自転車のヘルメット着用に関する意識調査(日常的に自転車に乗る方対象) 

2017年04月27日
KDDIは、自転車死亡事故の6割を占める (注1) 頭部損傷事故の死亡割合を4分の1に低減する「ヘルメット着用」に注目が集まる中、日常的に自転車に乗る方を対象に、「自転車のヘルメット着用に関する意識調査」を実施しました。

注1)交通事故分析レポートVol.97 [公益財団法人 交通事故総合分析センター]

<おもな調査結果>

【1】ヘルメットの着用について、「かぶっていない」9割、子供に「かぶらせていない」7割超と非常に意識が低い結果となった。ヘルメット非着用で死亡割合が4倍というデータ (注1) もある中、命を守るためのヘルメット着用は定着していない。

【2】ヘルメットを着用しない理由について、「着用が面倒」(52.8%) が最も多く、さらに、「義務化されていないから」(40.2%)、「必要性を感じない」(32.9%) と続き、安全性の意識は低い傾向。

【3】子供にヘルメットを着用させない理由について、「義務化されていないから」が約4割で最も多く、「子供が着用を嫌がる」、「必要性を感じない」(共に27.3%) と続いた。少数派の「危険だと思わない」(5.5%) においては、中学生 (12.2%) が約1割で、他の年齢層より大きく上回った。

<調査結果詳細>

【1】ヘルメットの着用について
「かぶっていない」9割超。子供に「かぶらせていない」7割超。
「自分でヘルメットをかぶっている」(8.0%) という回答が1割を切る結果となった。また、「子どもにかぶらせている」は25.5%と、4人に1人しか子供にヘルメット着用させていない結果となり、全体的に子供へのヘルメット着用の意識が低い傾向が浮き彫りとなった。また、子供の年齢層別では、子供が未就学児は57.7%と半数を超えたが、小学生 (46.9%)、中学生 (32.8%)、高校・高専 (18.2%) と年齢が上がるほど着用の割合が低下し、自転車事故が増える高校生では2割を切る結果となった。ヘルメット非着用で死亡割合が4倍というデータ (注1) もある中、命を守るためのヘルメット着用は定着していない。

【2】ヘルメットを着用しない理由について
(【1】で「あなた自身がヘルメットをかぶっていない」の回答者)

半数が「着用が面倒」と感じている。
「着用が面倒」(52.8%) が最も多く、「義務化されていないから」(40.2%)、「必要性を感じない」(32.9%) と続く。
どの年代も約5割が着用の面倒さを感じているが、特に20代女性 (60.2%)、60代女性 (59.2%) は、約6割と他の年代に比べて高かった。

【3】子供にヘルメットを着用させない理由について
(【1】で「子供にヘルメットをかぶらせていない」の回答者)

「義務化されていないから」が約4割でトップ
「義務化されていないから」(37.1%) が最も多く、特に親の年代が50代で45.4%と高かった。
続いて、「子供が着用を嫌がる」「必要性を感じない」(共に27.3%) があがり、「子供が着用を嫌がる」の回答では、30代 (41.5%)・40代 (38.8%) において高く、また、「危険だと思わない」では、子供の年齢層において、中学生 (12.2%) が他の年齢層を大きく上回った。


【調査概要】
調査方法:ウェブにより実施。
調査期間:2017年3月13日~3月14日
調査対象:日常的に自転車に乗る方 (週に1日以上)
有効サンプル数:1,000名
■回答者プロフィール
性別:男性:女性=1:1
年齢:20歳~69歳
地域:全国

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[KDDI]
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