「ワークライフバランス」についての調査(『エン派遣』サイト利用者対象) 

2017年01月26日
エン・ジャパンが運営する日本最大級の派遣のお仕事まとめサイト『エン派遣』上で、サイト利用者を対象に「ワークライフバランス」についてアンケート調査を行ない、1,678名から回答を得ました。

【調査結果概要】

★ ワークライフバランスの満足度がもっとも高い雇用形態は「派遣社員」。8年連続で第1位。最下位は「正社員」。
★ ワークライフバランスを改善するために、正社員は「仕事の割合を減らす」、アルバイトは「仕事の割合を増やす」と回答。
★ 現在の勤務時間・勤務日数を長いと感じているのは「正社員」。短いと感じているのは「アルバイト」。

【調査結果詳細】

1:ワークライフバランスの満足度がもっとも高い雇用形態は「派遣社員」。8年連続で第1位。最下位は「正社員」。(図1)

雇用形態別に「現在のワークライフバランスはいかがですか?」と伺ったところ「良い」という回答がもっとも多かったのは「派遣社員」(47%)でした。調査実施以来8年連続で第1位という結果になっています。次いで「契約社員」(37%)、「アルバイト」(33%)が続きました。最下位だったのは「正社員」(22%)。「(ワークライフバランスが)悪い」(40%)が「良い」を上回る結果となっています。

総務省が2015年に実施した調査によると、正社員として働く機会がなく、非正規雇用で働いている方(不本意非正規)の割合は、非正規雇用労働者全体の16.9%となっています。非正規で働く方は、家庭や趣味など仕事以外に比重を置いた働き方をあえて望んでいることから、ワークライフバランスの満足度が高いと言えそうです。

2:ワークライフバランス改善のために、正社員は仕事の割合を減らし、アルバイトは増やしたいと考える方が多数派。(図2)

ワークライフバランスが「悪い」と回答した方に、どのようにしたら改善すると思うか伺いました。「悪い」と回答した方がもっとも多かった正社員は「仕事の割合を減らす」と回答した方が66%にのぼりました。アルバイトは「仕事の割合を増やす」(48%)が約半数となっています。

3:現在の勤務時間・勤務日数を長いと感じているのは、正社員。短いと感じているのはアルバイト。(図3・図4・図5)

「勤務時間・勤務日数についてどう感じていますか?」という質問について、「ちょうど良い」と回答した方の比率を雇用形態別に見ると、高い順に「派遣社員」(66%)、「契約社員」(56%)、「アルバイト」(51%)、「正社員」(41%)が並び、ここでも派遣社員の満足度の高さがうかがえます。「長い」という回答は「正社員」が56%でもっとも多く、反対に「短い」は「アルバイト」が32%でもっとも多い結果になりました。

「現在の平均勤務時間・平均勤務日数はどのくらいですか?」については、もっとも労働時間が長いのは「正社員」、もっとも短いのは「アルバイト」という結果でした。労働基準法で、労働時間は原則1日8時間まで(休憩時間を除く)とされていますが、正社員の平均勤務時間は「8時間以上」という回答が7割以上、また3人に1人が「9時間以上」と回答しています。
一方、アルバイトは、「4~6時間未満」という回答が37%ともっとも多く、「4時間未満」という回答も12%と他の雇用形態を約10ポイント上回っています。平均勤務日数は「週5日以上」と回答した方が、アルバイトを除いてそれぞれ約7割となっています。アルバイトのみ「週3~4日」という回答が33%で最多となりました。


【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『エン派遣』を利用しているユーザー
有効回答数:1,678名
調査期間:2016年11月24日~12月27日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
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