消費者のモバイルエクスペリエンスに関する考え方と戦略についての調査(11ヶ国のブランドマーケティング担当者対象) 

2016年05月12日
Sitecore(サイトコア)は、Vanson Bourne社と共同で実施した世界各国の消費者動向調査の結果の後半部分*を発表しました。11ヶ国450人のブランドマーケティング担当者を対象にした、消費者のモバイルエクスペリエンスに関する考え方と戦略についてリサーチです。*第1回目の結果報告はこちらをご覧ください

調査結果によると、ブランドの過半数はモバイル戦略に関しては準備が整っておらず、消費者の期待に応えられるモバイルエクスペリエンスを維持し、適宜変更を加え、向上するために必要となる十分なリソースを確保していないことがわかりました。

最も驚くべき結果は、ブランド回答者の97%が、よりよいモバイルエクスペリエンスを提供すると顧客のロイヤリティに影響を与えると考えているにもかかわらず、41%はモバイル戦略を導入していない、または、これから実施予定である、ということです。それと同時に、これらのブランドの70%は、少なくとも今後6ヶ月間はモバイルエクスペリエンス戦略を実施しないだろうと回答しています。

さらに、モバイルでの消費者向け施策という点については、モバイルWeb顧客のためにコンテンツをパーソナライズしているのはわずか51%、モバイルに最適化されたWebサイトを有するブランドはたった61%にとどまっています。

一方、モバイルエクスペリエンス戦略を企画中または実施を開始したブランドの98%が、モバイルカスタマーエクスペリエンスへの注力が何らかの形でブランドに影響を与えたとしています。そして53%は、モバイルへの投資は組織の再構成、あるいは結果として新しいチームと部署の組織化へつながったとし、46%は追加投資を実現するために他部門で予算削減を実施したことが明らかになりました。

そのほか、この調査で判明した主な結果は次のとおりです。

●ブランドも消費者も次に同意:
・それぞれブランドの97%、消費者の76%が、シームレスなモバイルエクスペリエンスはブランドロイヤリティに影響を与えると考えていること
・セキュリティ機能(パスワードログインなど)、スピード、利便性がモバイルエクスペリエンスの3大要素であること
・それぞれブランドの96%、消費者の66%が、モバイルへの期待値と必須要件は今後3年のうちに変わるだろうと考えていること

●ブランドの23%のみがKPIに基づいて自らのモバイルエクスペリエンスパフォーマンスを測定

●ブランドの48%のみがシームレスなモバイルエクスペリエンスを顧客に提供


この調査について
この調査は、北米、ヨーロッパ、アジア太平洋地域に住む4,500人の消費者と450のブランドを対象に、Vanson Bourneが2016年1月から2月にかけて実施したアンケート調査に基づいています。この定量的調査では、モバイルユーザーのなかから、18歳以上のデジタル消費者の代表的な構成に合わせて対象者を抽出し、デモグラフィック情報として収入、地域、性別、年齢を収集しています。ブランドデータは、金融サービス、小売業、ホスピタリティー・レジャー、ヘルスケア、メディア・マーケティング、消費財を含む13の主要業界にわたり、国、セクター、規模情報を反映させています。

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