クルマの汚れと交通事故に関する意識調査(マイカーを所有する20代~60代男女対象) 

2016年11月09日
イチネンケミカルズは、マイカーを所有する全国の20代~60代の男女1,600人を対象に『クルマの汚れと交通事故に関する意識調査2016』を実施しました。

今年4月に発表した『クルマの汚れとクルマ掃除に関する意識調査2016』では、汚れが原因で5人に1人のドライバーが“ヒヤリハット”を経験していることが明らかとなりました。本リリースは、より一つでも多くの交通事故を世の中から無くすために、具体的なクルマの汚れと交通事故の関連性について調査した最新の結果をご報告するものです。
また、日本自動車ジャーナリスト協会の菰田 潔氏に、この調査結果から見えるドライバーのカーライフ事情について、安全運転を目指し解説をいただきます。クリンビューは今後とも、皆さまの快適なカーライフを応援してまいります。

【調査トピックス】

【約6割が危険汚クルマ!?フロントガラスの汚れが気になる状態での運転は事故リスクが3倍に!!】
1.4人に1人が「経験あり」!フロントガラスの汚れや、くもりによる視界の悪さで事故にあいかけたことがある
2.フロントガラスの汚れが気になる状態でも運転したことがあるドライバーは約6割(58.0%)もいる
3.フロントガラスの汚れが気になる状態での運転は、気にならない状態での運転と比べ事故リスクが3倍に!

【掃除したつもりが逆効果!?ドライバーの7割が知らない「シリコン系の油膜汚れ」に要注意!】
4.ドライバーを悩ますフロントガラスの汚れランキング!1位は「ギラギラした油膜汚れ」
5.ドライバーの7割(71.9%)が知らない!「シリコン系の油膜汚れ」は掃除方法に要注意!

【フロントガラスが原因で事故にあいかけた!原因は晴れていると気づかない“ゴースト汚れ”?】
6.1位「雨の日の白いくもり」、2位「雨の日の水はけの悪さ」、3位「夜間のギラギラ汚れ」

【約6割が掃除せず年明け…今年中に、ドライバーが念入りに掃除したい場所ランキングTOP5!】
7.6割(60.8%)が毎年汚クルマで年明け…毎年の年末にクルマの大掃除をしているのは、4割未満(39.2%)!
8.1位「ボディ」、2位「フロントガラス」、3位「外窓」、4位は「内窓」と「マット」がランクイン

【調査結果】

【約6割が危険汚クルマ!?フロントガラスの汚れが気になる状態での運転は事故リスクが3倍に!!】
1.4人に1人が「経験あり」!フロントガラスの汚れや、くもりによる視界の悪さで事故にあいかけたことがある
2.フロントガラスの汚れが気になる状態でも運転したことがあるドライバーは約6割(58.0%)もいる

フロントガラスの汚れが原因で事故にあいかけた経験があるかをたずねたところ、27.9%が「はい」と回答。これはドライバーのおよそ4人中1人に相当します。車の汚れが事故に繋がる危険性は高いということが分かります。【図1】
そして、フロントガラスの汚れが気になる状態でも運転したことがあるかを尋ねたところ、なんと、58.0%のドライバーが運転をしたことがあることが明らかになり、汚クルマが今も走行している可能性を示唆しています。【図2】

3.フロントガラスの汚れが気になる状態での運転は、気にならない状態での運転と比べ事故リスクが3倍に!

さらに、「フロントガラスの汚れやくもりによる視界の悪さが原因で、ヒヤリハットを経験したことがある」との回答27.9%を、「フロントガラスの汚れが気になる状態でも運転を行ったことがあるか」の設問、つまり、「汚れが気になる状態での運転と気になる汚れがない状態での運転による事故リスクの差」を明らかにするためにクロス集計を行いました。その結果、「汚れが気になる状態でも運転し、ヒヤリハットを経験したことがある」が38.8%、「気になる汚れはなかったが、ヒヤリハットしたことはある」が12.8%となり、フロントガラスの汚れの有無は、ドライバーの事故リスクを3倍に引き上げることが考察できます。【図3】

【掃除したつもりが逆効果!?ドライバーの7割が知らない「シリコン系の油膜汚れ」に要注意!】
4.ドライバーを悩ますフロントガラスの汚れランキング!1位は「ギラギラした油膜汚れ」

フロントガラスの掃除に悩んだことがあると回答した513人に、具体的に困ったことのあるフロントガラスの汚れについて尋ねたところ、1位は「ギラギラした油膜汚れ」で66.7%、2位は「鳥のフン」で56.9%、3位が「水はけの悪さ」で44.6%となりました。これらの汚れは、多くのドライバーにとって、その対処を悩ます原因になっていることが考察できます。【図4】

5.ドライバーの7割(71.9%)が知らない!「シリコン系の油膜汚れ」は掃除方法に要注意!

図4でドライバーを困らせる汚れ1位だった「ギラギラした油膜汚れ」について、その原因を探るべく、「シリコン系の油膜汚れ」と「その他の油膜汚れ(石油系油膜、皮脂汚れ、泥汚れ)」は、それぞれ対処の方法が異なることから、それぞれの汚れは異なることを知っているかを質問しました。結果、71.9%のドライバーが「いいえ(知らない)」と回答。シリコン系の汚れは、その他の汚れと同じ掃除方法では取りきることができず、むしろ掃除によって引き伸ばされ、悪化してしまいます。このことから、正しい掃除方法を知らないまま掃除することが、油膜汚れの掃除を悩ます原因となっている可能性が考えられます。【図5】

【フロントガラスが原因で事故にあいかけた!原因は晴れていると気づかない“ゴースト汚れ”?】
6.1位「雨の日の白いくもり」、2位「雨の日の水はけの悪さ」、3位「夜間のギラギラ汚れ」

図1「フロントガラスの汚れや、くもりによる視界の悪さで、事故にあいかけた(ヒヤっとした)ことがある」と回答した446人のドライバーに対して、具体的にどんな原因であったかを調査しました。1位は「雨の日にフロントガラスが白くくもったため」で50.9%、2位は「雨の日にフロントガラスの水はけが悪かったため」で49.8%、3位に「夜間にフロントガラスがギラギラと油膜で汚れていたため」で43.3%という、上位3つの原因は僅差の結果となりました。これら3つの原因の共通点として“日差しがない”ことが挙げられます。また、4位の「雨は降っていないが、フロントガラスが白くくもったため」26.9%との差はおよそ2倍となっています。このことから、晴れている時には気づかず、暗い状況になってからはじめて気づくことにより、汚れが原因でヒヤリハットしていることが推察できます。まるで“ゴーストのような汚れ”には、晴天時からの念入りな注意が必要です。【図6】

【約6割が掃除せず年明け…今年中に、ドライバーが念入りに掃除したい場所ランキングTOP5!】
7.6割(60.8%)が毎年汚クルマで年明け…毎年の年末にクルマの大掃除をしているのは、4割未満(39.2%)!
8.1位「ボディ」、2位「フロントガラス」、3位「外窓」、4位は「内窓」と「マット」がランクイン

「毎年の年末に車の大掃除をしているか」を尋ねたところ、「毎年掃除している」と回答したのは、4割未満の39.2%で、60.8%のドライバーは毎年、クルマの汚れを落とさないまま、年明けをしていることが分かりました。【図7】
そして、今年の年末の大掃除について、どこを念入りに掃除したいかを質問したところ、1位「ボディ」(68.4%)、2位「フロントガラス」(58.6%)、3位「外窓」(42.0%)、4位は同率で「内窓」と「マット」(40.1%)という回答結果となりました。多くのドライバーが今年中に掃除したい場所は様々ですが、「フロントガラス」などの“ガラス窓”が上位を占める結果となりました。【図8】


【調査概要】
調査主体:株式会社イチネンケミカルズ
調査日 :2016年8月27日(土)~8月29日(月)
調査方法:アンケート調査 (インターネット調査による)
調査対象:全国20代~60代の男女
回答数 :1,600名 条件マイカーを所有している

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