高級リテールブランドに魅力的な都市ランキング 

2016年05月19日
総合不動産サービス大手のJLLは、世界的な高級リテールブランドが出店する世界の各都市を分析したレポート「デスティネーション・リテール2016」を発刊しました。レポートによると、高級リテールブランドにとって魅力的な10都市のうち、7都市はアジアの都市が占めました。

本レポートは、クロスボーダーに展開する世界的な高級リテールブランドにとって魅力的な都市や商業地域、またリテールブランドの出店動向などを分析し、まとめたレポートです。リテールブランドにとって魅力的な10都市のうち、1位のロンドンに次いで香港が2位、続いて、東京(4位)、上海(6位)、シンガポール(7位)、北京(9位)、大阪、台北(10位)とアジア7都市が占めました。

東京(4位)においては、経済の回復や訪日客の増加を背景に、高級リテーラーが好条件の不動産案件を求める動きが見られます。2012年から約30%近い円安となり、観光客がショッピング先として日本を訪れることが多くなり、前年比47%増加した2015年の訪日客の多くは中国からでした。円安は、日本人に対しても高級品消費を刺激する材料となっています。

上海(6位)は、香港に続きアジアの主要高級リテール出店都市となりつつあり、中国本土の中でもトップのショッピング都市となっています。

クロスボーダーに展開する世界的な高級リテールブランドに魅力的な世界の都市ランキング

1 ロンドン
2 香港
3 パリ
4 東京
5 ニューヨーク
6 上海
7 シンガポール
7 ドバイ
9 北京
10 大阪
10 台北

「ディスティネーション・リテール2016」は、リテールブランドが多く出店する都市や出店意欲の高いリテーラーを分析、ランチャイズを含むリテーラー独自のネットワークに焦点をあてています。透明性の観点から、百貨店内のセカンドライン、マルチレーベル、ブランドショップは除外しています。世界的に展開する240のリテールブランドで、アメリカ大陸、アジア太平洋地域、ヨーロッパ・中東・アフリカ地域のうち2地域以上で展開するりブランドを対象としています。

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[JLL]
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