銀行による保険窓販に関する消費者アンケート調査(20~69歳男女対象) 

2017年03月14日
全国銀行協会は、銀行の保険商品の窓口販売に関する消費者の認知度や利用状況を把握するため、本年1月に一般の消費者を対象にアンケートを実施しました。本アンケートは、平成22年度から継続的に実施しているものです。

【調査結果サマリー】

○銀行窓販の認知率は4割半ば。男性の方が女性より認知率が高く、特に男性20代で銀行窓販について詳しく知っている人の割合が高い。

○銀行窓販の利用率はまだ3~6%程度と低いが、生命保険は銀行からの加入者が年々微増傾向にあり、6割半ばがリピート意向を示している。加入理由は「信頼できる」、「担当の銀行員が適切な提案をした」が、他のチャネルで加入しなかった理由では「気軽に相談できる窓口がない」、「保険会社との接点がない」等があげられた。

○銀行窓販のメリットやポジティブイメージとしては、 「信頼できる」、 「複数の保険会社の商品から選ぶことができる」 「店舗が近くにあり、便利」など、信頼感と利便性に関するイメージが上位にあげられる。一方で、「保険について詳しく説明してもらえる」、「保険の知識がある」のスコアは低く、信頼感は持たれているが保険について専門的なイメージは持たれていない。
最近5年以内に生命保険に加入した人では、銀行で保険に加入する際の各種規制を不便だと感じる人が3割半ば~4割半ば程度存在し、規制を不便だと思わない人の割合より高く、その傾向は銀行窓販に利便性を感じている層で強い。
平成28年5月に導入されたお客様に対する意向把握義務については、体験者ベースでは「あったほうがよい」と回答した人が約7割を占めた。


【調査概要】
調査エリア:全国
調査方法:インターネット調査(調査パネル:マクロミル)
簡易実態調査:
 実施期間 2017年1月5日(木)~2017年1月23日(月)
 サンプル数:N=100,000
詳細実態調査:
 実施期間 2017年1月13日(金)~2017年1月16日(月)
 調査対象:20~69歳男女一般生活者
 セグメントA:最近5年以内の生命保険加入者【N=1,000】
 (対象保険:死亡保険/年金保険/医療保険・がん保険・介護保険/学資保険(こども保険))
 セグメントB:最近5年以内の銀行での保険加入者【N=1,000】
 (対象保険:上記セグメントA対象生命保険+火災保険)
 ※うち、生命保険加入者【N=873】をレポートに使用
 セグメントC:最近5年以内の銀行での生命保険加入検討かつ非加入者(保険会社などで加入)【N=500】
 (対象保険:上記セグメントAに同じ)
調査企画・設計:株式会社 電通  株式会社 電通マクロミルインサイト

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[全国銀行協会]
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