くのパリピがお台場に集結し、音楽フェスを楽しんだようです。

パリピが許されるのは青春時代まで?!全体の約4分の3が20歳未満!

では、パリピという言葉をSNS上で使用している人はどんな人たちなのでしょうか?年代シェアをみると、20代未満が全体の約4分の3という結果になりました。また、20代も全体の2割を超え、20代未満と合わせてシェア97.6%を占める結果となりました。30代ではわずか1.8%、40代では0.5%、40代と50代では0%とほとんど使われていないことが分かります。また、男女比をみると、男性の割合が約6割と若干多い結果となりましたが、男女ともに使われている言葉であることが分かります。

対象SNS:Twitter10%サンプル、集計期間:2015年10月13日~2016年10月14日、検索ワード:パリピ、パーリーピーポー

パリピはやっぱりリア充が多い?!「楽しい」とツイートが最多!

パリピとはどんな人たちなのでしょうか。「パリピ」と一緒につぶやかれた頻出関連語から形容詞のみを抜き出してみると、「楽しい」が最も多い結果となりました。「人生」「友達」「クラブ」「テンション」があわせてつぶやかれており、パリピは友達とクラブなどテンションが高まる場所で楽しみ、人生を謳歌している人たちと言えることができそうです。

また、ネガティブワードの「怖い」も上位にあがり、見た目が怖いや、ハロウィン等の“パリピが街中に多く出現する日”の外出が怖いといった、パリピ以外の人によるツイートもみられました。あわせて「渋谷」がつぶやかれており、“パリピが多く出没する渋谷”を怖がる人が多くいることが分かりました。また、「かっこいい」という評価を受けている一方で、「ダサい」とつぶやく人も一定数いるようです。目撃したパリピの踊り方や身に着けているもの、乗っている車種などがダサかったという投稿や、パリピという言葉自体に否定的な意見も見られました。

テストが終わるとパリピに変身する?!実は真面目な人が多い可能性も?

また、頻出関連語から名詞のみを抜き出してみると、「テスト」という一見、パリピと関連性の低そうな単語がともにつぶやかれていることが分かりました。具体的なツイートをみると、テストが終わったからパリピしたい、夏休み等長期休み前のテストを乗り越えたからパリピするといった内容が投稿されており、遊んでいるイメージの強いパリピですが、意外にも学校の勉強やテストは真面目に頑張っている実態がうかがえます。

「EDM」「サングラス」「ウェイ」がパリピの三種の神器

パリピの三種の神器とも言える、パリピの必須アイテム3つを調べたところ、「EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)」「サングラス」「ウェイ」という結果となりました。テンションを上げるために重要な音楽ですが、パリピは“EDMでダンス”というのが鉄板のようです。また、具体的なツイートをみると、パリピになるためにEDMを聴いている人も見受けられました。また、「サングラス」も必須アイテムのようで、普通のサングラスではなく、ピカピカ光るものや、ハートや赤色など派手なサングラスについての投稿が多く見られました。サングラスによってパリピ感が演出できるようです。

最後に、パリピ語の代表格とも言える「ウェイ」が、SNS上でも多く散見されました。ウェイを重ねたウェイウェイという投稿も多くみられ、テンションが上がった時や盛り上がった時の掛け声としてや、その状況を表す表現として使用されています。また、『パリピとウェイ系』といったようにパリピと並列に使う場合もあり、パリピは集団をさすのに対しウェイ系は少人数で楽しむ人たちを指し、使い分けがされていることも分かりました。

「ホットリンク調べ」

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