「丼物の出前」に関する調査(20代以上の男女対象) 

2017年02月27日
夢の街創造委員会が運営する、出前・デリバリーに関する調査研究と情報発信を行う『出前総研』は、20代以上の男女を対象に、「丼物の出前」に関するアンケート調査を実施いたしました。
 
宅配ポータルサイト『出前館』で調査したところ、2016年2月から2017年1月までの丼物の年間オーダー件数は、前年同期対比で135%と、高比率で増加しています。また、食に特化したコンサルティング会社「Baum + Whiteman」が発表した2017年に注目すべき13の食のトレンドの中でも、『とにかく「ボウル」!』というキーワードで丼物が取り上げられております。

【調査結果トピックス】

① 30代女性の半数以上が「週に1~2回」丼物を食べている
② 「仕事で時間がないもののお腹を満たしたい時」に丼物が好まれる
③ 丼物を食べる平均時間は男性が9分、女性は11分
④ 丼物は、「イートイン(店内)」より「出前」で注文し、「ひとり」で食べる傾向が強まる
⑤ 人気丼物は男女ともに「カツ丼」「親子丼」「牛丼」、20代女性には「ポキ丼」の人気が高い

【調査トピックス別 考察】

① 30代女性の半数近くが「週に1~2回」、丼物を食べている

 丼物を食べる頻度について質問したところ、全体の35%が「週に1~2回」丼物を食べていることがわかりました。特に30代女性の半数(54%)が「週に1~2回」の頻度で食べているという結果となっています。

② 「仕事で時間がないもののお腹を満たしたい時」に丼物が好まれる
③ 丼物を食べる平均時間は男性が9分、女性は平均11分


 丼物を食べるシチュエーションに関する質問では、「仕事で時間がない時」(40%)、「早く満腹感を得たい時」(42%)という回答が目立ちました。また、丼物を食べるのに要する時間は、男性が平均9分、女性が平均11分という結果となり、男女の差はわずか2分という結果に。男女問わず、丼物は、忙しくて食事に時間をあまり割けないけど、素早く手軽にお腹を満たしたい時に重宝されていることが見て取れます。

④ 丼物は、「イートイン(店内)」より「出前」で注文し、「ひとり」で食べる傾向が強まる

 「丼物を出前で頼みますか?」という質問については、「ひとりでお店で食べる」(12%)に対し、「出前で頼む」(33%)が上回る結果となりました。また「出前で頼む」と回答したうちの3割が「ひとり」で食べており、出前で丼物を注文し、「ひとり」で食べる傾向が高いという結果となりました
また、実際に「丼物の出前」の注文データを分析したところ、20代男性の丼物の注文数は前年対比で119%だったのに対し、20代女性の丼物の注文数は前年対比で118%と、女性からの人気も男性同様に上昇しており、ひとりで丼物のお店に入るのに抵抗感のある女性が、自宅で丼物の出前を楽しむシーンが増えていることが予想されます。

⑤ 人気の丼物は定番の「カツ丼」、20代女性には「ポキ丼」の人気が高い

好きな丼物のメニューに関しては、1位「カツ丼」(62%)、2位「牛丼」(61%)、3位「親子丼」(58%)と、いずれもお肉の丼物がトップ3を占めており、仕事で時間が無い時に早く満腹感を得たいという消費者のニーズに、「カツ丼」や「牛丼」などの肉系丼物のボリュームがマッチしているためと考えられます。また、今年2017年のトレンドになると言われている、まぐろなどの魚の切り身を調味料に漬けた「ポキ丼」が好きと回答した20代女性(44%)も多く、今後は、出前においても、「ポキ丼」の人気が高まるかもしれません。


【調査概要】
対象:男性61名、女性55名(合計116名)
調査期間:2017年2月11日~17日
調査方法:インターネット調査

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[夢の街創造委員会]
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