映像コンテンツ視聴サービスを利用するユーザーとその利用実態に関する調査 

2016年12月09日
GEM Partners(ジェムパートナーズ)は、映像コンテンツ視聴サービスを利用するユーザーとその利用実態に関する注目の調査結果を発表。
映像コンテンツ視聴サービスを利用するユーザーとその利用実態について分析した「動画配信/放送/ビデオソフト市場 ユーザー分析レポート」を2016年11月に発行しました。

【調査結果】

Amazonプライム・ビデオユーザーは、Amazonで作品ごとにもお金を支払って映像コンテンツを観ている

Amazonプライム・ビデオの利用率は、2015年10月に比べ2.8ptと大幅に増加し、回答者全体の4.3%となりました。

定額制動画配信サービス(SVOD)のAmazonプライム・ビデオユーザーについて、Amazonが提供するレンタル型動画配信(TVOD)と動画配信販売(EST)との併用状況を分析すると、Amazonプライム・ビデオのみを利用するユーザーが増えただけではなく、Amazonのレンタル型動画配信(TVOD)と動画配信販売(EST)をAmazonプライム・ビデオとあわせて利用するユーザー(図のオレンジの囲み部分)も増えていることがわかりました。

「Amazonプライム・ビデオでは観ることができない作品は、Amazonで作品ごとにお金を支払って観る」というAmazon内での使い分けが、Amazonプライム・ビデオユーザー内で浸透しつつあります。

映像コンテンツの有料視聴利用率:
昨年より利用率が上昇したのは定額制動画配信サービス(SVOD)とDVD・BDレンタルだけ


定額制で映像コンテンツを視聴するサービスにおいては「定額制動画配信サービス(SVOD)」だけが大きく上昇、一方で「有料放送」「DVD・BD定額レンタル」の利用率は下降し、ユーザーが映像コンテンツを定額制で観る際に利用する方法に大きな変化がありました。
レンタルにおいては、「DVD・BDレンタル」の利用率が昨年に比べ微増、「レンタル型動画配信(TVOD)」は減少という結果でした。

個別のサービスごとの利用率:
定額利用のサービスでは「Amazonプライム・ビデオ」の利用率が大きく上昇し、有料放送と並ぶ水準


大きく利用率が変化した定額制の利用について、個別のサービスごとに利用率を分析すると、「定額制動画配信サービス(SVOD)」のAmazonプライム・ビデオの利用率が大きく上昇していました。定額制サービスの中で利用率が高いサービスには依然として「有料放送」が多くなっていますが、Amazonプライム・ビデオの利用率は、ディズニー・チャンネルとBS日本映画専門チャンネルの間に位置し、「有料放送」のチャンネル並みの水準になっています。


【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2016年10月21日(金)~2016年10月26日(木)※前回は2015年10月3日~10月8日
調査対象:日本在住の15~69歳の男女
回答者数:14,678人(内、999人は「3章 動画配信サービス毎の利用実態深掘り」に関する質問に回答)
数値の重みづけ:10歳刻み性年代の比率が、総務省統計局発表の人口推計(2015年9月1日時点の概算人口)と等しくなるように重み付けを行った

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[GEM Partners]
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