「ミドルの出戻り入社」実態調査 

2017年03月03日
エン・ジャパンが運営するミドル層専用の転職求人サイト『ミドルの転職』上で、サイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に「出戻り入社」についてアンケートを行ない、557名から回答を得ました。

【調査結果概要】

★ 10%のミドルが「一度退職した職場に出戻り入社をしたことがある」と回答。
★ 出戻り入社のきっかけで多いのは、「前職の社長・役員・上司からアプローチ」。
★ 出戻りを決意した一番の決め手は「コミュニケーションのとりやすさ」、出戻りする際に気を付けたことは「変化を受け入れ、適応すること」。

【調査結果詳細】

1:10%のミドルが「一度退職した職場に出戻り入社をしたことがある」と回答。(図1、図2)

「一度退職した職場に出戻り入社をしたことがありますか?」と伺ったところ、10%の方が「ある」と回答しました。一度退職した社員を再雇用したことがある企業は67%(※2016年1月エン・ジャパン『人事のミカタ』調べ)と、出戻り入社が企業の間では採用手法として浸透してきた一方、実際に出戻り入社を経験したことがあるミドルは少ないことが分かりました。

2:出戻り入社のきっかけで多いのは、「前職の社長・役員・上司からアプローチ」。(図3)

出戻り入社を経験したことがある方にきっかけを伺うと、もっとも多い回答は「前職の社長・役員・上司からアプローチがあったから」(67%)でした。役職が高い方からの声掛けが、出戻りに繋がっているケースが多いようです。

3:出戻りを決意した一番の決め手は「コミュニケーションのとりやすさ」、出戻りする際に気を付けたことは「変化を受け入れ、適応すること」。(図4、図5) 

出戻り入社を経験したことがある方に出戻りを決意した決め手を尋ねたところ、もっとも多かった回答は「コミュニケーションのとりやすさ」(44%)でした。『人間関係を一から築く必要がなく、すぐに馴染めそう』(37歳男性)、『知っている上司や同僚がいて、社内の勝手が分かるのでスムーズに働けそう』(38歳男性)など、すでに馴染みのある社員や職場環境のなかで、円滑なコミュニケーションが取れることが、出戻り入社を後押ししているようです。

出戻りする際に気を付けたことも尋ねると、もっとも多かった回答は「変化を受け入れ、適応していく」(50%)でした。退職してから出戻りするまでに起こった職場内の変化をキャッチし、自ら馴染んでいこうと心掛けが大切であることが分かりました。

その他、出戻り入社を経験したことがない方のコメントもご紹介します。

出戻り入社を経験したことがない方のコメント
○給与や待遇が改善されていないと、前職は選択肢に入らない。(35歳男性)
○前職は以前から出戻り入社を容認していない社風であるため、戻りにくい。(37歳男性)
○前職は居心地が良いものの、希望するポジションで出戻りが難しそうなため。(38歳男性)
○新しい職場の方が環境が変わり、新しい刺激を受けられるから。(38歳男性)
○やはり一度退職してしまった職場だけに、出戻りは気が引ける。(44歳男性)
○前職の社風や社員は好きだが、スキルアップやキャリアアップが見込めない。(45歳男性)


【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『ミドルの転職』を利用するユーザー
有効回答数:557名
調査期間:2017年1月7日 ~ 1月27日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
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