プレミアム・フライデーに関する調査(「スーパーデリバリー」会員小売店対象) 

2017年02月20日
ラクーンが運営する卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」は、会員小売店を対象に、プレミアム・フライデーに関する独自調査を行いました。回答のあった会員小売店の8割近くが地方に店舗を構えており、恩恵は期待できないという冷静な回答が目立つ結果となりました。

【調査結果のポイント】

1.プレミアム・フライデーを「知っている」「聞いたことはある」小売店は約7割。
2.プレミアム・フライデーに期待を寄せる小売店は10%と少数派。さらに、準備を進めている小売店となると全体の3%しかおらず、地方では様子を見ている状況といえる。
3.プレミアム・フライデーに「期待しない」「どちらでもない」と答えた小売店の半数以上がその理由も回答し多くのコメントが寄せられた。関心の高さがうかがえる一方で、その内容は、「地方小売店には効果が見込めない」といった声が多い。

【調査結果】

■プレミアム・フライデーの認知度
【設問1】プレミアム・フライデーを知っていますか?(有効回答数:311※海外店舗7件含む)

全回答を集計すると「知っている」が40%、「聞いたことはある」が27%、「知らない」が33%となり、7割弱がプレミアム・フライデーを認知している結果となりました。また、「東京・大阪」とそれ以外の地域(ここでは「地方」と定義)で分けて集計した場合には、「知っている」小売店の割合は地方のほうが10%ほど少なく、結果に差がでています。

■プレミアム・フライデーに対する期待値
【設問2】プレミアム・フライデーに何か期待していますか?(有効回答数:299)

プレミアム・フライデーへの期待値に関する設問では、「期待している」と回答した小売店は10%と少なく、「どちらでもない」が47%、「期待しない」が43%となりました。

■「期待しない」理由は?
「期待しない」「どちらでもない」と回答した小売店268件のうち、150件からコメントが寄せられました。関心は高いといえる一方で、「地方には中小企業ばかりで大企業がない」「顧客が会社員ではない」など地方特有の理由から「関係ない」と捉えている声が多く、また「給与が増えないと消費も動かない」「よくわからない」という声も見受けられました。

<多かった意見>
・飲食や娯楽産業は良いかもしれないがアパレルはあまり関係がない
・都市部では認知されていても地方ではまだまだ浸透していない
・客層が異なる(高齢者、主婦などがメイン)
・閉店時間が早いため恩恵は考えられない
・実店舗には影響があるかもしれないが、ネット販売にまで影響があるのかわからない
・地方(田舎)のため実施できる大企業がない

■準備を進めている小売店はどのくらいいるのか
【設問3】プレミアム・フライデーに向けて何か準備をしていますか?(有効回答数:280)

調査段階で何かしら準備をしている小売店は3%のみとなりました。初回のプレミアム・フライデーに関しては、地方の中小小売店は様子を見ている状態といえます。実施後の動きに要注目です。


【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2017 年 1 月 16 日~2 月 1 日
調査対象:スーパーデリバリー会員(全国46 都道府県及び海外の中小小売店)
有効回答者数:311 名

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
リンク先リサーチPDF
[ラクーン]
 マイページ TOP