平成28年度東京都児童・生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等調査 

2017年01月12日
東京都教育委員会は、「アクティブプラン to 2020 総合的な子供の基礎体力向上方策(第3次推進計画)」に基づき、都内公立学校の全児童・生徒を対象とした「東京都児童・生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等調査(東京都統一体力テスト)」を実施。

【調査結果概要】

(1) アクティブプラン to 2020 体力テストにおける具体的目標値との比較

● 全ての種目において、目標値を下回っており、いずれの校種においても「20mシャトルラン」「ボール投げ」の値が低い傾向。
● 中学生・高校生は「握力」の値が低い傾向。
● 高校生男子においては「上体起こし」の値が低い傾向。

(2) 体力合計点の分布状況

● 東京都統一体力テストを開始した平成 23 年度と比べると、全学年共に向上傾向を示しており、体力合計点平均値も上昇している。

(3) 種目別傾向 ~平成 27 年度東京都統一体力テストとの比較~

● 小学生は男女共に、「長座体前屈」の値が低下。男子は「握力」「ソフトボール投げ」の値が低下。
● 中学生は男女共に、各種目の値が向上。
● 高校生は、女子は、「20m シャトルラン」の値が低下。男子は、「上体起こし」「長座体前屈」「立ち幅とび」の値に大きな変化はなく、「握力」「20m シャトルラン」「ハンドボール投げ」の値が低下。

(4) 運動習慣や意欲の状況~総合評価との関係~

● 運動・スポーツが好きな児童・生徒、運動の実施時間が多い児童・生徒ほど、総合評価が高いが、平成23年度からの回答の推移に大きな変化はない。運動の意欲向上や生活習慣の改善が課題。
● 1日の携帯電話(スマートフォン)等の使用時間が長い児童・生徒ほど、総合評価下位層(D・E 層)が多い。

(5) 体力合計点平均値の推移・都道府県別順位~全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果より

● 小学5年生は男女共に全国平均値との差を広げ、中学2年生は男女共に差を縮めた。
● 前年度と比較して、小学5年生・中学2年生、男女共に全国順位を上げた。
● 小学5年生男女は、全国の分布状況に比べると、上位層(A・B層)は同等、下位層(D・E層)は少ない。中学2年生男子は、上位層(A・B 層)は少なく、下位層(D・E 層)は多い。女子は、上位層(A・B 層)は少なく、下位層(D・E層)は同等である。
●小学5年生男女、中学校2年生男女共に、平成 20 年度の東京都の値と比べると、上位層(A・B 層)が増え、下位層(D・E 層)が減少している。


【調査概要】
調査時期 平成 28 年6月
調査対象 (都内公立学校 全児童・生徒)
小学校 1,286 校(564,301 名)、中学校 620 校(222,485 名)、中等教育学校6校(5,481 名)、高等学校全日制 173 校(124,043 名)、定時制・通信制 55 校(10,793 名)、特別支援学校 44 校 (6,685 名) 計 2,184 校 計 933,788 人

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