自転車に関する意識調査(日常的に自転車に乗る方(週に1日以上)) 

2017年04月04日
au自転車向けほけんを提供するKDDIは、4月6日から始まる春の交通安全運動を前に、日常的に自転車に乗る方を対象として、「自転車に関する意識調査」を実施しました。

<おもな調査結果>

【1】自転車事故に「遭いそうになった」約6割、「遭った」約3割と日常生活での自転車事故の危険は多い。
【2】対自動車事故経験者は、対自転車・歩行者の2倍以上であり、事故の大きさが伺える。対自転車・歩行者は、事故に「遭いそうになった」が「遭った」を大幅に上回り、事故の潜在性あり。
【3】自転車に乗っていて危険だと思う行為は、「夜間のライト無灯走行」や「携帯電話使用運転」、「信号無視」が上位に上がるが、20代は他の年代より危険の意識が低く、特に60代との格差あり。
【4】知っている自転車運転ルールは、「車道の左側通行」、「二人乗り禁止」、「飲酒運転禁止」が上位を占め、ルールを守っている割合も高い。一方で、「歩道通行禁止」は、約3割が「知らない」と回答し、約6割が「守っていない」と回答している。


<調査結果の背景>

近年、自転車利用が活性化する一方、交通ルールの徹底や道路整備などの環境整備が進まず、死亡につながる対人事故が問題になっています。警視庁によると、全国で起きた自転車事故は交通事故全体の2割近くとなっているほか、新学期で自転車利用が増える高校生の事故も増加しています。(注1)
このような状況の中で、4月6日から始まる春の交通安全運動を前に自転車事故や交通マナーへの意識などの実態を浮き彫りにするため調査を企画、実施しました。

(注1)平成28年における交通事故の発生状況、子供等の交通事故について[警視庁]

<調査結果詳細>

【1】自転車事故の経験について
▼自転車事故に「遭いそうになった」経験は約6割。「遭った」経験は約3割。
▼特に20代の若者層(中でも女性)の割合が高い。

自転車事故の経験について、「遭いそうになった」(57.8%)という回答が約6割となり、「遭った」(31.4%)経験があるという回答も3割を超えた。年代別でみると、「遭った」「遭いそうになった」ともに20代で最も高く(40.0%、64.5%)、若年層での事故経験や未遂が多いことがわかりました。
また、年代が上がるごとに「遭った」「遭いそうになった」経験は減少する傾向になるが、60代以上のシニアで「遭いそうになった」経験がある人が増加する傾向となりました。

【2】自転車事故の対象物について
(【1】で「自転車事故に遭った」「自転車事故に遭いそうになった」の回答者)
▼自動車との事故が2倍以上。対自転車・歩行者は事故の潜在性が高い。

自転車事故経験者の対象物は、「自動車」が自転車や歩行者の2倍以上となり、事故の大きさが伺える。対象物が「自転車」「歩行者」の割合は、いずれも「遭いそうになった」経験(自転車43.8%、歩行者34.9%)が、「遭った」経験(自転車32.8%、歩行者20.4%)を大幅に上回り、対自転車、対歩行者の事故の潜在性の高さを感じさせる結果となりました。年代別では、30代男性、40代女性の対歩行者の「遭いそうになった経験」の高さが目立ちました。

【3】自転車での危険な行為
▼夜のライト無灯走行がトップ

自転車に乗っていて危険だと思う行為(複数回答)については、「夜のライト無灯走行」(58.8%)が最も多く、「携帯電話使用運転」(58.4%)、「信号無視」(57.5%)「歩道でのスピード通行」(56.0%)と続きました。また、年代別では、60代と20代に危険行為と感じる割合の格差が見られ、特に、「携帯電話使用運転」は、60代(71.0%)に対して20代(46.5%)、「歩道でのスピード走行」60代(66.5%)、20代(44.0%)と大きな差が見られました。主婦層に多い幼児二人乗せ運転は、30代(15.5%)と危険の意識が低い結果となりました。

【4】自転車の運転ルール
▼60代、知っている・守っているルールいずれも意識が高い

「車道の左側通行」は、知っている(83.1%)はトップなのに対し、守っている(57.4%)と大きな差が見られた。その他、差が大きかったのは、「歩道通行の禁止※」(知っている67.9%、守っている35.6%)、「傘さし運転の禁止」(知っている68.3%、守っている48.3%)などが上げられました。「飲酒運転の禁止」は知っている(79.7%)が3番目に高いが、20代での認知度が他の年代に比べて低い結果となりました。60代は、他の年代に比べて、ルールを知っている比率が全般的に高いことがわかりました。「守っているルール」では、30代男性、20代・40代女性の低さが目立ちました。

※「歩道通行の禁止」の例外
(1) 道路標識などで指定された場所
(2) 運転者が児童(6歳以上13歳未満)および幼児(6歳未満)
(3) 70歳以上の高齢者
(4) 一定の障害を有する身体障がい者
(5) 車道または交通の状況から見てやむを得ない場合
例) 道路工事や車の駐車等で左側通行が困難な場合など


<調査概要>
調査方法:ウェブにより実施。
調査期間:2017年3月13日~3月14日
調査対象:日常的に自転車に乗る方(週に1日以上)
有効サンプル数:1,000名
性別:男性:女性=1:1
年齢:20歳~69歳
地域:全国

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[KDDI]
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