「自宅の洗濯・クリーニング・コインランドリー」についての調査(20~60代女性対象) 

2017年04月06日
千趣会が運営するベルメゾン生活スタイル研究所は、「自宅の洗濯・クリーニング・コインランドリー」についての調査を実施。

働く女性の時短家事のニーズ、夜間の洗濯禁止や外に洗濯物を干せない住宅事情、服装のカジュアル化などライフスタイルの変化によって、イマドキの洗濯事情はどうなっているのでしょうか。
今回のアンケートでは、自宅での洗濯、クリーニング店、コインランドリーについてベルメゾンデッセ会員に聞いてみました。
●調査は21017年2月22日~3月9日にインターネットで実施。20~60代女性3642名の回答結果を集計しました。

【調査結果】

◆7割弱が「毎日」洗濯をする。

どのくらいの頻度で洗濯をしているのか尋ねたところ、全体の68.6%が「毎日」洗濯をしていると回答しました。
「週4~6回」の12.1%を合わせると、8割が週4日以上洗濯している結果となりました。
「毎日」の回答が最も高いのが30代の76.6%で、最も低いのが60代の52.9%となりました。

◆4人に1人は、夜8時以降に洗濯。

洗濯をする時間帯は、全体の「~7時台」の33.4%と「8時~11時台」の34.4%を合わせた67.8%が午前中に洗濯をしています。
「20~21時台」14.1%と「22時~」10.3%を合わせた24.2%は、夜の8時以降に洗濯していることも分かりました。

◆3割が、日常的に洗濯物の室内干し。

洗濯についてあてはまるものを尋ねたところ、全体で最も多かったのが「①ネットに入れて分け洗いをしている」83.2%、次いで、「②香りつきの洗剤や柔軟剤を使う」66.5%、「③お気に入りの衣類や色落ちのするものは別洗いをしている」55.9%と続きました。
年代によって違いが見られたのは、「②香りつきの洗剤や柔軟剤を使う」、「③お気に入りの衣類や色落ちのするものは別洗いをしている」、「④洗濯機の洗濯槽のお手入れをしている」、「⑧取扱い表示マークの指示に合わせて洗濯をする」の4項目。「②香りつきの洗剤や柔軟剤を使う」では、20代が高く60代で低くなっています。「③お気に入りの衣類や色落ちのするものは別洗いをしている」と「⑧取扱い表示マークの指示に合わせて洗濯をする」は、年代が上がるにつれて高くなっています。「④洗濯機の洗濯槽のお手入れをしている」では、20代だけが低くなっています。また、「⑩洗濯物は日常的に室内に干している」では、年代に関係なく約3割が日常的に室内に干していることも分かりました。

◆3人に1人が、ふとん・毛布・カーテンなど大型の物を洗う目的でコインランドリーやクリーニング店を利用。

この1年に、ふとんや毛布、カーテンなど大型の物を洗ったのは、全体の83.6%。年代別にみると、「洗った」の割合が最も低かったのが20代の72.0%。年代が上がるにつれ「洗った」の割合が高くなり、最も高かったのが60代の87.6%でした。9割以上が「家の洗濯機」で洗っていますので、コインランドリーやクリーニング店は併用した利用となります。コインランドリーやクリーニング店の利用しているのは、年代による違いはなく全体の34.6%(複数利用も1人とした純人数ベース)で、3人に1人が大型の物を洗うためにコインランドリーやクリーニング店を利用しています。

◆1年以内の「クリーニング店」の利用は9割弱、「集配・宅配クリーニング」は共に1割未満。

クリーニング店、集配クリーニング、宅配クリーニングの利用状況を尋ねたところ、この1年にクリーニング店を利用したのは、全体の86.4%、集配クリーニングは7.7%、宅配クリーニングは6.5%でした。1年以上前も含めた集配と宅配クリーニングの利用経験は、集配20.4%、宅配15.7%と2割程度の利用経験率でした。
クリーニング店、集配クリーニング、宅配クリーニングの利用状況では、年代による違いは見られませんでした。

◆20代の4割が「宅配クリーニング」を知らない。

集配クリーニング、宅配クリーニングの利用経験がない人に、どの程度知っているかを尋ねたところ、全体の7割以上は集配・宅配クリーングの存在を知っているものの、知らないの回答も集配で17.1%、宅配で25.3%ありました。年代別では、集配・宅配クリーニグとも、年代が上がるほど「知らない」の回答は少なくなります。集配クリーニグで「知らない」の回答が20代の35.5%に対し60代の9.3%、宅配クリーニングでも20代の40.6%に対し60代の17.3%と認知率に大きな差が見られます。

◆クリーニング店の利用、「年に1~2回」が5割で最多。

この1年にクリーニング店を利用した人の利用頻度は、最も多かった「年に1~2回」の48.3%と2番目に多い「2~3か月」の29.9%で全体の8割となり、月に1回以上利用する人は2割程度となりました。クリーニング店利用頻度では、年代による違いは見られませんでした。

◆この1年に「コインランドリー」を利用したのは、4人1人。

この1年にコインランドリーを利用したのは、全体の25.9%で、1年以上前に利用したの35.9%を合わせると、コインランドリーの利用経験は62.8%となります。この1年のコインランドリーの利用では、最も多い20代の29.5%に対し最も低い60代で20.9%と利用率にやや差が見られるものの、1年以上前の利用も合わせると、20代で61.7%に対し60代で64.1%と利用経験率は同程度となります。

◆コインランドリーを利用する理由は、「毛布やブランケットなど大型の物を洗うため」が71.1%でダントツ1位。

この1年にコインランドリーを利用した人の利用理由で最も多かったのが、「毛布やブランケットなど大型の物を洗うため」が71.1%でダントツ1位、次いで、「梅雨時期や雨が続く時期に乾燥までできるため」39.0%、「クリーニング店に出すより安上がりになるため」23.7%と続きました。「その他」の回答では、旅行先で利用した、洗濯機が故障したのでという理由が目立ちました。
年代による利用理由の違いは見られませんでした。

◆コインランドリーを利用しない理由のトップは、「家の洗濯機で充分なので」の79.0%。

コインランドリーを利用したことのない人の理由で圧倒的に多かったのが、「家の洗濯機で充分なので」79.0%、次いで、「衛生面で不安があるので」56.1%、「お金がかかるので」、「コインランドリーまでの持ち運びが面倒なので」、「洗濯が終るまでの待ち時間がもったいない」がほぼ同スコアで続きました。50・60代では「衛生面で不安があるので」が高いのに対し、20・30代では「お金がかかるので」「コインランドリーまでの持ち運びが面倒なので」で高くなる傾向が見られました。

◆6割が「以前より、コインランドリーが利用しやすくなった」

以前よりコインランドリーが利用しやすくなったと感じているのは、全体の64.3%(「そう思う」17.9%と「わりとそう思う」46.4%の合計)。年代別でみると、60代が全体より10ポイント低いものの、20代から50代は全体と近いスコアになっています。
コインランドリーのイメージの自由回答からは、「汚い、こわい、暗い、狭い、単身者・学生・男性が使う場所」のようなよくないイメージとそういうイメージを払拭するような、「おしゃれ、安心、きれい、便利」などよいイメージのコメントに分かれました。

◆20代の4割弱が、今後コインランドリーを「利用したい」

今後のコインランドリーの利用意向は、「利用したい」「どちらともいえない」「利用したいと思わない」がそれぞれ3割台と回答が分かれました。年代別にみると、利用意向の最も高かったのが20代の38.3%。年代が上がるにつれて利用意向が低くなり、最も低かったのが60代の24.8%でした。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ベルメゾン生活スタイル研究所]
 マイページ TOP