女性の働き方に関する意識調査 

2017年03月27日
ソフトブレーン・フィールドは、「女性の働き方」についてのアンケートを2017年2月24日~3月3日に実施しましたので、その結果を報告します。
アンケートの対象は、30代~40代の主婦を中心とする当社サービスに登録の女性会員で、有効回答者数は 974 名(平均年齢46歳)でした。

【調査結果】

(1)現在の働き方と労働環境ついて

アンケートではまず、昨今推進されている働き方改革によって、働き方の多様化が進む中でその実態を調査するため、現在の働き方についての満足度を確認しました。その結果「希望通り」、「まあまあ希望通り」を合わせ 64.1%、「あまり希望通りではない」、「全く希望通りではない」を合わせ 29.4%、「どちらとも言えない」 6.5%でした。 さらに、「希望通りではない」という回答の内、その理由を聞いたところ、「もっと働きたいが、希望する職種・仕事で働けないから」という理由が 44.0%でした。また、「希望通りではない」という回答の内、労働環境の問題(家事、育児、介護、扶養控除や社会保険の適用範囲制限など)がなく、家庭に支障がなければ、フルタイムで働きたいかを確認しましたが、「やや働きたい」を合わせて 「働きたい」という回答が 69.2% になりました。

(2)テレワークへの関心と経験について

続いて、パソコンやスマホなどIT端末・通信技術を活用し、時間や場所にとらわれずに働く就業形態である「テレワーク(リモートワーク)」への興味の有無と経験について聞いたところ、経験の有無にかかわらず 77.5%が「興味あり」、「興味はあるが経験がない」が53.8%という結果になりましたが、72.2%が「経験なし」ということがわかりました。

「興味なし(経験なし)」18%の理由として「ITスキルに自信がない」という回答がありました。一方でパソコン・ネットワークなどのIT環境がないという回答は、アンケート全回答(n=976)内2%にとどまり、IT環境整備は家庭においても浸透したと言えそうです。また、その他の理由では、「パソコン、ネット環境は整っていますが、実際にどんなお仕事なのかよくわからない」(50代、同居しているお子さんなし)、「テレワークの言葉の意味がわからない」(40代、同居のお子さん2人)」といったように、ITインフラが整備され、様々な仕事・職種がテレワークで可能となった一方で「テレワーク(リモートワーク)」という言葉については知っているものの、どのような仕事・職種があるかわからないというコメントも見られました。

働き方改革の一つとして、雇用形態によらない働き方や労働環境の問題を解決することもできる「テレワーク」などのワークスタイルの変革が進む中、関心はあるものの実際には経験したことはないという実態がわかりました。企業と働き手のマッチングにおいてウェブ上のやりとりで完結するクラウドソーシングが知られていますが、成長途上にある「雇用関係によらない働き方」に関わる労働市場を健全に発展させるためには、双方のニーズを満たすインフラ整備がさらに必要であることがわかりました。


【調査概要】
対象:当社登録の会員
調査方法:当社リサーチサイト「リサれぽ!」を活用したインターネットリサーチ
調査地域:全国 調査期間:2017年2月24日~3月3日(8日間)
有効回答者数:974名
回答者(女性)の属性:30代以下21%、40代45%、50代29%、60代以上5%

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ソフトブレーン・フィールド]
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