投資に関する調査(20代~60代男女対象) 

2017年05月18日
ロードスターキャピタルは、20代~60代の男女600人を対象に、投資に関する調査を実施しました。

調査の結果、20代は約1割がフィンテック投資(ソーシャルレンディング・ビットコイン・ロボアドバイザー)の投資経験を有していることがわかりました。また、ソーシャルレンディングについては7割以上が興味があると答えています。
フィンテックによりスマホで様々な商品に少額から投資可能になったことから、若年層を中心に新しい投資への関心が高まっています。2017年に入り、中高年層にもソーシャルレンディング投資が拡大しつつある傾向が見られており、フィンテック投資が更に浸透する一年になると考えられます。

<調査結果サマリ>

【20代、30代の特徴】
・20代の59%の人が、直近半年間で10万円以上資金を追加。
・投資の目的は、結婚資金や教育費などの新婚期から子育て期のライフステージに応じたものが多い一方、20代の40%にのぼる人が老後の生活資金を目的として投資している。また、資産の分散や節税、勉強のためといった意識の高さも特徴。
・少額投資、積立投資ができる商品のニーズが高く、スマホやアプリ対応を求める声が多い。
・20代はフィンテック投資も含めて最も投資対象を分散化している。
・投資リターンは若年層ほどプラスになる傾向。20代は79%の人がプラスと回答。
・ソーシャルレンディングについては20代の74%の人が興味ありと回答。

【40代以上の特徴】
・年代が上がるにつれて、投資の目的は老後の生活資金目的が増加。
・60代はいつでも解約ができる流動性の高い商品を好む傾向。
・投資対象は株式や投資信託など伝統的な商品に集中している。

【年代共通の特徴】
・投資の目標とする年間利回りは約5%。
・通算の投資リターンは全世代で60%以上の人がプラスになっている。

<調査結果>

【①投資家の投資額分布】
・20代は54%の人が投資額100万円未満。

【②直近半年の追加資金】
・20代は59%の人が、直近半年間で10万円以上資金を追加。

①②に関する考察:
20代は30代以上と比較すると投資総額は少ないが、追加資金は同水準以上。
投資のモチベーションは高いが資金力を鑑みると少額投資のニーズが強いと考えられる。

【③投資の目標年利回り】
・中央値は各世代5.0%前後で大きく変わらない。

③に関する考察:
投資家の目標年利回り5%は、ソーシャルレンディングとの親和性が高い。

【④投資の目的】
・20代、30代は結婚資金や教育費など新婚期から子育て期のライフステージに応じた目的が多い。一方で、20代ながら既に老後の生活に備えて投資している人も40%にのぼる。また、資産の分散や節税、勉強のためといった意識の高さも20代、30代の特徴。
・年代が上がるにつれて、投資の目的は老後の生活資金目的が増加。

④に関する考察:
賃金上昇の鈍化や年金制度が不透明化しつつある昨今、将来を見据えた資産形成の必要性や意識の高まりが若年層に広まっており、貯金から投資への資金移動が拡大していくことが考えられる。

【⑤投資の傾向】
・20代、30代は少額投資、積立投資ができる商品のニーズが高く、スマホやアプリ対応を求める声が多い。
・60代はいつでも解約ができる流動性が高い商品を好む傾向。

【⑥過去に投資したことがある、もしくは現在投資している商品】
・60代の投資対象は、株式や投資信託などいわゆる伝統的な投資商品に集中している。
・20代は、フィンテック投資も含め投資商品を最も分散させている。

⑤⑥に関する考察:
・スマホネイティブ世代の20代は情報感度が高く、新しい投資に関して積極的で少額から積立、分散投資を意識している。
・60代が株式や投資信託が多い理由は窓口や電話を通した取引が主流だったことが考えられる。また、老後の生活資金や相続が主な目的になるため、解約時期をコントロールできる商品の人気が高い。

【⑦通算の投資リターンがプラスの割合】
・全世代で60%以上の人が通算の投資リターンがプラスになっている。
・若年層ほど投資リターンがプラスになる傾向。20代は79%の人がプラス。

④⑤⑥⑦に関する考察:
スマホネイティブ世代の20代はマネーリテラシー向上のモチベーションが高く、長期の資産形成を念頭に分散投資している。結果的に投資の三原則の「分散、長期、複利」を実行する形となり、通算でプラスになる傾向が出ていると考えられる。

【⑧ソーシャルレンディングの興味・関心】
・50代以下の年齢層で半分以上の人がソーシャルレンディングに興味を持っている。
・特に若年層は高い数値になっており、20代は74%の人が興味ありと回答。

【⑨OwnersBookの投資家増加数】

⑧⑨に関する考察:
・2015年までのソーシャルレンディングは、株式や投資信託、実物不動産、J-REIT等の既存投資商品に投資をしている大口投資家が分散投資先の一つとして選択していた。
・2016年になると、THEOやウェルスナビがリリースされる等、投資領域におけるフィンテックが徐々に拡大。若年層はいち早く反応。
・2017年に入り、40代以上の中高年層にも徐々にソーシャルレンディングが広まりつつある。


【調査対象】
対象条件:投資をしたことがあると回答した、20 代から 60 代の男女
実施期間:2017年3月30日
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
有効サンプル数:600 サンプル

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ロードスターキャピタル]
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