「働く女性の仕事と家庭生活の両立」に関する意識・実態調査(共働きの30~40代既婚男女対象) 

2017年04月11日
エーザイ コンシューマーhhc事業部は、共働きの30~40代既婚男女500名を対象に「働く女性の仕事と家庭生活の両立」に関する意識・実態調査を行いました。

2016年4月に女性活躍推進法が施行されたことも記憶に新しい昨今。結婚・出産後も、女性が働きやすい環境で仕事を続け、また、女性管理職の増加が期待されています。仕事をしながら家事や育児など家庭との両立を図る働く女性たちの存在は、今後ますます増えることが予想されます。

今回、女性が結婚・出産後も正社員で働き続けている共働きの30~40代既婚男女500名に調査を実施。その結果、働く女性の多くが仕事・家庭生活のバランスに苦労しており、日常的に疲れを感じている実態が明らかになりました。

【調査結果】

はじめに、女性(妻)が結婚・出産後も働き続ける理由を男女双方にきくと1位は「金銭的事情があるから」(59%)という結果に。切実な家計事情が垣間見える一方で、2位には「仕事にやりがいを感じているから」(36%)を挙げた人も多く、女性が結婚後も「働くこと」へやりがいを感じている実態がうかがえます。

さらに結婚時の夫婦間のやり取りについてきくと、女性の約7割が「結婚後も正社員で働くことを希望した」(67%)と回答。一方、男性側も「妻が正社員で働くことを受け入れた」(87%)人が約9割と多く見られます。

さらに「今後も正社員で働き続けたい」女性は84%、「今後も妻に正社員で働き続けてほしい」と答えた男性も80%にも上っており、「結婚後も正社員で共働き」という夫婦のあり方が、30代40代の夫婦では受け入れられていることがうかがえます。

■ フルキャリ女性のワークライフバランス、54%が「仕事に比重」、「家庭が犠牲」の声も

今回の調査では、そんな結婚・出産後も正社員で働き続けるフルキャリ女性たちのワークライフバランスについてさらに深堀りしました。まず、「仕事」と家事・育児などの「家庭生活」において「自分の生活の中で時間を奪われていると思うほう」を選んでもらうと、「仕事」=54%、「家庭生活」=15%と仕事への偏りが見られ、「同等」と回答した人はわずか31%という結果に。

「家庭生活」に対しては「犠牲になりがち」(62%)、「より大事にしたい」(75%)という回答が多く見られ、仕事に時間を奪われがちで家庭生活が犠牲になっている…というフルキャリ女性たちのアンバランスさがうかがえます。

次に肉体的な疲労を感じるのはどちらかきくと、子どものいない女性は「仕事」が74%となり、圧倒的に「仕事」が体の負荷になっているという結果に。一方で子どものいる女性の回答は「仕事」(42%)、「同等」(30%)、「家庭生活」(28%)となり、仕事も家庭生活も双方が疲労の原因になっていることがわかります。

■ 家庭生活の分担は女性に偏りがち!? その疲れで6割以上が「職場で疲れ」の経験アリ

続いて、家庭生活における夫婦の役割分担の実態をきくと、「食事の支度」「洗濯」「掃除」などの基本的な家事は「自分が主に行っている」と回答した女性が6割以上という結果に。

また、妻が出産後も働き続ける夫婦のみに「育児」の分担をきくと、「夫婦で平等に分担」と回答した人はわずか14%。女性への偏りが多く見られます。さらに、8割近くの女性が「家庭生活の負担が自分に偏っていると思う」(77%)と考えており、「職場で家庭生活の疲れを感じたことがある」(61%)人も6割以上におよびます。

家事や育児でくたくたになり、仕事にも疲れが出てしまう…そんなフルキャリ女性たちの姿が浮かび上がりました。

■ 『ここぞ』という時の疲れ対策1位は「栄養ドリンク」!「女性に合ったデザインのもの」を求める声も

そこで疲れを感じた時に、フルキャリ女性たちがどんな対策を行っているのかきくと、「『ここぞ』という時」の対策1位は「栄養ドリンクを飲むこと」(33%)という結果になりました。

具体的には、「子どもが夜泣きして寝れなかったが、仕事で大事な会議があるときに気合いを入れるために飲んでいる」(35歳・子どもあり)、「仕事の残業が続いているけど、帰ってからも食事の片付けなどがあるとき。残業前に栄養ドリンクを飲む」(31歳・子どもなし)など、「仕事と家庭生活」双方の疲れを乗り切るため、上手に活用している人が多いようです。

そんな「栄養ドリンク」ですが、「本格的な栄養ドリンクのパッケージは男性的なイメージで手に取りづらい」(39%)という人は約4割見られ、フルキャリ女性たちの手に取りやすいものが求められているようです。


[調査概要]
・調査期間:2017年4月3日(月)~4月5日(水)
・調査方法:インターネット調査(当社調べ)
・調査対象:結婚後も妻が正社員として働く30~40代共働き夫婦250名
  出産後も妻が正社員として働く30~40代共働き夫婦250名 ※性・年代別均等割付

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