「ミドルの異業種転職」実態調査(転職コンサルタント対象) 

2017年02月24日
エン・ジャパンが運営するミドル層専用の転職求人サイト『ミドルの転職』上で、サイトを利用している転職コンサルタントを対象に「ミドルの異業種転職」についてアンケートを行ない、141名から回答を得ました。

【調査結果概要】

★ 転職コンサルタントの59%は「人材紹介を通じて、異業種への転職を実現したミドルがいる」と回答。2015年より3ポイント増加。
★ 異業種転職を実現した方の傾向、業種は「メーカー」、職種は「営業・マーケティング」、企業規模は「大手から中小へ」。
★ 異業種転職したミドルに期待することは、「経験職種での専門スキル」、「経験業種でのノウハウの汎用化」、「新しい環境下での主体的な行動力」 。  

【調査結果詳細】

1:転職コンサルタントの59%は「人材紹介を通じて、異業種への転職を実現したミドルがいる」と回答。2015年より3ポイント増加。

転職支援のプロである転職コンサルタントに、「ミドルの転職者の中で、異業種への転職を実現された方はいらっしゃいますか?」と伺ったところ、59%が「いる」と回答。2015年の同調査と比較すると、3ポイント増加しました。

2:異業種転職を実現した方の傾向、業種は「メーカー」、職種は「営業・マーケティング」、企業規模は「大手から中小へ」。

ミドルの異業種転職に関するトレンドを伺いました。異業種からの転職が多い業種トップ3は「メーカー」(68%)、「商社」(45%)、「流通・小売・サービス」(45%)でした。異業種からの転職が多い理由を伺うと、「異なる業種でも業務内容の変わらない職種・ポジションでの採用が多いため」(80%)、「新規事業に伴い、他業種の技術・スキルを獲得・活用するため」(68%)、「同業種内での人材獲得競争が激化しているため」(54%)が上位という結果でした。

異業種からの転職が多い職種トップ3は、「営業・マーケティング」(66%)、「経営・経営企画・事業企画系」(64%)、「事務・管理系」(57%)。異業種転職における企業規模の変化は、「大手企業から中小企業へ」(70%、同72%)がもっとも多い結果でした。

3:異業種転職したミドルに期待することは、「経験職種での専門スキル」、「経験業種でのノウハウの汎用化」、「新しい環境下での主体的な行動力」 。

企業が異業種からのミドルの転職者に対して期待していることは、「経験職種での専門性・専門スキル」(64%)でした。『人事や経理などのバックオフィス系の職種では、業種が異なっても職務内容が近しいケースが多く、異業種転職でも活躍しやすい 』『経験業種ではなく、活躍していた実績、ビジネススキルやパーソナルスキルの高さを評価する』など、経験業種にこだわらず、能力やスキルを評価する企業が多いことが分かりました。

『変革期に差し掛かった企業の場合、組織活性化や変化を求めてあえて異業種出身者を採用する企業が多い』『業種の親和性よりも既存社員と馴染む人柄かどうか、新しい環境下でも柔軟性を持って主体的に取り組めるかが肝心』など、異業種であることを前向きに捉えている企業や、人柄や仕事への姿勢に期待している企業も多いようです。


【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『ミドルの転職』を利用する転職コンサルタント
有効回答数:141名
調査期間:2017年1月21日 ~ 1月31日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
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