女性の再就職・復職に関する意識調査(20~49歳の働いている女性で再就職・復職経験女性対象) 

2016年12月22日
アデコは、再就職・復職を経験したことがある女性を対象にアンケートを実施し、再就職・復職にあたっての不安や復職後の昇進・昇格意欲について調査レポートをまとめました。

【調査サマリー】

1. 働く女性4,350名のうち再就職・復職経験者※は、約6割。

2. 再就・復職の際、最も不安に思うこと
 ワーキングマザー:1位)育児との両立
 上記以外の女性 :1位)職場の人間関係

3. ワーキングマザーの復職後の昇格・昇給意欲は全体的に微減だが、復職後1年~2年未満は、意欲アップ

4. 再就職・復職後、昇格・昇進意欲が高まる年代は20代。

※本調査において「再就職」は次の仕事を決めない状態で会社を退職し、別の会社へ就職したことを指し、復職は何らかの理由で会社を休職し、再度同じ会社に復帰したことを指している。

【調査結果】

【1】働く女性の半数以上は、再就職・復職経験者。退職・休職の理由は、「仕事に対する不満」、「育児や出産のため」
働く女性4,350名のうち、何らかの理由で仕事を退職、休職しその後、仕事を再開したことがあると回答。女性は、全体の半数以上の56.4%いた。また、退職・休職の理由としては、「仕事に対する不満」が最も多く、次いで「育児や出産のため」が上位にあがった。

【2】ワーキングマザーが、再就職・復職の際に不安に感じることは「育児との両立」。
育児・出産を理由に休職をしたワーキングマザーとそれ以外の理由で休職したことがある女性の7割以上が、再就職や復職の際に不安を感じていたと回答。
また、ワーキングマザーが不安を感じていた要因は、「育児との両立」に関するものが上位を占めた。

【3】ワーキングマザーの復職後の昇進・昇格への意欲は微減、唯一、意欲が高まった層は「復職後1年以上2年未満」。
ワーキングマザーに退職前後での昇進・昇格への意欲の変化を聞いたところ、休職前には意欲があった人が半数以上いたものの、復職後は43.8%とやや減少した結果となった。
意欲が変化した理由を聞いたところ、意欲が減少した人は「育児への負担」を挙げ、意欲が高まった人は「収入アップ」を昇進・昇格したい理由にあげた人が多かった。

【4】再就職・復職後、昇格・昇進意欲が唯一高まった年代は20代。
再就職・復職後の昇格・昇給意欲の違いを年代別に見たところ、再就職・復職後に意欲が高まった唯一の年代は20代であった。以下のグラフのとおり、全体的には、年齢が高まると意欲は減少するという関係性が見られた。


【調査概要】
調査対象:
 20~49歳の働いている女性:2,782名
 再就職・復職経験女性
 ・出産・育児を理由に休職後、再就職・復職した女性(ワーキングマザー):279名
 ・上記以外の理由で休職後、再就職・復職した女性:278名
調査方法:インターネット調査(MMDLabo調査協力)
実施時期:2016年10月

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[アデコグループ]
 マイページ TOP