「児童虐待」についてのアンケート調査(現在妊活・妊娠・育児中の方対象) 

2016年12月26日
ベビカムは、妊娠・出産・育児情報サイト「ベビカム」において、「児童虐待」についてのアンケートを実施しました。

【本リサーチ実施の概要】

厚生労働省による11月の「児童虐待防止推進月間」をふまえ、妊活中、妊娠中、育児中の方を対象に、「児童虐待」に関する意識調査を行いました。なかでも、育児中の方には、子どもに当たってしまったことがあるか、日々の子育てのストレスをどのように解消しているかなどについても伺いました。

【調査結果の概要】

■児童虐待のニュース、他人事ではないと感じる人は約70%

約70%の方が、他人事ではないと感じています。「最低行為だけど他人事とは思えない。自分も余裕がなくなりヒステリックになる(なりそうになる)こともあるので、無意識に虐待するかもしれないと思うと怖い。自覚していないストレスもあると思うから、自分で意識的に解消する必要があると常に思う」(33歳 東京都 まぁ26さん)など、身近な問題として感じているママの声が数多く寄せられました。

■育児ストレスを感じた時、子どもに当たってしまった経験がある人は63%

育児中の方に「育児でストレスを感じた時、虐待とまではいかなくても、子どもに当たってしまった経験はありますか?」と伺ったところ、「はい」が63%、「いいえ」が37%でした。
「子どもの癇癪がひどく、そしてそれが長引き自身の心身が不調な時など悪い条件が重なってしまった時。」(29歳 千葉県 紳士ゑさん)など、自分の体調や心の状態によって、子どもに当たってしまうという経験をした方が少なくないようです。

■育児ストレスの解消法は「好きなものを食べたり飲んだりする」がトップ

最も多かったのが「好きなものを食べたり飲んだりする」(63%)で、「睡眠をとる」(30%)、「おしゃべりをする」(28%)、「買い物をする」(22%)と続きました。ストレスをためないよう、毎日の生活の中でできることを心がけているママたちの姿が伝わってきます。

■「周囲に相談相手、頼れる存在がいない」が「児童虐待の原因」と多くのママが感じている

最も多かったのが「周囲に相談相手、頼れる存在がいない」(66%)で、「家庭環境」(61%)、「親自身が虐待を受けたことがある」(37%)と続く結果となりました。

回答者のみなさんからは「児童虐待」について、様々な自由回答が寄せられました。

・絶対に許せない行為ですが、自分の心に余裕がないと、泣いている子どもに自分のいらだちをぶつけてしまいそうになり、誰にでも起こりうることかもしれないと思います。そこで行動に出てしまうかどうかは、一概には言えませんが、周囲の助けがあるかないかが大きいと思います。相談できる人がいること、窓口があることを知っているだけでも違うと思います。誰かに素直に頼ることができれば、考え方がいい方向に向かうのではないかと思います。(33歳 大阪府 nao08さん)

・虐待したくて産んだ人はほとんどいないと思うので、もっと周りの人の理解や支えが必要だと思うし、それが難しい人のために、もっと行政が子育て世代をサポートしてあげるべきです。私自身もパートナーも、実家、義実家のサポートがなければ、もしかしたらストレスで児童虐待もしかねないと思います。(23歳 埼玉県 れれさん)

・もっと、昔みたいに近所付き合いが大切なのかなと思います。地域などで、子どもを守る活動があるといいなと思います。(32歳 神奈川県 みゅうみゅうママさん)

・現代の母親たちは、孤独に子育てをしなければならない、また子どもに関しての全責任を1人で負わなければいけない環境で、ものすごく圧迫感を感じていると思います。虐待はどんな母親でも起こしてしまう可能性があると思いますので、匿名でいくらでも悩みを聞いてもらえる行政サービスに加え、安価で安全な家事代行サービスや託児サービスが受けられる仕組みが欲しいなと思います。(34歳 富山県 パンダのパン屋さん)

など、周囲のサポートが重要と考えている人が多いことが、コメント内容からも伺える結果となりました。


【調査概要】
調査名: 「児童虐待」についてのリサーチ
調査方法: 妊娠・出産・育児サイト「ベビカム」で調査
応募期間: 2016年11月18日~11月25日
調査対象: 現在妊活・妊娠・育児中の方 678名

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ベビカム]
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