US外食・中食市場トレンド 2016年第3四半期 

2016年12月20日
外食・中食市場情報サービス『CREST(R)』を提供するエヌピーディー・ジャパンは、NPDグループによるUSの外食・中食市場のトレンドについての調査・分析を紹介します。

NPDのトラッキング市場調査によると、消費者の財布のひもの固さ、外食コストの上昇、変化するニーズと要求などにより、USの外食・中食市場全体の客数は2016年の第1、第2四半期で停滞、第3四半期でついに減少に転じました。外食・中食市場全体の来店数は第3四半期では2015年の同四半期と比較して1%減少し、外食・中食市場全体の来店数の80%を占めるクイックサービスレストランの客数が5年ぶりに減少しました。

「年間客数の成長率が6年続けて1%増加していたので、『1%の世界で』事業を成長させることが外食・中食業界にとって、普通の目標値になっています。しかし、この6か月間に、外食・中食市場の成長は停滞し、客数の成長をけん引してきたクイックサービスレストランの来店者が減少しています」と、NPDのフードサービスアナリストBonnie Riggsは語ります。

Riggsは、「消費者がレストランに行かなくなった理由がいくつかあり、その中でも主な理由は費用だ」と指摘します。彼女は、上昇する医療費および / または学生向けローンにより、消費者の可処分所得額が減少したと述べています。NPDのレシートから購買データを取得するトラッキング調査「Checkout Tracking」によれば、レストラン来店回数が減少した回答者の75%が、「ほとんどまたはすべての購買においてどのように金を使うか注意する」と回答しており、これらの回答者の多くが、レストランの価格が高すぎると考えています。標準的なレストランの食事の平均支払額はこの10年間で21%上昇し、食料雑貨の価格は低下したので、内食と外食との価格差が広がっているのが事実です。いまでは、すべての食事の82%が内食となっています。


CREST®
外食・中食市場において 「いつ、誰が、どこで、何を、どのように食べ、どの程度満足したか」など消費者のあらゆる喫食動態データを、1年365日、直接消費者から収集し、年間13万を超えるサンプル数を元に調査分析できる情報サービスです。
(海外各国版もご用意)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エヌピーディー・ジャパン]
 マイページ TOP