遊食・選食世代のライフスタイル調査(遊食世代(44~50歳)と選食世代(39~43歳)) 

2016年10月17日
東京ガス都市生活研究所は、都市生活レポート『遊食・選食世代のライフスタイル~遊食世代(44~50歳)「イイとこ取りで楽しく」選食世代(39~43歳)「バランス重視で賢く」~』を発行しました。

都市生活研究所では、「食」を主要な研究テーマの一つとしており、1990年から3年毎に実施している「生活定点観測調査」において、そのときどきの「食」に関する意識や実態とその推移を捉えてきました。2013年4月には、昭和生まれの生活者を対象とし、「食」という新たな切り口で世代を定義する世代研究に取り組み、その結果明らかになった9つの世代を「食・世代」と名付けました。

今回は、その9つの世代の中から、1965年~1971年生まれの「遊食世代」と1972~1976年生まれの「選食世代」に着目し、彼らのライフスタイルの特徴とニーズを捉え、どのような生活を送り、何を求めているのか、その「実現したい暮らし」について明らかにしました。

【調査結果の概要】

■遊食世代(1965~1971年生まれ)の特徴 「イイとこ取りで楽しく」
・遊食世代はバブル景気を経験した最後の世代で、二十歳前後で経験したバブル景気の頃は、「楽しいこと」「やりたいこと」を優先できた。そのため、人生は楽しくなければ意味がないと考え、面倒なことは避けたいという意識が強い。
・「家事・育児をする男性はかっこいい」と思うが、基本的には妻が行っている。家事分担に関する男女の意識の差が大きい。
・子供に手間やお金をかけることを肯定し、特に女性は子育てを楽しんでいる人が多い。
・「モノ」を所有することに価値をおき、形から入る。楽しいことや好きなことだけでなく、面倒を避けるためにもお金を使う消費志向を持つ。

■選食世代(1972~1976年生まれ)の特徴
・選食世代はポストバブル最初の世代と言われており、学生時代にバブル崩壊を目の当たりにし、就職氷河期を経験した。バブル崩壊前後の両時代を知っていることに加え、インターネットによる情報の選択を若い頃から行ってきたことから「バランス感覚」や「賢さ」を持ち、リスク回避の意識が高い。
・男性は仕事を割り切ってこなしている一方で、家事・育児への参加が進んでいる。
・「専業主婦はリスク」と考え、仕事も家事も夫婦で合理的に行っている。
・モノを買うときはコスパを重視する。「モノ」を所有することにこだわらず、話題性や知名度より自分のこだわりを重視する消費志向を持つ。

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[東京ガス]
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