「SNOW」の利用実態調査(「SNOW」を利用したことがある16~40歳男女対象) 

2017年02月10日
トレンダーズは、動画コミュニケーションアプリ「SNOW」※の利用実態について10代から40代の男女に調査を実施いたしました。

※動画コミュニケーションアプリ「SNOW」は、韓国のキャンプモバイル社から2015年10月にリリースされたサービスです。数百種類の顔認識スタンプと補正フィルターが、昨今の写真加工ニーズとマッチし、人気を博しています。特に10代中心に支持を集めており、2016年は「SNOW」で撮影すること=「スノる」という新しい言葉まで登場しました。

【調査結果】

◆2016年10~12月のダウンロードが最多。きっかけは「広告」よりも「友人のクチコミ」

今回は16~40歳までの「SNOW」を利用したことがある男女250名について、年代を16~20歳/21~25歳/26~30歳/31~35歳/36~40歳の5つに分類し、調査しました。

まず、「SNOW」をダウンロードした時期について聞いたところ、「2016年10月~12月」(27%)が最多で、次に「2016年7月~9月」(22%)、「2016年4月~6月」(18%)という結果になりました。「SNOW」は2016年5月に2200万ダウンロードを突破しており、この時期からブームになっていたことがあらためて確認できます。世代×男女別では、「女性/16~20歳」の6割が2016年6月までにダウンロードしていました。比較的ダウンロードが遅かった層は「男性/36~40歳」、「女性/31~35歳」で、約7割が2016年7月以降にダウンロードしたと回答しています。

ダウンロードのきっかけは約8割が「友人・知人がSNOWを使っていたから」(77%)で、「芸能人や著名人がSNOWを使っていたから」(12%)を大きく上回る結果に。また、男女別の傾向をみると、ともに「友人・知人がSNOWを使っていたから」が圧倒的に多いものの、男性においては「広告をみたから」ダウンロードしたという層も一定数おり、21~25歳と31~35歳は20%、36~40歳は16%でした。一方で、女性では「広告」をきっかけにダウンロードした人が、36~40歳(4%)以外の世代は0%。女性は、男性以上に「友人・知人のクチコミ」がきっかけでダウンロードした人が多いことがわかりました。

◆“アラサー女子”は1日1回以上のヘビー「SNOW」ユーザー!

続いて「SNOW」の利用頻度について聞いたところ、「月2~3回程度」が61%と半数を超え、ついで「週2~3回程度」(20%)、「1日1回以上」(9%)という結果に。1日1回以上使っているヘビーSNOWユーザーが最も多い世代は、「女性/26~30歳」(20%)でした。

「SNOW」で一緒に撮影する人については、「友人・知人」(74%)、「子ども(自身の子ども、それ以外含む)」(30%)が多く、年代別にみると、「女性/16~20歳」は「友人・知人」(100%)についで「兄弟・姉妹」(40%)、「親」(32%)でした。「女性/31~35歳」・「女性/36~40歳」は、半数以上が「子ども(自身の子ども、それ以外含む)」(52%・64%)と一緒に撮影しており、「SNOW」は親子間のコミュニケーションにも用いられているようです。

また、「SNOW」で撮影をする時間帯としては、男女ともに夕方~夜にかけての利用が多く、男性では21歳以上の利用者では20時以降が多い傾向がみてとれます。女性では「16~20歳」の「14~15時台」が68%と最も高くなったものの、各年代を総合すると18~21時台までの利用者が多いことがわかりました。

◆撮影した写真・動画は2人に1人が“「SNOW」だけで完結”

「SNOW」で撮影された写真や動画はInstagramやFacebookなど、他のSNSで見かけることも多く、これらの投稿をきっかけに「SNOW」を知った人も多いのではないでしょうか。そこで「SNOW」で撮影した写真・動画の投稿状況について調べたところ、およそ2人に1人のユーザーは、他SNSには投稿せず、「SNOW」内だけで画像を楽しんでいるようです。

世代×男女別では、「SNOW」で撮影した写真・動画を「Twitter」に投稿しているのは「男性/16~20歳」(48%)、「男性/21~25歳」(36%)、「女性/16~20歳」(36%)に多く、「Facebook」に投稿しているのは「男性/36~40歳」(40%)が多いという傾向がみられました。

◆「撮影」以外の利用には消極的な女性、とことん使いこなす男性

最後に「SNOW」の写真・動画撮影以外の機能に注目してみます。今回は友人同士でメッセージのやりとりができる「メッセンジャー機能」、複数の友人とトークができる「グループトーク機能」、LIVE配信ができる「マイライブ機能」の3つに焦点をあてて、利用実態を探りました。

はじめに「メッセンジャー機能」に関しては、「機能を知らない」という回答が45%で最も多く、続いて「機能を知っているが、利用していない」が37%と、全体の8割超がメッセンジャー機能を利用していない、という結果に。男女で比較すると、「機能を知っていて、利用している」と答えた男性は27%、女性は9%と3倍もの差がついており、男性は女性に比べ、よりメッセンジャー機能を利用している実態が明らかになりました。

「グループトーク機能」についても、「機能を知らない」(46%)が最多となり、続く回答は「機能を知っているが、利用していない」(40%)でした。「機能を知っていて、利用している」と答えた男性は22%で、女性の3倍以上(7%)と、メッセンジャー機能同様に、女性より男性の利用率が高いことがわかりました。

さらに「マイライブ機能」に関しては、3つの機能の中で最も認知率が低く、半数以上が「機能を知らない」(57%)と回答。しかし、他機能と同様、女性に比べて男性は若干利用率が高く、女性の利用率の3倍超(女性5%、男性17%)でした。

写真・動画を撮影し、加工して楽しめることで一気にブームとなった「SNOW」ですが、それ以外の機能に関してはまだ認知が高いとはいえないようです。一方で女性に比べ男性の方が「メッセンジャー機能」「グループトーク機能」「マイライブ機能」を利用している率が高く、「SNOW」を使いこなしている様子がうかがえる調査結果となりました。


[調査概要]
調査対象:動画コミュニケーションアプリ「SNOW」を利用したことがある 16~40歳 男女250名
※16~20歳/21~25歳/26~30歳/31~35歳/36~40歳 それぞれ25名×男女
調査期間:2017年1月13日~1月16日
調査方法:インターネット調査
調査実施機関:楽天リサーチ株式会社

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